
先週の日曜フォーラムで電気自動車(今時EVと言うみたいですが)についてやっていたのをたまたま見たのですが、色々面白い事を知り、色々考えさせられました。EVはハイブリッドカーのようにエンジンを使わないので二酸化炭素の排出量はゼロ。まぁ二酸化炭素や有害物質を排出しないといっても電気エネルギーを生産している時点で地球に負荷がかかっている事に変わりはないんですがね。でも燃料電池車ほどコストがかからず、既存のインフラ設備でまかなう事が出来る、など様々なメリットを持っています。バッテリーの耐久性、充電のスピード、モーターの性能、航続可能距離など技術革新で性能が向上し、今存在するエコカーの中では一番現実的なものになってきました。ランニングコストも燃料代はガソリン車と比べればずっとEVの方が安くできます。今一番の課題はバッテリーのコストで、車体価格の2/3をバッテリーが占めているんだそうです。量産化などでコストを落としていくしか無いようですが、それでも軽自動車を流用したもので200万円ぐらいになります。日本では高~い税金を払わされてクルマに乗ってるんだからEVではそれ相応の優遇措置をとってやれば原油高も追い風になって普及していってくれるはず。
自動車のデザインも大きく変わってくるでしょう。バッテリーは板状でコンパクト、動力源はモーターでインホイールタイプであれば車としてのパッケージングもかなり効率的なものになります。極端に言えば人とタイヤが収まるような空間さえあれば良いわけですからね。クルマ自体が非常にコンパクトなものに出来るでしょう。クルマ好きにとってエンジンが無くなることはかなり寂しいことですが、その前に地球が無くなってしまっては元もこもありません。最近では三菱がMiEVのスポーツモデルを発表し、電気自動車といえどもスポーツカーとしてのパフォーマンスを持たせる事が不可能でないという事を示してくれました。F1やWRCと同じレベルでEVのレースがされるようになれば電気自動車に対する認知も深まると思うんですがね。
地球温暖化が深刻な問題になっているのは言うまでもない事なのですが、ニュースやテレビでそれが報じられているのを見ると危機迫るものを感じずにはいられません。地球の平均気温が上昇して洪水が頻発、南極の氷が溶けて海面が上昇、砂漠化が進み…地球温暖化が原因で起きている事なんて挙げたらキリがありません。何か手を打たなければ!今、日本で走っているクルマの1/4は軽自動車。エコカーの導入はこの軽自動車がEVに切り替える事からなのでは?と僕は思います。ま、本当の意味で今からできることはアイドリングをしないとか、自転車を積極的に使うとかそういう事なんでしょうが。
Posted at 2007/09/20 00:56:27 | |
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