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2019年08月07日

3列シート・7人乗りは当たり前になっているトヨタ自慢のミニバン・ウィッシュ

3列シート・7人乗りは当たり前になっているトヨタ自慢のミニバン・ウィッシュ かつてトヨタが販売していたミニバンには、スポーティー性の強いウィッシュもあった
現在数多くのミニバンを展開しているトヨタ自動車は、2代に渡ってウィッシュというミニバンを生産販売していた。こちらは全幅が1.7以下に留まっていて、乗車定員は最大7人まで対応でき、スポーティー性が出るように設計している。最初は日本のみで展開しようと試みたが、しばらく経つとタイ、台湾でも生産販売することが決まり、とうとう香港、シンガポール、マレーシアでも展開することになった。

初代からプラットフォーム、ホイールベース、エンジン、快適装備にものすごくこだわっていた

ウィッシュの初代は2003年に誕生して、開発はフィールダー、ランクス、スパシオも手掛けたチーフエンジニアが中心となって行った。プラットフォームはトヨタ・MCプラットフォームが使われ、エンジンは直列4気筒 DOHCの1ZZ-FE型や1AZ-FSE型が用意され、駆動方式は前輪駆動・FFまたは4WDにすぐに切り替えできるものも採用された。サスペンションはリア部分が2WDと4WDが採用され、トランスミッションは4ATまたはCVTの2通りが設定された。なお初代ウィッシュは特別仕様車も考案され、2009年まで販売を継続することができた。

高い月間販売台数を定め、いくつものグレード構成を果たしてきた
販売を開始したウィッシュは、月間目標販売台数を7,000台に定め、ネッツ店とビスタ店に取り扱いを任命した。宣伝のキャッチコピーは「ザ・ピープルズ・カー」となり、グレード構成はベーシックな"X"、上級の"G"、スポーティな”2.0Z”、廉価グレードの“Eパッケージ”を定めた。

2代目に突入すると新しいテーマを手掛けて、改良すべき所を積極的に改良した

初代が終わった2009年に、ウィッシュはすかさず2代目へフルモデルチェンジした。この代でも高い月間販売目標を定め、「Smart Multi Player WISH」の趣旨を目指した。スポーティー性と快適性は前回を上回り、ここから優れた環境性能と高い動力性能を可能にするバルブマチックエンジンが加わり、新たな変速機・Super CVT-iも融合した。さらには安全面にも気を配って横滑り防止装置、SRSサイド&カーテンシールドエアバッグ、自動エンジンブレーキを装備してより充実した車を成し遂げた。

台湾に進出した時は、ハンドルの位置を変えて特別のエンジンを加えて求められるものを果たした
ウィッシュの展開は日本国内だけではなく、タイや台湾にも及んでいる。特に台湾ではタクシーとして使われることが多く、現地の道路事情に合わせてハンドルを左側に取り付ける、エンジンを直列4気筒DOHC 3ZR-FE型に設定する、全長を日本とは異なる4600mmにするなど、所々に台湾仕様を感じられるような工夫をしているのがわかる。COBBYによると、もちろんマイナーチェンジも行われて、フロント、リヤ、運転席、タクシー仕様において更なる改善を加えた。

ウイッシュにピッタリなアルミホイールを探してみよう

派生車は、同じくトヨタが手掛けていたミニバン・アイシスだった

これまで紹介してきたウィッシュと肩を並べた派生車は、同じくトヨタが手掛けるミニバンであるアイシスが当てはまる。こちらは日本国内のみで展開して海外へは輸出されなかったが、培ってきた案を所々に採用し、1から丁寧に設計したミニバンを目指した。エンジンはDOHCの2,000ccの1AZ-FSE (D-4) と1,800ccの1ZZ-FE、駆動型式はFFとアクティブトルクコントロール4WD、トランスミッションは無段変速機のSuper CVT-iまたはSuper ECTを兼ねている4速ATが使われ、サスペンションも前後で異なっている。出入りするのに欠かせないドアは、センターピラーがない観音開きのパノラマオープンドアが採用され、より広々とした印象が伝わってくる。

ウイッシュが終わってしまっても、現在大活躍しているプリウスαやシエンタに受け継がれた

2017年にウィッシュが完全終了してしまっても、現在トヨタにとって重要な戦力となっているプリウスαやシエンタに受け継がれた。具体的に説明すると、プリウスαはハイブリッドの要素が加わったステーションワゴンとなり、シエンタはコンパクトサイズの5ドアミニバンとなる。しかしどちらも今の車に求められるものをきちんと果たしていて、ハイブリッド車及びミニバン市場で立派な活躍を見せつけている。

結論から言うと、軽快な走りと快適な室内空間、高い剛性を兼ね備えた理想のミニバンだった
トヨタの立派なミニバンを務めたウィッシュは、全体的に評価してみるときびきびした走りや快適性能、低燃費、事故を避けるための安全性に磨きをかけていて、たくさんの人の需要に応えられるようなミニバンだった。たった2代だけで終わっても、トヨタのミニバンの歴史や業績に貢献したことには変わりない。
ブログ一覧 | トヨタ | 日記
Posted at 2019/08/07 14:09:04

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