苗木作り

みなさんおはようございます。
つめたい雪の舞う南信州なうです。

あ～さむい。
こんな日は
ぬくぬく
ぬくもりが
ほしい♥


というようなスイートなお話はなく。

冷蔵庫（保温庫になってますが）の中で、しこしこ苗木作りをしています。

トップ画は穂木といって、これから作っていく苗木の品種ごとに採取したりんごの枝です。
りんごの繁殖方法は基本的に、枝を接いで増やしていきます。
りんごの中にある種を植えてもその品種はなりません。
種はそのりんごの子供になるので、親とはちがう品種になってしまうんですね。
人間に例えるなら、りんごの実はおかあさんの子宮というか体の一部なんすね。
あかちゃんはおかあさんと別人格ですね。
ということなので、おなじDNAを受け継がすには、接ぎ木や挿し木という方法で増殖していきます。


はい、こちら

苗木屋さんから購入した台木です。
この台木に穂木（ほぎと読む）を接いで一本の苗木を作っていきます。
もちろん、苗木屋さんに完成した苗木も購入できますし、そのほうがイイものが手に入ったりすることが多いのですが、自分で作る方が台木の種類、台木の長さ、穂木の質など、そのあたりのチョイスが自由になるので、りんご屋は自分でやるようにしています。

昨年末にRの先生のとこにお勉強しにいきましたよね。
そのときにｪﾛｪﾛ教えていただいたのが、この苗木作りのノウハウです。


これが台木です。


細かいあたりは割愛しますが、こんな感じに針金を巻いて・・・。


針金を巻いたポイントから４０センチでカット


自作の苗木固定マシンｗにはさんで固定する


ナイフをじょうずに使い、穂木をさしこみ・・・
テープで固定
切り口に癒合剤をぬって完了


しっかりとビニール袋で保護して春の定植をまちます。

今回は２６０本ほど作る予定です。