
第40回 2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤーにRAV4が選ばれ、所有者としても嬉しいです。
カー・オブ・ザ・イヤー受賞ということで、これを機会に、レビューという程の物でありませんが、RAV4は良い車ですが、多少の気になる点もありますので、挙げてみたいと思います。
■エンジンの振動
1つめは、2.5ハイブリッドはエンジンの振動が結構大きいという点です。
時速30km位で、アイドリングストップからエンジンが始動する時に、アクセルペダルがブルっとします。
選考委員の西村 直人氏のコメントでその点が指摘されています。
>ハイブリッドモデルも魅力的だが20~40㎞/hあたりへの加速時に細かな振動がフロアやステアリングに発生。ここが惜しい。
競合車種のホンダ CR-V ハイブリッドは、この速度域ではエンジンは発電しているだけなので、振動は気にならず、トヨタのハイブリッドでもプリウスの1.8リッターは、加速力不足の感じはありますが、ここまでの振動は出ないので、RAV4 2.5ハイブリッドで気になる点です。
一般道で試乗した限りでは、パワートレーンはCR-Vの方が良いと思ったので、購入時には悩みました。
ただCR-Vは高速道路ではエンジン直結になるのでエンジン回転数が高めになり、高速道路ではRAV4の方が優位になるはずです。
マツダ CX-5、三菱 アウトランダーPHEVと比べると、車のボディー剛性、ハンドリング、サスペンションのドタバタ感、運転支援装備など、設計が新しいRAV4とCR-Vの方がワンランク上になっています。
RAV4は、2リッターのガソリンもあり、こちらはアイドリングストップが付いていないので、逆にエンジン始動時の振動は気にならないと思いますので、価格差もあり、 2.5ハイブリッドと2.0ガソリンのどちらを選ぶかが悩ましい所です。
日産 エクストレイルは試乗していませんが、2.0ガソリンで価格帯が近ければRAV4の方が優位になりそうです。
PHVであれば、低速時にエンジン始動をしなくても済むと考えると、振動も気になりにくくなると思いますので、価格がどうなるのかや使用用途等もありますが、来年発売予定のRAV4プライム(PHV、PHEV)も魅力的だと思います。
現段階で選ぶとなると、CR-Vと比べると車としては互角ですが、CR-Vの欠点としては、ナビが画面が小さくディーラーオプションのようなものが標準装備されて選択の余地がないこと、パーキングセンサーとデジタルインナーミラーがディーラーオプションで割高なので、RAV4がベストだと思います。
■パノラミックビューモニターなし
2つめとしては、パノラミックビューモニターが装備されていない点です。
発売時期の問題だと思いますが、2019年発売の車種で、パノラミックビューモニターを装備できないのは、時代遅れの感じがあります。
C-HRではマイナーチェンジでは装備されていますので、今後、RAV4にも年次改良かマイナーチェンジで装備されるはずです。
今の所、ナビが別売りになっているので、社外品のナビを搭載できますが、今後は、ディスプレイオーディーの標準化で社外品ナビを付けられなくなりそうなので、社外品を付けたい人は今買った方が良さそうです。
社外品ナビを付ける予定がない場合は、来年のPHV発売の頃までは様子見というのもありだと思います。
また、BMW 3シリーズ セダンに最高得点を投票した、萩原 秀輝氏のコメントでは
>ハンズ・オフ機能付き渋滞支援機能やパーキング・アシストのためのカメラをドライブ・レコーダーとして活用可能な機能も用意。
とあります。
最近は車にカメラが多数搭載されているので、自動ブレーキのカメラ、デジタルインナーミラー、パノラミックビューモニターのカメラを装備すれば、技術的には、ドライブレコーダーの機能の標準装備も可能になっていて、別売りのものを買わなくても済むというのも近々実現されると思います。
現状は、ナビ、ETC、ドライブレコーダーをディーラーオプションで装備すると、結構な金額になる上に、パノラミックビューモニターが装備できません。
欲を言えば、パノラミックビューモニターとドライブレコーダーは、標準装備にして欲しかったと思います。
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Posted at
2019/12/07 23:06:38