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2023年10月09日 イイね!

Gmade GS02F MILITARY BUFFALO 製作記 #12

Gmade GS02F MILITARY BUFFALO 製作記 #12ボディの「光り物」を製作していきます。



これはこのキットのミラーのデカールです。サイドモールとかのメッキ部分もこんな感じなので普通にこれを貼ってもいいのですが、ミラーだけはちょっと面積が大きいので一工夫しましょう。



まずは薄いアクリル板を適当に切り出してきて、



アルミテープを貼り付けます。表側をいったん養生テープに貼り付けるとやりやすかったです。



綺麗に貼れた部分を15mmx18mmくらいで2つ切り出して、



現物合わせで微調整します。



あとはこれをゴム系接着剤などで貼り付ければ、ちゃんと反射するミラーの完成です。やはり「銀色」でなく実際に光り輝いてくれると見栄えがいいものです。



LED周りでまずやることは、光漏れ対策です。点灯させたときにレンズ以外の部分が光ってしまうとかなり不格好なんですよね。かつて製作したボディでは主に塗装の透けが原因だったので、アルミホイルを貼りまくって局所的に裏打ちしたものです。今回はあれだけ重ね塗りしたのでさすがに透けませんでしたが、写真の部分のポリカの断面から入り込んだヘッドライトの光が、ポリカの厚みの中を伝ってフェンダー辺りまで照らしてしまうことがわかりました。



そこで断面を覆いつくすようにアルミテープを貼り付けました。地味な反省点として、この貼り方だとグリルの取り外しに影響してしまいます。一旦グリルを外して、ポリカの表側までアルミテープを貼ってからグリルを取り付ければよかったですね。まあ次にグリルを取り外すような機会があればやりましょう。(たぶんない)



次に気になったのはリフレクターです。タミヤなどと違ってリフレクターはメッキされていません。レンズの方は別パーツまで用意する手の込みようなのに、なんでリフレクターは手抜きなんでしょうね。再びアルミテープの出番です。



レンズの出来がいいだけに、消灯時の印象がこれだけ変わります。なお、点灯時の印象はあまり変わりませんでした。LEDは指向性が高いので、リフレクターがあろうがなかろうが配光にはあまり影響しないのでしょうね。



LEDユニットはとりあえずタミヤのTLU-01を使います。実は本記事の#1でもチラっと写っていました。こいつは新たに購入したものではなく、たしかドリフトスペックのR35に付いてきたやつだったと思います。なおTLU-01にはΦ5のホワイトとレッドが一組ずつ付属していますが、このボディにはヘッドライト二組とテールランプと後退灯が取り付けられるようになっていますので、Φ5ホワイトΦ3ホワイトを買い足して全部埋められるようにしました。



リヤの点灯確認。実はこちらもポリカの未塗装部分から入り込んだ光が若干漏れてしまっているのですが、ヘッドライトと違って断面が存在しないため対策が思いつきませんでした。ポリカを透過して光らせるという構造上、どうやっても一部の光は入り込んでしまいますよね…。



フロントも点灯確認。こちらは前述の対策でバッチリです。ボディー内側に漏れる光は適当に覆えばいいだけなので後回しです。ちなみに、LEDの製造時期が違いすぎるのか、同じホワイトでも若干色が違ってしまいました。使用しているうちに揃っていくならいいですが、まあ期待できないので、気になるならもう一組Φ5ホワイトを買うしかないでしょうか。



LEDはここからが本番です。ボディにLEDを搭載すると、シャーシとコードで繋がってしまうため着脱が面倒になるという不満があります。解決策の例としてBoom RacingのLEDコネクタ付きボディマウントのような製品があります。磁石式ステルスマウントを取り付けると同時にピン(ポゴピンかな?)が接点に接触して通電するようになっているのですね。ホットプレートとかの電源コードと同じメカニズムです。問題は、この手の製品を今回のボディに適合させるのは困難であろうということと、私はもっとピンを増やしてLEDユニットをシャーシ側に設置したいということです。(前述の製品では、LEDユニットがボディ側にある前提で、サーボケーブルを接続するのに必要な分しかピンがありません)



そこで私が用意したのは10GtekのPCI Express 延長ケーブル(x1用)です。これを写真のように半分に切ってどこかに取り付ければ、



スライドさせるだけで多数のピンを抜き差しできるコネクタとして機能するわけですね。この解に辿りつくまでかなり苦労しました。条件としては、

  1. 10ピン以上あって、

  2. 通販で簡単に手に入って、

  3. 軽い力で抜き差しできて、

  4. オスコネクタ・メスコネクタのいずれもビスで固定できて、

  5. リード線を簡単に接続できること


に当てはまるコネクタを探したわけですが、そんな条件で検索する手段もなく、私が思いつく中から手当たり次第に検索する羽目になりました。特に4.が厳しい。普通、どちらかのコネクタは手で持って差し込む前提ですから、固定できるようにはなっていないのですね。「機器と機器を接続するコネクタ」に考えを巡らせて、まず思い出したのがゲーム機のソフトや周辺機器のコネクタです。(NINTENDO 64のカセットなど)これは2.を満たさない。次に思い出したのがノートパソコン内蔵HDDのSATAコネクタ。しかしSATAのコネクタは同じ役割を持ったピンが多く、実質9ピンしかない(今の構成で最低限必要なのは8ピンですが余裕をみて10ピン以上は欲しい)ので1.が満たせません。ただ、一応SATAの延長ケーブルを検索していたときに、ひょっこりPCI Expressの延長ケーブルが関連商品に出てきて前述の製品に出会ったわけなので、結果的にPC関連に目を向けたのが今回の勝着でした。



