
自動車メーカー最大手が,ついに,「一充電当たりの航続距離も,バッテリ容量も最小限でいい」というコンセプトで,EVを市販するようで,大変うれしく思います。これでようやく,EVが安くなって,広く普及できるようになると期待しています。バッテリ性能が貧弱でも,100年以上前,T型フォードが量産されるまでは,EVはしっかり普及していたのですから。
もともとEVは,駐車中に細々と小電流で充電できる程度の電力容量で使用することで,はじめてCO2排出を抑えることができます。
経産省が掲げた,バッテリの高容量化と急速充電スタンドの設置整備は,化石燃料自動車のイメージを引きずった愚かな指針です。急速充電時の充電効率は,現時点で68%程度と試算され,急速充電でリーフなどを利用した場合,CO2排出量は20km/L程度のハイブリッド車の環境性能にとどまります。そのうえ,バッテリセルが早死にします。
台風の巨大さ,すさまじさに,ついに温暖化が閾値を超えたことを実感しています。来年のオリンピックのころに台風が立て続けに来襲するのではと心配です。
産業界は,まじめに努力してCO2を減らしているのですが,便利で快適な生活に慣れたことで,家庭からのCO2排出量の削減が進んでいません。
メガソーラーが捨てる余剰電力を充電してEVに乗りましょう。
PCはこまめに電源を切り,
小さなテレビでテレビ番組を鑑賞をしましょう。
PCやスマホでの動画鑑賞はやめましょう。配信サーバが大電力を消費し大量のCO2を排出しています。
そして,
夜は,早く寝ましょう。
夜明けとともに起きましょう。朝仕事は捗ります。
さて,前回の記事で,愛するコムスがCO2排出に関する環境性能で最新PRIUSに劣るという話で終わりました。
掲載した写真は,小生が運転した時のPRIUSの燃費データ画面です。
20km以上の距離を走行すれば30km/L以上の燃費性能です。先日,片道90km程度の走行で,40km/Lでした。電気自動車と同等,あるいはそれ以上の燃費です。
しかし,往復7km程度の走行では,14km/Lととんでもない燃費となります。
ご承知のように,PRIUSといえどもエンジンの高効率な安定動作のため,エンジンを暖める必要があって,それに燃料が使われるからです。
つまり,片道4km程度のチョイ乗りには,暖機運転の不要なコムスを使うべきだというわけです。
片道4kmなら,天気が良ければ,自転車や徒歩で行くべきですが,天気が悪かったり,急いでいたり,荷物が多い場合には,自動車を使いたくなります。そんな時に,コムスが最適なのです。このチョイノリ用途で使う限り,バッテリは10年もってくれそうです。
初代コムスのユーザーが10年目でバッテリのリフレッシュをしたとのことです。毎回,充電時にリフレッシュしてくれる第2世代コムスのバッテリ寿命はいかなるものでしょうか? 5年目の現在,バッテリメータ2目盛放電時の走行距離から推定するに一充電航続距離は60kmを超えています。
Posted at 2019/11/06 15:14:10 | |
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環境性能 | 日記