
CX-8に乗り換えしていました。
備忘録的につらつらと書き残しておきます。
なぜ乗り換える事にしたのか
決してプレマシーに不満があったわけではありません。
まだ10万キロも走っていない。どこにも問題無し。まだまだ乗れる好調な車両でした。
しかしそれ以上にXDのCX-8に乗ってみたいという思いが勝ちました。
ディーゼル車に乗ってみたかった
ディーゼル車との出会いは社会人なりたての頃、初めて与えられた社用車でした。
マツダ ボンゴバン ディーゼル 5MT ここで、「マツダ」、「ディーゼル」、「MT車」と出会います。
マツダといえば、あんまりよくわからないスポーツカー作ってるメーカーといったイメージ。
ディーゼルといえば、煩い臭い汚いトラック といったイメージ。
マニュアルは免許取ってからずっと乗りたかったので満足。
ボンゴバンとの出会いでマツダとディーゼルに対しての印象が良い方に変わり、だんだんと興味が湧いてきました。
初めてのクルマ選び
学生の頃は親のクルマを乗り回して、バイクと合わせて年間3〜4万キロ走って、バイト代は燃料費と消耗品代に消えていました。
社会人になり、マイカーを選ぶに当たって「マツダ」というメーカーに抵抗が無くなっていたので、デザインからBKアクセラのマニュアル車を中古購入。
ただ、その時点でBMアクセラが発売したてで、クリーンディーゼルもラインナップされていました。
ディーゼルに興味津々ですが、当時はお金も無く新車は買えずに見送りました。
2回目のクルマ選び
BKアクセラは自損事故で乗り換えの道を選びました。
BKアクセラ選んだ際は独身で好き放題選べましたが、当時は結婚して子供もまだ1歳でデカいチャイルドシート要、祖父母を同乗させられないとのことで、3列シート車で検討する事に。
となると私がCVTのハイトミニバンを避けたかったので、選択肢はプレマシーに。
でも、この時既にCX-8が発売されており、3列シートで非CVTでディーゼルとこれまた興味津々だったのですが、自損事故からの急な乗り換えでお金も無く見送りました。
そんな感じでずーっと、マツダのディーゼルやCX-8に後ろ髪引かれながらで過ごしていましたが、転機が訪れます。
CX-8 2022商品改良〜廃盤へ
昨年の商品改良でとても魅力的になりました。 でも、高額な買い物を後押ししてくれる要素が足りません。
6月にプレマシーの車検見積もりでディーラーに訪れた際に、「前から欲しいと言っていたCX-8ですが、短納期になってて車検までに間に合いますよ。」「ここだけの話、廃盤は内定してるので新車なら最後のチャンスですよ。」「値引きも頑張りますよ。」との事。
納車間に合うの?もう買えないの?今のマツダも値引きしてくれるんだ! とこれらが強力な後押しとなりました。
純内燃機関で新車のディーゼル車も今後登場の保証もありません。
しかも勤務先はプチバブル状態。決算の見込みよし、ボーナスの見込みよし、昇格の話も来ており、今まで見送る要因だったお金も工面できます。
仕事を頑張って欲しいものを手に入れる。当たり前のようで難しいことも達成できます。
しかも廃盤となれば、購入したCX-8よりも良いCX-8が出ることがない。
つまり目移りすることなく長く乗り続けられる。
もうここまで来たら、乗り換えの意思は固まってきました。
グレード選びなど
エンジンはもちろんディーゼル。これじゃないと乗り換える意味がありません。
車体色は特にこだわりがなかったので、 無償色→汚れ目立たなさそう→で、プラチナクォーツメタリックに。しかし、納車されてみてめちゃくちゃ惚れ込みキーシェルまで買ってしまう事に。
グレードは悩みました。せっかく新車で買うのだからスポーツアピアランスにしようと思っていましたが、大事な要件の17インチホイールが選べないとの事。
クルマは眺めている時間よりも運転している時間の方が長いので、見た目よりも乗り心地や静音性、ランニングコスト的に19インチよりも17インチが個人的に絶対要件でした。
スポアピにして、またわざわざお金出して17インチ買うのもなぁとなり、スマートエディションも候補に。
スポアピとの差額は、互いに欲しいメーカーオプション付けて約55万円。
装備差も、各部加飾や革シートなどの他のアップグレードは魅力を感じず、シートベンチレーションと7インチマルチスピードメーター位です。
この2つだけに55万円出すことになってあんまり要らないのまで付いてくるのか、、、となりスマートエディションに決定。
メーカーオプションをフルで付ければ、スマートエディションでも安全装備は上位グレードと遜色なくなります。
そして価格差で浮いたお金で、好きな純正アクセサリーを色々とDIY取付を楽しめるようになります。
プレマシーをどうするか
下取り査定で最初に出た金額は目玉が飛び出そうな程低い金額でした。
そこで一括査定を使ってみる事に。
最大3社しか電話が来ません!という「MOTA」というのを利用。
しかし2社しか電話がありませんでした。そんなに魅力無いのかプレマシー。。 とちょっと落胆。
ネクステージと絶賛話題の⚪︎ッ⚪︎⚪︎ー⚪︎ーでした。
2社同時に来てもらって、納車までの期間乗り続ける、下取りか売却かは未定、金額は伝えられないがディーラーの下取り査定が想定より安かったと条件伝えて査定スタート。
ネクステージさんはこちらの意思を読み取ってもらって下取り査定を大幅に上回る金額を提示してくれました。
問題は話題の某社です。 すぐ売ってくれないと査定出来ない、ディーラーの下取り査定はいくらだ?などとこちらの意思をフル無視。 終始何を言いたいのかも良く分からず、結局査定辞退との事で帰りましたが何しに来たんだ?状態でした。
店長と話ししますという茶番が2回ありましたが、その度にビクビクした様子が伝わって気の毒でした。
結果的にはディーラーで下取りしてもらいました。
契約日の値引き交渉で、ディーラーの当初の下取り額と、ネクステージの提示金額は4倍の差がありましたが合わせてくれました。
ネクステージを当て馬に使って申し訳なかったです。
ざっくりと契約までの経緯はこんな感じです。
で、1ヶ月未満の短納期で生産され納車されました。

あまり見慣れないプレマシー純正の姿。最後はピカピカに洗車してあげました。
7/17のオフミが生産日でしたが、ここで純正戻ししていると乗り換えがバレると思い翌18日から一気に純正戻ししていきました。
不可逆的なパーツ以外は全て純正戻しできました。みんカラのパーツレビューや整備手帳で.とかで識別出来たので漏れなくできました。
4年近くかけたけど、通算7〜8時間程で購入状態に戻って寂しかったですね。
無事に7/30に納車されたCX-8ですが、先日8/27に1ヶ月点検受けました。その時点で2400km程の走行です。
プレマシーからの違いをつらつらと。
普通に走らせる分には大きさは全然感じない。パワフルなエンジンのおかげ?
