『3秒ルール』は嘘だった！ 床に落としたら食べちゃダメ！

2010年7月25日


『3秒ルール』という言葉をご存じだろうか。床や地面に食べ物を落としても、3秒以内に拾って食べればセーフという都市伝説のようなルールだ。実はアメリカにも『5秒ルール』というものがあり、「5秒以内に拾って食べれば大丈夫」と考えられている。

このルールに関して、サウスカロライナ州にあるクレムソン大学の教授で、食品科学者のポール・ドーソン氏が学生らとともに研究を行った。研究チームは食べ物を床に落とし、5秒以内にそれを拾い上げて付着している雑菌やバクテリアなどを調査した。

調査結果によると、5秒以内に床から食べ物へと移動して付着する雑菌やバクテリアを確認できたという。彼らは『5秒ルール』が間違いであり、床に落としたものは食べるべきではないと結論付けている。

また、研究チームは『ダブル・ディップ』についても調査した。『ダブル・ディップ』とは、串カツなどにソースをつけて一口食べ、それをもう一度ソースにつける行為のこと。これをすると、口のなかの雑菌がソースのなかに入ってしまい不衛生だとか。この2つの研究の模様は、同校のホームページで動画とともに公開されている。

食べ物を落としてしまうと、ついつい「もったいない」と思い拾ってしまうもの。だが安全のためにも、『3秒ルール』や『5秒ルール』は適用しないほうがいいだろう。ちなみに実験の様子が動画共有サイト『YouTube』に掲載されているので、興味があればチェックしてみよう。

↓これだ







特に子供たちに注意を！