
前半は天気に恵まれずドライブとしてはイマイチでしたが、後半はなんとか楽しめる程度には天気が持ってくれました。
昨夜からの雨が嘘のように、法体園地キャンプ場に降り注ぐ朝陽。
ここは鳥海山麓だけあって生き物も豊富です。
こんな変な生き物も…。
なんでしょうかこれ。糸くずのようですが、よく見るとゆっくり蠢いています。ハリガネムシのような線虫のような真っ白な何かです。
ちなみに法体園地キャンプ場、無料のキャンプ場なんです。しかも広い駐車場に公衆トイレ、水場、さらには綺麗に整備されたフリーサイト、極めつけは法体の滝。本当に無料でいいのってくらいに素敵なキャンプ場です。
そしてクルマ好きとして嬉しいのは、このキャンプ場では滝をバックに愛車の写真が撮れることです。たぶん日本中探しても、滝と一緒に写せる場所はそうそう無いのではないでしょうか。
園地での写真撮影もほどほどにしてどんどん北上します。鳥海山までは訪れたことがあったのですが、ここより北は私的未踏の地です。昼前には八郎潟までやってきました。
干拓地だけあって北海道ばりの直線道路ばかり。雰囲気はもはや道東。中標津あたりにそっくりな景色です。終わりの見えない直線道路。
これまた北海道のように居住地域とそれ以外がはっきりしており、住宅と商業施設は八郎潟西部の大潟村役場周辺に固まっています。碁盤の目状の道路といい防風林といい、やっぱり北海道みたいな雰囲気です。ちなみに写してませんが大潟村の民家は何故かどれもものすごく大きいです。3階建てとか普通。みなさん開拓の立役者なのでしょうか。
花いっぱい。こんな素敵な道もありました。
春には桜と菜の花だそうです。
さらに北上して青森県に入ります。昼食はちょっと遅めに「道の駅 風合瀬いか焼き村」で。ずっと”ふあせ”だと思ってたんですが、”かそせ”って読むんですね。風と風とが出会う海。風流な名前です。
ここのいか焼き、駅名になっているだけあってびっくりするほど美味しいです。写真で1人前。美味しすぎて思わずおかわりしました。
ちなみに食べた後に思い出したのですが、実は私、いかアレルギー持ちなのでした。
昨年の能登島釣行の際にしこたまアオリイカを喰らったところ、許容値を突破したらしく見事に発露しました。
幸い今回はおかわりしたとは言え許容値以下に収まったらしく無事でしたが、要するにアレルギーを忘れ去るくらい美味しかったということです。
さらに北上を続けます。
鰺ヶ沢を抜けてこのあたりは津軽半島西部の湿地帯。メロンロードという快走路です。正式名称は屏風山広域農道というそうです。良好な舗装と線型、見通しに加え、途中に展望台もありますのでドライブ向きの道です。
夕方になってやっと竜飛崎までたどり着きました。楽しみにしていた途中の竜泊ラインはあいにくの濃霧で楽しめず。
海峡の向こうに見えるは北海島松前半島。国際海峡だけあって浦賀水道の比ではありません。もし歴史が少しだけ違っていたら、あの地は日本じゃなかった、なんてifを考えると、新海誠監督の名作「雲のむこう 約束の場所」を思い出します。
背の高い木々が無く、風車と鉄塔が目立つこの景色は、まさに風の岬といった感じです。日が沈みかけていたので、山の印影が映えます。
少し南に戻ってこの日は小泊半島に宿を取りました。ここは割と規模の大きい港で、マグロ釣りのプレジャーボートの基地になっているようです。関東をはじめとする県外ナンバーがたくさんいました。
続きます。
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Posted at
2020/10/16 13:31:00