ゆき＠のブログ一覧

大震災から１年が経ちましたね。

あの日は・・・。
ちょうど主人も休みで、お昼食べて、MINIにガソリンを入れてそのままMINIQさんへ。
いつものように楽しくMINI談義してる中、ケータイから緊急地震速報が。
軽く揺れ始め・・・、まぁ、最近地震多いしね～くらいでいたら、どんどん尋常じゃない揺れに。

慌てて外に飛び出て・・・あとはすくんで動けなくなってしまった。。
震度６強。
遠くの家の瓦がすべり落ちていくのが見えました。。。

家は水とガスが寸断されたけどかろうじて電気だけが通ってました。
テレビが落ちて壊れてしまったので、ひどい余震の中眠ることもできず、
カーナビのワンセグテレビで悪夢のような惨状を夢のように見ていました・・・。

店も水が止まってしまってはいたのですが、主人の実家の水が出ていたので、
なんとかある材料で１３日から再開。
オープンをラジオで告知していたので、寒かったせいもありたくさんのお客さんが足を運んでくださいました。

その後はガソリン不足で材料を届けてもらえず、自分たちで材料調達に奔走しました。
１１日のお昼に入れたMINIのガソリンがありがたかった。

店を開けることが私たちの使命のように感じて、どんぶりは実家に持って帰って洗っては運び、
水も寸胴に汲んでは店に運び、なんとか店は開けていられました。

避難所にも数箇所ボランティアに行きましたね。
あの時は本当に寒かったから・・・。
最初の頃、大規模な避難所の方が人数が多くて暖かいものが行き渡らないといわれてたけど、
時が経つにつれ、大規模避難所には有名人や企業ぐるみのボランティアが来るようになり、
暖かいものやお風呂や余興などが行われるようになってきたので、
私たちは小規模の避難所に行くようになりましたが、
小規模な避難所は相変わらず冷たいおにぎりと甘いパンだけの生活が続いていました。。
格差があるな、と感じましたね。。

あれから１年。
あいかわらず福島は原発と放射能に悩まされ・・・。

うちはここで商売をしているから離れることは出来ないけど、
健康に対する不安はかなりあります。
これから子供を産むだろう自分の身体、生れるだろう子供の身体。
原発から60キロも離れてるから関係ない、と思い、また何も発表もなかったことから、
ガソリンを惜しんで自転車や徒歩でマスクもせず何時間も外にいましたから・・・。

うちの妹も子供を連れて他県へ疎開していますが、
疎開先で「福島県民だから」何をしても許される、みたいな人がいることを度々耳にします。
「私は避難してきてるの！かわいそうなのよ！」とでも言いたいんでしょうか。。
理不尽に代金を値切ろうとしたり、割り込みをしたり・・・同じ福島県民として悲しくなります。

震災での教訓はいろいろありますが、私がするようになったことは、
缶詰やカップラーメンなど３日食べられる分は常備する。賞味期限を気にしながらです。
水もですね。

カセットコンロとカセットガスを多めに常備する。これは助かりました。

お風呂は入る直前まで抜かない。
私は朝抜いて掃除するのが日課だったのですが、あの日も朝抜いてしまい・・・。
お風呂の水があればトイレが流せるし、ちょっと手を洗ったりとか、断水しても相当役に立ちます。

ガソリンはランプが点く前にこまめに入れる。

こんな感じかな？

まだまだ復興までは何十年と時間がかかると思いますが、
自分が出来ることを一生懸命、それぞれがやっていくしかないんですよね。

震災のとき励ましてくださったみなさんにとても感謝しています。