皆様、ご無沙汰しております。
さて、昨年の修理で一年弱の間解消していた「セイノウテイカ」ですが、春の訪れとともに再発しました。
現在、ディーラーにて対策中なのですが、入庫時に聞いた話から私なりに現象を推定をしてみました。完全に素人の想像なので暇つぶし程度に読んでみてください。
E-PACEのディーゼルターボは、可変ジオメトリターボを採用していたと思います。可変ジオメトリターボに関してはググるとたくさん画像が出てくるので参照してもらうとして、簡単に言うと低回転時(排気が少ない)と高回転時(排気が多い)で、タービンへの排気の当て方を変更して加給効率を向上させる技術です。
どのタイミングで切り替えが発生するのかは不明だし体感もできないのですが、この切り替え時にエラーを検出すると「セイノウテイカ」が出るのではないかと推定しています。通常、エンジンスタート→アイドリング時は低回転モードだと思われるので、次に高回転モードに切り替わるときにうまく切り替わらない、あるいは切り替わるのに通常より時間がかかるなどでECUがエラーを検知しているのではないかと思います。
#「セイノウテイカ」と表示される事象は他に何種類もあるかもしれません。
そう考えると一日の中で朝の使い始めの時によく出るのも頷けますし、クリープで発進するときではなく最初の交差点等である程度踏んだ時に出ているような気がします。
一旦エンジンオフするとエラーが消えますが、エンジンオンの間はエラーを保持するようです。そのオン期間に切り替え異常が何度も発生しているのか、最初の一回だけなのかはわかりません。診断機でエラーログを見ればわかるのでしょうけど。
毎回エンジンオンの度に出るわけではなく、むしろ2回目以降は出ないことが多いことから、一度切り替われば以降はうまく動いているのではないかと思っています。つまり、何か動きが渋い部分があるけど、一度動き出すと正常に動作しているのではないかと思います。あるいはだんだんスムーズになるのかもしれません。
では、切り替えが全く動作しなくなる(固定される)と何が起きるでしょう?
一番ありそうなのは低回転モードに固定されてしまうことです。その場合低回転運転時は特に問題ありませんが、高回転時に十分な排気流量が確保できなくなり、ある一定以上エンジンの排気圧が高まるとウェイストゲートで排気をターボ外に逃がすことになるのではないかと思います。つまり、高回転時の排気エネルギーを十分にエンジンパワーに変換できず出力が損なわれることになります。が、街乗りでは高回転はほんの一瞬だし、パワーが落ちるというより伸びなくなると思うので、ほとんど影響ないように思われます。高速走行も、負荷が高くない平地ではシフトアップによってエンジン回転は2000rpm程度に抑えられるので、ほとんど影響ないように思えます。合流加速や追い越し加速とか、長い上り坂などで力不足(伸び不足)を感じるかもしれません。
逆に、可能性は低そうですが高回転モードに固定されることもあるかもしれません。この場合は、低回転時に十分な排気圧が得られずトルクが出ないと思うので、もう走り出しから体感できそうです。ただ、メーカーの安全に対する考え方次第ではありますが、この場合でもエンジンがかからないとか、全く力が出ずに走れないとかにはならないのではないかとジャガーを信じています。
可能性だけであれば、両モードの中間のどこかで固定される場合も考えられます。この場合は上記の間のどこかで運転することになり、体感できるかどうかは程度次第でしょうか・・・
などと修理中にだらだら妄想していますが、私のE-PACEは特に体感できないのと、2回目以降は出なくなることが多いことから、低回転モードから高回転モードに切り替わるのが渋い時があるが、一度動き出すと正常動作するということだと思います。また、この現象によって全く走れない状態になるとは考えにくいということになります。
とは言えエラーの原因がこれだけとは限らず、場合によっては危険な状況も起こりえますので、皆さんの愛車にエラーが出た時にはすぐにディーラーにチェックしてもらうことを強くお勧めします。何よりメッセージのカタコト具合がなんとも気持ち悪いですよね(^^;
Posted at 2022/05/27 14:24:59 | |
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