先日の三陸釣行では見事に爆死しました。。。
今回はその後の調理の様子をお送りします。
私の釣果は二日間でたった2匹だけ。
しかし納竿の時、こう思ったのです。
逆にこれだけ貧果ならば、一匹にかける調理時間を潤沢にとれて、ちょっといい料理が作れるんじゃないかと。
そう、釣り人にプラス思考は必要不可欠なのです。というかプラス思考のクセをつけておくと、釣りに限らず大抵のことはうまく行くと思います。物事がうまく行ったか行かなかったかは、その物事の結果の受け取り方次第だと思うのです。
さて、この釣行の際に寄った道の駅「高田松原」でこんな食材を買ってきました。
ホタテの甘さ!アサリの旨味!幻の貝!しかも半額!
もう買わなきゃいけない要素しかありません。
このイシカゲガイ、初めて見ましたが矢張りレアな貝のようです。基本的には天然もので、養殖されているのは陸前高田の広田湾だけだそうです。楽しみです。
ということで今回はだいぶテキトーですがコース料理にしました。
前 菜:野菜室にあった相当前のレタスちぎったやつ
スープ:クロソイのアクアパッツァ
魚 :メバルのポワレ バルサミコソース
パスタ:イシカゲ・ビアンコ
まず魚の下処理をします。
見てくださいこの綺麗なエラの色。
こういう鮮度抜群の魚を食べられるのは釣り人の特権です。
実はこのメバル、全長25cmもありまして、地味に自己記録更新だったりします。このサイズとこの鮮度なら普通に値が付くレベルで、食材としては上物です。
下処理完了。
クロソイはアクアパッツァなので鱗と内臓の除去だけ。メバルは3枚おろし。
いつもなら骨は捨ててしまいますが、今回はアクアパッツァがあるのでそれに投入できるようメバルの骨から出汁を取りました。
アクアパッツァの材料勢ぞろい。
クロソイの表面に焼き目をつけたら、あとは材料をぶっこんで煮るだけです。
クロソイのアクアパッツァ完成しました~。
彩りもさることながら、いろんな旨味が重なり合ってとても美味しいです。
実はクロソイは身自体の味はそれほどでもないのですが、アラから非常に良い出汁が取れます。私が経験した中ではヒラメと並ぶ出汁のツートップです。なのでアクアパッツァとかマース煮みたいな出汁の旨味が活きる料理が向いています。
次はメバルのポワレを作ります。
ポワレだなんて言うとハイカラな感じがしますが、実際やってみると思っていたより全然簡単でしたのでときどき作っています。美味しく焼くには鉄フライパンは欠かせませんが、鉄フライパンもちゃんと使えばくっ付かないし錆びないしで、こちらも思ったより使いやすいです。
鉄フライパンは使いづらそうと思っているあなた、コロナ禍での巣ごもりに鉄フライパンでお料理でもいかがでしょうか。
皮目だけ小麦粉つけて。
じっくり焼きます。焼き目が美味しそうです。
このあとお皿に盛り付けて、調子乗ってバルサミコソースをフレンチ風に垂らしてみましたが、センスのない素人がやってはいけません。猛烈にひどい絵面になりましたので載せないことにします。大人しくダラダラ掛けとくべきでした。
でもお味はもちろん最高でした。お魚は皮目も食べるに限ります。
最後はイシカゲ・ビアンコ。
イシカゲガイはこんな感じ。なんかすごいだらしない感じの貝です。ちなみに本来のイシカゲガイはもっと大きいようで、これは何かの理由(忘れました)で出荷せざるを得なくなった稚貝だそうです。
生産者の方には申し訳ないですが、普通の二枚貝に比べて足が異常に大きいのでちょっと気持ち悪いです。。。でも非常に身離れがよく調理が楽です。貝から取り外すというよりむしろ勝手に離れてくれます。
イシカゲ・ビアンコのできあがり。
うん、なかなか美味しいです。
でもちょっと期待値を上げすぎた気がします。びっくりするほどの味ではなかったです。ただホタテの甘さとアサリの旨味というのは言わんとすることは分かりました。確かに味はアサリに近い感じですが、アサリに比べ甘みが強いです。また、貝のひものような確りした歯ごたえがあります。
たぶんちゃんとした大型の成貝を使ってプロの料理人が調理すれば相当に美味しいものになるのだと思います。こんど成貝を見つけた時は迷わず購入してみようと思います。がんばれ東北の一次産品!
イシカゲガイの個人的評価
食 味:○
食 感:◎
見た目:×
調理しやすさ:◎
価 格:△
※アサリを全部○とした場合
Posted at 2020/12/19 22:30:07 | |
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