
以下、
レスキューナウより拝借。
【
東日本大震災から21ヶ月】
12月11日、東日本大震災が発生してから21ヶ月。
◆人的被害・避難者数
・2011年3月11日、国内最大規模となるM9.0の地震が発生し、大津波により東北地方の太平洋沿岸に大きな被害をもたらした。警察庁によると12月5日現在、死者1万5875人、行方不明者2725人、死者不明を合わせて1万8600人。復興庁によると11月2日現在、震災関連死は1都9県で2303人となっている。
・復興庁によると11月1日現在、避難者数は32万4858人。県外避難は6万8409人となっている。
・11月29日、国は避難指示解除準備区域と居住制限区域に指定されている南相馬市・田村市・楢葉町・飯舘村・川内村について、年末年始の期間に限って住民の宿泊を認めることを明らかにした。
◆余震の発生状況
・ 12月7日現在、東北地方太平洋沖地震の余震は、震度4は216回、震度5弱は42回、震度5強は12回、震度6弱は2回、震度6強は2回、震度7は1回(本震)。
◆支援制度・賠償・健康管理
・11月17日、原発事故の影響を調査するため福島県が実施している県民健康管理調査の甲状腺検査(18歳以下が対象)において、子ども1人が「二次検査が必要」と判定されていたことが明らかになった。甲状腺検査は、平成23年3月11日時点で18歳以下の子どもを対象に、福島県立医科大学で検査を実施しているもので、福島県HPによると、一次検査で一定以上の大きさのしこりが見つかった場合に二次検査の対象となる。二次検査では超音波検査のほか採血や尿検査などが行われる。
・11月29日、東京電力は除染や原発事故の賠償などの業務を担当する「福島復興本社」をJヴィレッジ(楢葉町、広野町)に立ち上げると発表した。立ち上げは平成25年1月頃になる見通し。
・12月2日、IAEA(国際原子力機関)は原発事故の除染作業を技術的に支援するため、福島県内に専門家などが滞在する活動拠点を設置する方針を明らかにした。
◆事故
・11月20日、四国電力伊方原子力発電所敷地内で、小型電気自動車が全焼する火災が発生した。この火災による放射能漏れはなく、けが人はいなかった。
◆防災対策
・11月15日、電力会社・原子力関連企業が共同で原子力安全推進協会を設立した。協会は、原発事故を教訓に原子力の安全性の課題について業界全体で取り組み、安全性を向上させることを目的にしている。
・11月18日、東京電力柏崎刈羽原子力発電所に隣接する新潟県長岡市の市民団体が、希望する住民を対象にヨウ素剤を配布した。ヨウ素剤は放射能漏れが起きた場合に甲状腺の被ばくを防ぐ効果があるとされる。
・12月7日17:18頃、三陸沖を震源とするM7.3・最大震度5弱の地震が発生した。一時、宮城県沿岸に津波警報、青森・岩手・福島・茨城県の太平洋沿岸に津波注意報が発表され、各地で避難勧告が発表された。NHKは震災の教訓から、繰り返し強い口調で避難を呼びかけた。
◆原発・電力需給・福島第一原発作業関連
・11月14日、検察当局は原発事故により避難者が死亡し震災関連死と認定されたケースについて、遺族らを事情聴取することが明らかになった。東京電力の幹部が原発事故の責任について業務上過失致死などで告発されているため。
・11月15日、原発事故で住民が被ばくしたのは国や東京電力などの対策が不十分だったなどとして、当時の東京電力幹部、原子力安全委員会委員長などの刑事責任を求めて、全国で1万人あまりが告訴状や告発状を検察庁に提出した。
・11月17日、東京都副知事は東京電力に水力発電事業の売電契約の解除を申し入れたところ、約52億円の解約金を請求されたことを明らかにした。
・11月22日、原子力規制委員会は10月24日に公開した「原発事故が起きた際の放射性物質の拡散予測」について訂正を発表した。訂正は10月29日、11月6日、8日に続き4回目。
・11月22日、関西電力は福井県高浜町にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、再稼働を盛り込んだ事業計画を国に提出する事が明らかになった。高浜原発を再稼働する事で2千億円あまりの収支を改善するとしている。
◆ 教訓・アーカイブ
・11月22日、復興庁は国会に「東日本大震災からの復興の状況に関する報告」を提出し、その内容をホームページで公開した。報告は、平成24年9月末時点までの状況をまとめたもので、復興基本法により国会への報告が義務付けられている。報告によると、避難者は当初約43万人から約32.7万人となり、ほぼ全てで仮設住宅に移転できたほか、主要ライフライン・公共サービスはほぼ復旧、居住地周辺の災害廃棄物は撤去を完了。などと報告している。
・11月30日、東京電力は未公開だった原発事故直後からの社内テレビ会議データを追加開示した。閲覧対象者は報道関係者のみ。
