N.T@GT-Fourのブログ一覧

加工中のトラブルでクランクが新品になったので、
メタルを再計測したのですが、パワエンに問い合わせた所、
クランクメタルとコンロッドメタルが納期一ヵ月半と言われてしまいました(T_T)
クランクのセンターだけは在庫があったのですが、
センターだけあっても組めません。
連休頃にはエンジン搭載したかったのに。。。

本日のネタはアイソレーション(絶縁)アンプです。

A/Dコンバータへの入力で、GNDレベルがフローティングである必要がある場合、
平衡入力が指定されている場合、何か別の機器とセンサーを共有したい場合や
センサーのマイナス出力がアースと共用の場合等、
A/Dコンバータへのマイナス入力が電源のGNDとループとない様に、
絶縁してやる必要が出てきます。

一般的に信号の絶縁と言えば、トランスかフォトカプラな訳ですが、
トランスはデジタル信号にしか使えず、フォトカプラでアナログ信号を伝達すると、
変化は判っても絶対値を取得する事は極めて困難となります。

そこで登場するのが今回のお題、アイソレーションアンプです。

絶縁アンプは、1つのIC上に入力回路と出力回路、
そして絶縁用にトランスやフォトカプラが搭載されており、
入力回路と出力回路にそれぞれ独立した電源を接続するだけで、
簡単に上記問題を解決してくれます。

MOTEC(M4)のA/F入力は、0～1Vの10bitA/Dコンバータが使用されているのですが、
入力は平衡である必要があり、＋側だけの接続では動作せず、
ボディーアースとマイナス入力を接続すると、意味不明な動きをします。

そこで前回は、バーブラウン(現TI)社の絶縁アンプ、ISO122JPを使用し、
出力のマイナスとボディーアースが共用なHKSのA/Fノックアンプを接続していました。

さらに今回はM600になって入力が増えたので、
燃圧と油圧センサーをデフィーのメーターと共用で使用しようと考えています。
※そんな訳で3個購入しました。

昔は絶縁アンプと言えば単体の装置で随分高価な物だったらしく、
ワンチップ化されてからも、現在のパソコンCPU位の大きさがあって、
値段も1個2～5万程度していた時期がありました。

ちなみに今回採用しているISO122JPは16ピンDIP程度の大きさで、
価格も1個2400円と比較的お手ごろです。

また、国内で個人が通販ですぐに購入出来る数少ない商品の一つでもあります。

ちなみにかつてN.Tは、絶縁アンプを求めて大阪の日本橋を隅々まで探して見つけられず、
やむ得ず秋葉原に出向いて3日間探し続けた末に見つけたのがこの一品だったりします(^^;

そしてその時見つけたお店が今でも店頭在庫していて、
今ではネット通販で購入出来ます。

良い時代になったモノです。。。

と、言う事で、内燃加工からヘッドが上がってきました。
予想以上に良い出来で、加工屋さんには感謝です。

ここから燃焼室の容積合せとカムの逃げ加工(使用カムが変更になった)そしてタペットクリアランス調整
(シムレスリフターなので面倒)をし、ようやく本組が出来ます(^^;

先はまだまだ長そうです。。。

写真アップしました。

昨日の夜、注文していた純正パーツ群が届きました。

HKSのカム2本セット？か何かのダンボールにパンパンに入ってました(^^;

約12万円分、209点の部品(一部欠品)は、検品する気を無くさせるには十分でしたｗ

でもコレに追加でカムカバーとシムレスリフターを注文する事になりそうなのですが...。

今日は物が届く日みたいです(笑)

先ほどのヘッドボルトに続き、今度はビュレットが届きました。

きっと聞き慣れない方も多い器具だと思います。

何せ車業界とは全くの無縁の代物、理科実験器具なのですからｗ

で、解り易く言うと、注入液体量計です。

長いガラス管にはメスシリンダーの如く目盛りがあるのですが、
一番上が0、一番下が、このビュレットでは50ccになっており、
下のバルブを開いて排出された液量を計測する様に作られています。

ちなみに購入の目的は、もちろん燃焼室容積合わせです。

元々自転車のサスをメンテするのに100ccのIWAKI製メスシリンダーを持っていたのですが、
メスシリンダーだと移し替える時に使用する器具内の付着等で
誤差が大きくなりそうだったので、改めてこちらの器具を買い直す事にしました。

もちろん本体はガラス製、コック部はテフロン製で、
青線と言われる水面を認識し易い工夫がされている物を選択しました。

しかし残念ながら不良品、コック部が割れていました(T_T)

もちろん理化学機器業者からの新品購入なので、クレーム交換する事にします。。。