こうした機会でないと 写真の ボディ表面のような
自家用車の 姿を 見れない だろう
それは 車体面に チョークで
膜厚計の測定値が あちこちに
描いてあるではないか?!
最初 一体これは何だ!なぜなんだろう?と 怪訝な顔して 眺めていた
素人では 板金塗装したあと どうなっているか
なんて 目視では まったく 判らない
例えば ぶっつけて修理し 板金塗装した形跡なんか 素人には まず 判らない
判る訳がない 関心も なかった!
しかし 入庫して何分も立たないのに
板金塗装屋さん 一目見て 説明しはじめた
ここを修理したとか そのとき ここまで塗装したとか
驚いた? どんな目している?
極め付きは
ここは あたらしいドアに 交換している!
えっ??
それから しばらくして 判って来た
膜厚計の 測定値は 事実を示す 証拠である
数値は 嘘はつかない
板金塗装の そんな過去の経歴まで
素人の眼だけで 判定するのは 無理無理!
人間の形成外科では
ここまで 皮膚の状態を 数値化していない と 思う。
膨大な 表面に 膜厚計測定値を まず 丁寧に 隅から隅まで 描き続けている
これらをベースに 下地処理 塗装へと 進むための 構想を練っている
正直 素人の 私は 知らなかったから
これら数値を見て びっくりしたし それに時間をかけていたことを
理解するのに しばらくかかった!
奇しくも 最初のアルファロメオが 真っ白だったときに キャンバスに見えた
だから 絵が描きたくなった! と イタ語教室のイタリア人先生に、プレゼした
考えてみれば、 布キャンバスの表面は、ざらざら!である
その上に、ゴッテリと 盛り上がった油絵を 描ではないか
こちらは 言うなれば 凸凹藝術 そのものだ!
ところが、 車の塗装は ちがう ちがう 180度 ちがう!
単に 色を 吹き付けるだけ ではない
下地処理こそが 非常に大切らしい!
表面をまず きれいにする
そのために 必要な準備をしている
その前に、実車の表面の ありのままの姿 を知るため
根気よく 膜厚計で 現状を 測定し続けている
その都度、写真撮影で記録し 測定値のマップ作りから 始めている ではないか!
これらは 地味で 根気のいる 仕事であろう
丁寧に仕上げるには それなりの 時間と 設備と 気温など 諸条件 かつ
技能や 根気も 必要となる
ちなみに、新車は 工場のロボットが 塗装している
結果 新車の塗装を測定すると 膜厚計で 厚さが バラバラに出る
新車を観ている顧客は、まったく あばたも エクボ なんだ!
新車を持てた喜びいっぱいだから、そんなこと 気にしない!
オールペイントは、単純に 再塗装すればいい とんでもない!
簡単に塗ればいい 話ではない!
オールペイント!
大変な プロジェクトを 立ち上げてしまったものだ!!
と、改めて思う・・・このごろ。
最近の海外テレビ番組 車のレストアの記録番組を 沢山 視聴して来ていた。
ところが 番組では、膜厚計測定は省略しているか やっていないからか
まったく、 厚さには 無関心であった、自分がいた訳
こんなに 大変な作業だとは?
いや むしろ 基本作業として 必須条件なんだろう!測定は!
丁寧に仕事して頂けるなら 所有者としては 急ぐ必要がない
そう納得している次第
ならば 職人さんの匠の技に 期待し 丁寧な仕上がりを待つ価値が ありそうだ・・・。
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外装 カスタム | 日記
Posted at
2021/05/01 16:52:25