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■結局3時過ぎに寝て朝5時半に起きて、吉祥寺6時半発の高速バスで行こうと列に並ぶと「満席なので予約なしでは乗れません」と言われた。目の前のバス、どう見ても席が空いてるんですが？

■せっかく空港まで寝ていこうと思ったのだが、クルマで行くことに。日曜の早朝の割に混んではいたが順調に到着。その後、ルフトハンザ711便に乗りご飯を食べてすぐに寝てしまった。で、気が付いたらもうフランクフルトに到着という感じ。フランクフルトは結構肌寒いです。

■フランクフルトショーのプレスデイは11～12日。なので今日明日は比較的のんびりなんですね。ただ専門誌の原稿があるのでそれを書かないと。

■というわけで今日、明日辺りは撮りためた写真でCクラス日記をしようと思います。ちなみに今回のフランクフルトショーにはCクラスワゴン、C63AMGも登場するのでそちらも登場次第、アップしようと思っています。では！

■まずは皆様！　大変ありがとうございます！　たくさんのアクセスいただき大変感謝しております。お友達承諾およびコメントが遅れていますが、何とぞご容赦のほどを。ちなみに今日は鈴鹿サーキットで「ホンダ・ドライビングミーティング」の特別講師をさせていただき、つい先ほど帰宅したところです。鈴鹿西コースを十数周できて気持ちよかったですが、疲れた～。

■それはさておき、タイトルの通りなぜ今回僕はアバンギャルドを選んだのか？　を記しておきたいと思います。ご存知のない方のためにお伝えしておくと、今回の新型CクラスW204は、今までと異なり2つの顔を持つのが特徴です（詳しくはオフィシャルのスペシャルサイトをどうぞ）。「エレガンス」と「アバンギャルド」という2つのグレードでフロントマスクが異なっており、エレガンス＝これまでのメルセデス・ベンツらしいモデル、アバンギャルド＝今までよりスポーティなイメージのモデル、という風に分けられています。また顔つきの違いに併せて内装も色や素材が異なっています。もっともメカニズムに関しては同じで、サスペンションの仕様などは共通。違いはタイヤサイズがエレガンスでは205/55R16、アバンギャルドでは225/45R17となります。このため、同じサスペンションであっても乗り味は微妙に異なり、当然エレガンスの方が乗り心地も良く乗り味が穏やかで、アバンギャルドの方が乗り心地は若干硬めにはなりますがその分乗り味はスポーティな感覚が増します。とはいえ、どちらも優れた乗り心地および乗り味の中での話ですが。

■で、エレガンスはこれまでのメルセデス・ベンツらしさを持つグレードですが、今回注目なのはやはり新たな試みをおこなったアバンギャルド。グリルの中に大きなスリーポインテッドスターを埋め込むこのスタイルは、以前はクーペやSL系などのスポーツモデルに採用されていたものでした。が、最近ではAクラス、Bクラスが採用しており、カジュアルかつスポーティな感覚のモデルに展開されているといっていいでしょう。そして今回の新型Cクラスでも、この路線を採用してきたわけです。

■採用の大きな理由は、最大のライバルにしてこのクラスのトップランナーであるBMW3シリーズの存在があるからに他なりません。事実、海外試乗でメルセデス・ベンツのデザイナーに「やっぱり3シリーズを意識してる？」と聞いたところ「もちろん」と答えたほど。このクラスにおける販売台数はBMW3シリーズがトップであり、同時にライバルの多くが打倒3シリーズを目指しスポーティな方向に進んでいます。それは走りだけでなくデザインにおいても…ということで、新型Cクラスもやはり「打倒3シリーズ！」なワケです。ただ僕が感心したのは、メルセデスのデザイナーが素直に答えてくれたところですね。たいがいこうしたシチュエーションでは「そんなことない」と突っ張りますが、そうでない辺り、メルセデス・ベンツとしても気合が入っているという表れなのでしょう。

■で、長々と説明してきましたが、僕がなぜ今回アバンギャルドを選んだかというと、そんなメルセデス・ベンツのCクラスに込めた気合いをヒシヒシと感じることができるからです。客観的に見れば「ベンツもミーハーになった」という意見があるやもしれません。が、僕的にはミーハー結構！　という想いもあるのです。なぜならこれまでW202、W203と乗り継いできて、ボンネットに燦然と輝くスリーポインテッドスターは自尊心を満たしてくれる一方で、ちょっとオヤジっぽいとか、エラそうかな…という想いもあったわけです。それに当時からBMW3シリーズに比べると、やはりスポーティさではかなわない感はあったので、W202もW203も、これでもう少しスポーティならなぁと感じていたわけです。また意識しないつもりでも実は意識してしまう「世間の目」を考えてもCクラス、もう少しクールな感じがあったらなぁという想いもありました。

■だから初めて今回のCクラスを見た時、うわ狙ってる～と思う一方で、今までの威厳よりもこういうミーハーな感じもいいじゃん！　と思ったわけです。それに何より新しい試みであるわけで、根がミーハーな僕としては当然アバンギャルド…と思ったのでした。

■というワケで僕的なアバンギャルドの解釈としては、1メルセデスの気合が存分。2今までにないスポーティさがある。3ベンツ＝偉そうのイメージから、結構ミーハーとなったこと。4なんだかんだで新しいものが気になる、という4つの柱からなっているわけです。だから今回のCクラス、アバンギャルドならばそんなにベンツベンツしてないしスポーティかつクールなイメージで乗れそうかなと思った次第。で、こちらにしたわけです。そこにはもちろん、中身はしっかりとメルセデスしているから…という話もあるわけですが、これは別の機会に！

■それはさておき、僕もちょくちょく仕事をしている「Startyourengines」というサイトにおいて、ビデオブログというものをやっているのですが、その中で僕がドイツで新型Cクラスを走らせているインプレッション・ムービーがあります。ご興味のある方は是非、チェックしてみてください！　ムービーはこちらからどうぞ。

■というわけで、今日はここまで！　で、僕は明日（いや、今日ですね）の5時半に起きて、フランクフルトに旅立ちマース!!