スタティックディスチャージャーの耐久性を求めて

以前にアルミワイヤーと銅ワイヤーの合わせディスチャージャーを製作しました。



導電率でいくと2番目と４番目の組み合わせなので、ほぼ理想に近い組み合わせ。



ただ問題なのは、御存知の方も多いと思いますが、銅は腐食しやすい素材。
特に湿度が高いと益々進行してしまいます。腐食すると自慢の導電率も落ち、意味が無くなってしまいます。

実際にボディ下回りに取り付け、２週間で、銅が黒ずんで来ました。

同時期に付けたエンジンの方は、エンジンの熱で水分も飛ばすので、変化はありません。

そこで今回は導電率はアルミより下になりますが、腐食しにくい黄銅とアルミを組み合わせ、ディスチャージャーを作ってみました。





黄銅はアルミより導電率は低いですが、アース用のボルトとして使われる程、電気的には安定した導通を実現します。



ただ異種金属の組み合わせでの腐食性を見ると、電解溶液内の腐食性(ガルバニック腐食)では、電位差が大きい為、最悪の組み合わせ。

今回は、これを逆手にとり考えてみました。

電位差が大きいという事は、静電気のイオンも流れやすくなるのではと考えました。

基本、雨ざらしにならなければ、効率の良い放電が可能なのでは？と考えました。

雨ざらしにはなりませんが、水分がかかってもいいように、熱収縮チューブを被せちゃいました☺️





早速、既存のディスチャージャーと交換してみましたが、効果としては変わらず安定しております。




あとは経時変化を見ていきます。

あくまでも実験段階ですので、まだ真似しないようお願い致します🙏





コッペパパ