・11月30日、防衛省は東日本大震災への対応や教訓をまとめた「東日本大震災への対応に関する教訓事項(最終取りまとめ)」を公表した。自衛隊は震災・原発事故の発生から同年12月26日まで活動し、一時10万人体制をとるなど延べ1066万人の隊員が従事した。
・12月9日、Googleは震災で被害を受けた公共機関の建物内の映像記録を「未来へのキオク」で公開した。
◆海外
・11月16日、韓国政府は国民に対して緊急の節電を呼びかけた。同国では原発施設での事故や点検の不備などで原発3基が停止しており、冬期の電力不足のリスクが高まったため。
・11月21日、スイス北部のベツナウ原子力発電所で、2基ある原子炉のうち2号機の運転が停止した。これは、原子炉とは別の敷地内での異常によって蒸気が発生したもので、現在のところ、原子炉への異常の情報はない。
◆事件・風評被害
・11月13日、大阪府警は大阪市此花区で予定されていた震災がれきに関する説明会に侵入し、準備を妨害したとして、がれき受け入れを反対するグループの4人を建造物侵入などの容疑で逮捕した。
・11月23日、福島県警は避難指示解除準備区域内の住宅に侵入したとして50代の男を現行犯逮捕したと発表した。男は楢葉町上繁岡の個人住宅に侵入していたところ、住民が帰宅し取り押さえられた。
・12月7日、福島県の富岡労働基準監督署は、福島第一原発に作業員を派遣する青森県の建設会社と同社の社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。同社は作業員の線量計に鉛のカバーを付けさせ被ばくの記録を改ざんした疑い。
[これまでのまとめ記事]
・東日本大震災から1ヶ月
http://www.rescuenow.net/2011/04/1-41.html
・東日本大震災から2ヶ月
http://www.rescuenow.net/2011/05/2-55.html
・東日本大震災から3ヶ月
http://www.rescuenow.net/2011/06/3-20.html
・東日本大震災から4ヶ月
http://www.rescuenow.net/2011/07/post-1612.html
・東日本大震災から5ヶ月
http://www.rescuenow.net/2011/08/5-25.html
・東日本大震災から6ヶ月
http://www.rescuenow.net/2011/09/6-33.html
・東日本大震災から7ヶ月
http://www.rescuenow.net/2011/10/7-15.html
・東日本大震災から8ヶ月
http://www.rescuenow.net/2011/11/8-13.html
・東日本大震災から9ヶ月
http://www.rescuenow.net/2011/12/9-12.html
・東日本大震災から10ヶ月
http://www.rescuenow.net/2012/01/10-9.html
・東日本大震災から11ヶ月
http://www.rescuenow.net/2012/02/11-11.html
・東日本大震災から1年
http://www.rescuenow.net/2012/03/12-9.html
・東日本大震災から13ヶ月
http://www.rescuenow.net/2012/04/13-16.html
・東日本大震災から14ヶ月
http://www.rescuenow.net/2012/05/14-10.html
・東日本大震災から15ヶ月
http://www.rescuenow.net/2012/06/15-42.html
・東日本大震災から16ヶ月
http://www.rescuenow.net/2012/07/16-8.html
・東日本大震災から17ヶ月
http://www.rescuenow.net/2012/08/17-8.html
・東日本大震災から1年半
http://www.rescuenow.net/2012/09/1-54.html
・東日本大震災から19ヶ月
http://www.rescuenow.net/2012/10/19-8.html
・東日本大震災から20ヶ月
http://www.rescuenow.net/2012/11/20-8.html
※情報は発信時点のもので、最新の状況と異なる場合があります。
以上、拝借。
東日本大震災におきまして、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるますとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆さまに、深くお悔やみを申し上げます。
改めて被災地に置かれましては、一日も早い復興と、皆さまのご無事を、お祈り申し上げます。

Posted at 2012/12/11 14:47:12 | |
東日本大震災。。。 | モブログ