
このブログは、こないだ色々と親切な"アドバイス"DMを送ってくれた方へ送る内容になります。
とはいえ、あれから自分のことをチェックしているかわかりませんので、まぁそしたら自分への記録用として残します。
ちなみにその方は、自分が自慢気に「ドアはあえてデッドニングしてません」と書いてあったのを読んで、「この人は何も知らない可哀想な人だ」と思ったのか、ドアデッドニングの重要性について色々な理論を交えて教えてくれたのですが、自分はオーディオ知識素人ではありますがそこまでバカではないので一応理由があってデッドニングはしていませんでした。
とはいえその理由を自分の知識としてしっかり理解して、自分の言葉として説明できるほどではありませんでした。
今から約20年ほど前に、エイジュのスピーカーの開発者であり、エイジュの代表である川谷さんにお聞きした「エイジュのスピーカーはデッドニングしないで下さい」。
この言葉だけは今でもハッキリと覚えていて、理由などわからず守っていただけです 笑
ですが、今回その理由についてハッキリ解明しようと思い、川谷さんにメッセージを送って確認してみました。
(*PHASSもそうなんですが、エイジュもメーカーHPの問い合わせメールからの返信は、代表自らの返信が来ます)
川谷さんは、一個人ユーザーで素人の自分の質問にも非常に丁寧で長い説明をしてくれました。
ご本人に許可は取っていませんが、抜粋して載せてみたいと思います。
デッドニングの必要性の前にこのような説明が…
「小社としましては以下の如く考えています。
音源は振動帯である。これは楽器でも同じでと問えばクラシックギター、バイオリン等 絃が音源となってその音は胴をを伝って箱に伝わりその楽器らしい音色を作り出す。これは昔から続く大変重要な波動原理と考えています。」
はい、なんとなくのニュアンスしかわかりません 笑
つまり、スピーカーがついてるドアも使って音を鳴らす。ということでしょうか?
それならデッドニングをしない意味も合点します。
今現在、音量をそんなに上げなくてもドアを触れば震えていますし、外に音がダダ漏れなんで。
次に、
「正直、今は残念ながら高能率で波動波で駆動するスピーカーは現在では小社しか残っていないと思っています。
これはどういう事かと申しますと設計上 コーン紙の形状が筒状でなくホーンのように奥に行くほど絞りこまれている、コーン紙自体が非常に軽い材質でできている。この2点によりボイスコイルで作られた高調波振動を効率よく空気振動に変えられるという事です。対して現在の一般のスピーカーは形状が筒状で絞りがありません。これは何かというとボイスコイルのストロークを長くしてストロークで高調波を作る設計となっています。この為、能率が悪くコーン紙に係るストレスも大きくなるためにコーン紙には重い振動帯を使用せねばなりません。この両者比較において特に後者はそのユニット自身も重くなりストロークも長くなるために後ろに回るが逆相成分も多くなりこの振動を止めなければならなくなるわけです。
一般のお店はこれらの原理をどこまでご理解いただいているかは不明ですがデットニングは必須のような話をされてくることは良く伺う話です。
さて、話がそれましたが、小社スピーカーの場合のデットニングはどうするかといえば、私は不要な振動が発生している部分だけ止める。(内張との接合部・ドア内のワイヤーが鉄板にとこすれる振動 等)だけで充分と思っています。逆にうまく鳴らして音圧を上げ、倍音を殺さない といった対応をお勧めしております。併せ ドアを重くすることは反対です。
これが、小社の目指す自然な音づくりです。ご参考にして頂ければ幸いです。」
ということです。
この部分は、ニュアンスすらわかりません 笑
誰かホワイトボードで図も書いて優しく説明して下さいw
こんなん自分の言葉として、他の方に説明もできません…
ですが、結局のところ、今まで通り不要なデッドニングはしなくてよくて、どこかビビったりすればその部分だけ振動を抑えればいい。ということでいいのかと思ってます。
難しい作業ができない自分にはちょうどいいスピーカーです。
というか、自分にDMした方ももしかしたら、こういう情報をそのまま自分の知識のように丸写しして、自分に送ってたのかもしれませんね。
ネット上で色々意見する人の中には、「…と誰々が言っていた。」とか「…という記事を読んだことがある」とか言っている場合がありますし。
ちなみに、自分のスピーカーはエイジュが最初に販売したスピーカー(1997年)で、フェライトマグネット・ペーパーコーン(クルトミューラー)の同軸スピーカーですが、こちらのモデルも上記のコンセプトに沿って開発されたので大丈夫だそうです。
デジタル化の波とコロナ禍で、新モデルの開発や販売が止まっていたエイジュですが、アンプに関してはデジタル化に対応したアンプを開発・販売も始めたようです。
まぁ 価格はとんでもないこと(78万円)になってるので、自分には縁のない世界ですが…
で、スピーカーについては以前に販売した最終モデルがスピーカーとしてこれ以上のスペックのものはできない&今作ったらコストが凄くて価格が見合わない。という理由で、今後も新製品は作らないそうです。
みん友さんや自分の音を聴いたことある方の中にも、「デッドニングしたらもっといい音になるのに…」と思った方もいると思います。
それは、デッドニングしたらよくなるのではなく、自分のセッティングなどの他の要因で音が悪いだけのようです。
デッドニングという難しい作業は回避できましたが、川谷さんが仰っている
「うまく鳴らして音圧を上げ、倍音を殺さない」
ということをしなければならないようです。
でも、それはどうやってやればいいかサッパリわかりませんw
どなたかお詳しい方アドバイスお願いいたします。
Posted at 2024/04/12 07:49:12 | |
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