今回、ひょんな事で、ショック辺りの気流の大切さを思い知ったような事がありましたので、ブログに記録しておきます。
きっかけをくれたのは、ホンダアクセスさんの技術でした。
1月にホンダアクセスさんから新型ヴェゼルのモデューロXが発表されましたね。

↑リヤディフューザー下のギザギザの形状。
飛行機の技術では以前から採用されているらしく、シェブロンディフューザーと呼ばれるジェットエンジン後端のギザギザだったり、いろんな部分で、渦を作って整流に利用しているようです。

↑フロントバンパー下のエアロボトムフィンも、なにやら三角形っぽくなってきてます…
そもそも、フィンなどで、渦ができると、周りの気流と混ざる時に、仲良く混ざる事ができるようで、そのぶん、スムーズに空気が流れるようです。
ゴルフボールのディンプル形状の技術も昔からありますが、細かい渦を作ることでボールの後ろ側まで気流が混ざり易く、結果的に、ディンプルでの気流の摩擦抵抗は少し増えるけど、圧力抵抗(ボール後ろが負圧になり前へ飛びにくい力)が減る影響で、ボールがよく飛ぶ、ってウンチクらしいですね!?
面白そうなので三角のギザギザフィンを作って試してみました。
↓またファイルの切れ端を使って、ギザギザに切り取りました。
べつに今回は先端からの静電気放電は狙っておりません。(笑)
もしアルミで作ると放電もジャンジャンされそうですね。
効果効能が混ざるとややこしいので、今回はポリプロピレンで。
↓で、フロントショックの前側に、気流が抜けやすくなるようイメージして両面テープで貼り付けてみました。
ギザギザと、ショックケースのスプリング受け皿との隙間は数ミリだけ開いてあります。
この隙間から渦ができそうです…
薄っぺらいフィンなら密着させないほうが効きそうです…

画像は右フロントです。
狙いは、スプリング受け皿の上と下の気流がスムーズに合流して前へ出ていくことで、足が動きやすくなるかも。って思ってました。
だって、例えば段差でガン♪とショックが縮む時、スプリング受け皿の上の空気が一瞬で押されるんで、空気ジャマですよね…ヘンにプカプカしそうですし…
でも、
結果はというと、
走り始めは、足の動き、良くなりました。
狙い通りかな?と思いました。
でも、数10分走り続けると、ショックが硬く感じます。バイパスや高速道路なら、解りやすく、硬く感じます。
硬くてイヤな乗り心地で、やけにフロントが横にクイックに曲がります。???
タイヤの空気圧の変化ではないです。
デリカ特有のフロントプカプカ感なんて気配すらしません。
信号でよく止まる市街他では、解りづらかったです。
もしかして、!
空気の流れが良くなり過ぎて、ショックアブソーバーが気流で冷やされて中のオイル暖まらない?
と、気になると、別の方法でも確かめたくなったので、
このギザギザフィンは数日後、外してから……

↑デリカD5は後期になって、フロントショックに放熱を狙ったかのような穴がたくさんあり、まるでリボルバーです?(笑)

↑その穴を仮止め用などの薄いテープで塞いで、冷却効果を落としてみました。
わお!!
たったこれだけでもアシの動きが少し優しく感じます。
数10分走行後のアシの硬さが違う気がします。
冷却されやすい真冬なら解りやすいかもしれません。
なるほどー、冷え過ぎても良くないのかもなぁ:-)
そーいえば、、アルミテープ、
エクシーガの時はショックアブソーバーに貼ったアルミテープが数ヶ月でどんどん増えていき、だんだんとアシが硬く感じて、ほとんどを剥がした記憶があります。
中のオイルを除電して柔らかくする事ばかり考えてましたが、除電するとたしかに、ショックの外の気流は、剥離せず流れ易くなるわけで、よりたくさんの空気とショックが触れ合えば、冷えやすい原因になるような気もします。
なるほどー、だからエクシーガの時も、アルミテープ貼ってすぐは良い感触でも、後々、ん?硬い??スポーティ? と感じる事があったのかもしれません…
タイヤハウスの整流を、していくと、フカフカ感は減ってくるので、乗り心地重視ならノーマルほどの減衰力が必要なかったり、、整流内容によっては、ショックアブソーバー冷え過ぎたり、、とか、タイヤハウスではなるべくタイヤ近くをスムーズに空気を流さないと、ショック辺りに流れ込んだり悪影響が…
…
…なのかなぁ???
などなどと、独断で妄想しております。
難しすぎて笑けてしまいます(笑)
もちろん僕の考えが全てではないと思います。
アルミテープチューンや整流などで、同じように、硬い??とお困りの方がいらっしゃれば、何かの参考にと、思った次第であります。
長々と読んでいただき、ありがとうございます(*^^*)
Posted at 2022/02/09 19:27:03 | |
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