MFDの修理が増えてきておりますが、今までと違う修理内容が異常に増えてきております。おそらくyoutube辺りに出ている方法で部品を入手して修理してみよっかという流れかなと思います。
フラットケーブルの外し方やつけ方を知らなくて・・・・
上のはまだ軽傷ですが、次のは重症
絶対無理です。色々直し方はあるのですがフラットケーブル自体が短いので実装時無理がかかります。最悪、焼損します。
焼損といえばこんなケースも・・・
ちょっと焦げてますよね。次に拡大してみましょう。
あらら、これまでに同じところの焼損を3件程見ています。
しかも、同じ場所です。ピン番号で言うと34番です。
ここはILL電源が入力されてくるところです。
想像ですがMFDの電球をLEDに換える際、LEDには極性がある為、車載状態でLEDを取ったり付けたりして車側からILL電源ONにして作業をされていたのではないかと思います。慣れていないので取ったり付けたりしているうちに焦げている部分に何かしらの金属が接触しパチッと音がしてこんな感じになるのではと思います。MFD本体の基盤は多層基板なので素人ハンダでは無理です。溶けてなくなったチップも入手出来ないです。こうなったらこの部分の修理は無理です。
ここがこうなったら夜間、ILL電源ONでもMFD周りのILLは点灯しないかILL電源ONで液晶の減光機能が失われます。煤は電気が流れますので基板洗浄して他の健全な部分に波及しないよう処置するのが精一杯です。決してハンダで焦げた所をすっとばして直結しないでください。多分、夜間運転中に燃えます。焦って自損事故等を起こしかねないですよ。
これもLED交換がらみでしょうかね。
MFDのフェイスパネルも経年劣化で色々な所が劣化しています。材質自体が弱くなっているので必ずこの写真側が割れているのを見かけます。割れるとMFDのボタンスイッチがペコペコになります。最終的にはボタン全部が下に埋まってします。直すのにはフェイスパネルを購入するかちょっと小細工するしかないです。
これもね・・・
フラットケーブルを固定する基板側のステーが折れちゃってます。もう直せません。何とか固定出来ても走行中の振動で外れると思います。純正ショックでも足回りは固いですからなおさらですね。
まー、色々書きましたがことの発端は下の写真ですよ。
MFDが映らない、しわしわになっちゃた。youtubeになんか簡単に修理方法があるぞ。やってみよう!
わちゃわちゃやっているうちに修復不可能な位、もっと壊れちゃう流れかな。
もう、色々な部品が入手出来ない状態です。
直せる物と直せない物との選別が必要な時期になっていますね。
前期型MFDって後期MFDに比べて難易度が非常に高いです。前期型にかぎって言うと下記の内容が当てはまるのかなと思います。
「家のTVが壊れたら液晶パネルだけ替えますか?」
普通は買い替えますよね。
じゃー、後期はどうなんだよってところですが、
実は後期の液晶パネル自体がTVみたいな物なんですよ。
「家のTVが壊れたら液晶パネルだけ替えますか?」のくだりで
後期だからパネルだけ替えまっせってなるのかなと思います。
あと、
偏向パネルは液晶面についている薄グレー透明なプラスチックです。機能については省略しますが通常に使用している分には劣化等は起きません。
プラスチックの代わりに偏向シートを張るなんて方法があるようですがやばいですよ。
MFD起動時に10分程度経過すると35度から40度近く温度が上がっています。
例えるなら蛍光灯が付いている状態で素手で蛍光管を触れますか?
夏場のMFDはもっと温度が高いです。で、どうなるかというと・・・
シートの糊がデロデロになりますよ。きっとね、試したことはないけどデータから想像するとそうなるのかなと思います。
MFD本体の基盤は標準型やニスモ拡張型はまず23年経っても壊れませんね。
いずれコンデンサ等がダメになるかもですが打ち替えが可能なので何とかなるのかなと思っています。
やっとこさ転勤生活も先が見えてきました。
もうしばらくの辛抱ですが関東に帰れそうです。
長かった・・・・
丸7年転勤でしかも転勤して半分以上家族と暮らせず単身赴任状態でした。
おかげで関西の街中は今でもナビやスマホが無いと目的地に行けず迷子状態です。
ブログ一覧 |
BNR34 MFD関連 | 日記
Posted at
2022/06/20 22:49:27