さて、コネクタを見つけたはいいがこれを取り付けるのがまた一苦労です。試行錯誤の末、リヤバンパー付近にこのようなレイアウトで取り付ければ、いい感じにボディマウントと一緒に抜き差しできることがわかりました。あとは部品を切り出して組み立てるだけ、に思われたのですが…



L字の部品を取り付けるのに使ったタッピングビス(写真赤線・黄線)は、リヤバンパーとボディを接合するためのもので、ボディの重量を支える重要な部分なので余計な部品を共締めしたくはないんですよね。しかもビス間の距離が5mmの倍数でなく、写真の通りユニバーサルアームの穴に合っていないため、L字の部品を少しハの字に開くことで無理やり取り付けています。ただでさえボディをタッピングビス4本で支えるという設計に不安を抱いているのに、その箇所へ余計なストレスをかけたくはありません。



というわけであのタッピングビスを使わずして、前述のレイアウト通りに取り付ける方法を考えます。といってもリヤバンパーの成型には無駄な部分がほとんどなく、そのままでは前後方向の力に応える方法が見出せなかったので、やむを得ずリヤバンパー側を加工して取り付けることにします。まずは3mmx5mmのパイプ材を8mmの長さで切り出します。



取り付けてあるユニバーサルアームをモノサシにして、ボディマウントすぐ内側の穴のところで先ほどのパイプ材が嵌まるよう、リブに切り欠きを作ります。ここで切り取っているリブはボディマウントが挿さる深さを制限するためのものなので、加工してもボディマウントの強度にはさして影響ないと思われます。デザインナイフを使ったのでうまく半月型に切り取ることができましたが、重要なのは切り取り幅だけなので、切り取る深さや形は狂っても問題ありません。まあさすがに、V字型の切れ込みだと折れの原因になるので避けた方がいいと思いますが。

なお今回はコネクタを固定するビスの配置の都合上、反対側の切り欠きは後方に一穴分ずらす必要がありました。アシンメトリーになってしまいますが仕方ありません。



左右方向の固定は、4穴のユニバーサルアームで作ったガイド材で両ボディマウントを挟み込むことで実装します。ピッタリに見えますが、実は微妙に干渉するので、



彫刻刀で一辺の角を落としています。これぐらいだったらヤスリでもよかったかもしれませんね。



というような試行錯誤をの末、リヤバンパーにコネクタを固定するための部品が揃いました。手持ちの端材を使ったためプレートが歪な形をしていますが、実際は2x13穴と4x13穴の長方形で問題ありません。



これをこのように組み立てれば、ボディ取り付け部に全くストレスをかけずにコネクタを取り付けることができます。パイプ材とガイド材でリブの切り欠きをガッチリ挟み込んでいるため安定感があります。アシンメトリーであることを除けば大満足の実装になりました。なお、最終的に採用した案だけ記事にしているため割とあっさりしていますが、実際はここへ至るまでに自分でも引くぐらいの時間をかけてしまいました。



シャーシ側もあのままではケーブルが出せないので、こんな感じの枠組みにする改良を加えました。固定しているのは左側のメンバーの部分だけで、右側のコネクタはぶら下がっているだけです。固定できるビス穴がそこしかなかったためこの設計になりましたが、結果的にコネクタ部分が上下に撓るようになったため、差し込みやすさや破損の防止の効果が得られているかもしれません。ちなみに、このビス穴もまた5mm間隔になっていなかったため、一応ビスは貫通しましたが渋かったです。



PCI Expressのコネクタのピンは36個もありますが、SATAと同じく電源関係が複数のピンに跨っているため36ピンのコネクタとして使えるわけではありません。ピンアサインの確認にはものづくりレシピさんの記事を参照しました。信号線だけに絞り込むと18ピンになるようです。その中でも、物理的に隣り合っていてピンアサイン上もペアになっているものがわかりやすいので、SMバス・HS・REFCLK・HSIの4組を使うことにしました。それぞれに各LEDの+-を接続します。(ケチる方法はありますが、後々になってそれが改造の制約になると嫌なので、ここは素直に接続します)コネクタと同じ幅のフラットケーブルが取り付けられているので、電源関係も含め単純に36ピンそれぞれを延長する実装になっていることを期待しましたが、残念ながら同じ役割のピンはコネクタ内でわざわざ繋いであるようでした。



リヤバンパーをボディに取り付けて配線をします。セオリー通りルーフを通すつもりで金具を貼ってしまいましたが、よく考えたらそんな必要はありませんでした。あれはルーフにLEDユニットを貼る前提のルートですよね。外から配線が丸見えだと嫌なので窓より下を通すようにしました。



全ての配線が例のコネクタから始まるうえに、テールランプと後退灯のコードが余りまくるのでリヤバンパー付近がごちゃっとしてしまいました。引っかけそうならもうちょっとまとめましょうかね。ともあれ、少なくとも電気的には、ボディ側のLED関係はこれで完成です。



ボディとシャーシを接続するコードを排除できたうえに、LEDユニットをシャーシ側に持ってくることが叶いました。こちらにはもうひと手間加えたいと思っているので、とりあえず一通り接続してTLU-01をここに載っけておきます。



コネクタを介した状態で点灯確認。充電のたびにボディを外すことになるわけですから、そのたびにコードがだらんと繋がってくるストレスはぜひとも回避したいところでした。一方でそれを回避するための改造も果たしてうまくいくか不安だったので、時間はかかってしまいましたが突破出来てよかったです。
Posted at 2023/10/10 00:28:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | スケールクローラー | 日記

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シロウ・リードと申します.直線基調のセダンやスポーツカーが好きです.旧車マニアではないのですが,最近の車がみんな丸っこいので結果的に旧車界隈に入門しました。
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