乗り心地は抜群。2列目に乗る妻が「魔法の絨毯みたい」と形容。
静音性も抜群。これまでデッドニングや色々手を加えてやってきたけど、何だったんだと感じる静かさ。
1番すごいのは高速で走っていても後席との会話がしやすい事。
BKアクセラはフルデッドニングでCX-8とタメ張れる静かさでしたが、内装裏に吸音材だけを張り巡らせたせいか、車内の会話の声も吸音されて前後席の会話のしづらさがありました。
でも流石はメーカーの本気のチューニングで、静かで会話もしやすい空間で快適です。内装バラしても吸音材と遮音材使われ方が工夫されてるなぁと感心します。
シャシーの音の伝播性も考慮された設計がなされているので、ロードノイズや足回りから伝わってくる騒音が雲泥の差です。
こればかりはいくら制振材や吸音材、遮音材使って後から小細工しても勝てないところで、本当にすごいです。
雨が降ってもルーフからの雨音はほぼ聞こえず、フロントガラスも遮音ガラスなので雨天時でも快適。
水たまりを巻き上げてホイールハウスに当たる雨音もほぼ聞こえず、対策してたBKアクセラやCWプレマシー以上の静かさです。
静音性能については手を加えたいと全く思わず、期待以上に大満足です。
熟成の2.2Dは良い意味でディーゼルを感じさせません。
普通に街中を走っている分にはディーゼルノック音は全然感じず、妻は未だにディーゼル車?状態です。
ただし、3速か4速の1500〜1600RPMのパーシャルからじわりと回転数を上げる回転域で、明確なディーゼルノック音が車内に聞こえてきます。
郊外のワインディングのコーナー抜けるタイミングで聞こえますが、音量は小さく全く不快ではないです。
アクセルレスポンスも普通に走らせる分にはラグも感じず大満足です。
ただし、i-DMsのオフミルールのシビアな操作ではターボラグや、ガソリンエンジンとの出力特性の違いは感じました。早く乗りこなせるようになりたいなぁ。
予習済みだったのですが、6ATもシフトタイミングがプレマシーとは異なります。
同じ平坦路でプレマシーだと約55km/hで6速に入りますが、CX-8 XDは約74km/hでやっと6速に入ります。
低速のトルクのあるエンジンなので、早めにシフトアップしてもいいのにと思いますが、この辺は煤の問題とかもあるのでしょうか。
ただし25Tも同じようなシフトタイミングのようで、また別の意図があるのかもしれません。勉強不足です。
各ギアで引っ張る感覚が始めは少しだけ違和感ありましたが、静音性の高さもあってすぐに慣れました。ロックアップ領域も相変わらず広くて楽しいミッションです。
あと、アクセルのバネの反力が変わってるせいか、プレマシーより重く感じるのもあって、極小G変化でのアクセル青1が下手くそになりました。
ブレーキについては第7世代のように剛性感バッチリ! とまではいきませんが踏み始めから踏力コントロール可能で青1率は劇的にアップしました!(適切なGコントロールできる腕前があるとは言っていない)
燃費についても普段は12km/L〜15km/L、高速では20km/L〜23km/Lくらいのイメージです。
軽油の燃費の良さと、プレマシーからのi-DMsからの操作の鍛錬のおかげで、燃費走行など意識せずともこれ位は出てます。
各種安全装備については浦島太郎状態です。
皆さんこんな便利なモノ使ってたんですね。。 そりゃバンバン遠征行くわけですね。 と感じました。
ほぼほぼ自動運転じゃん、高速でする事ほぼ無いじゃん。。と色々と驚きを隠せません。
台風で目の前が見えなくなるような豪雨の夜間にもずっと車線を見失わずに、MRCC &CTSが作動し続けて無事に帰って来れて感動しました。人間の目よりも遥かに優秀です。
1番の懸念だったスライドドア→ヒンジドアですが、思った以上に問題になっていません。
元々ドアパンチされるのが嫌で、プレマシーの時から遠くても端っこに停めていました。
なのでCX-8はより厳重に端っこに停めているので問題なし。
左端に寄せて、右側ドアから乗員が降りるようにしています。後席ドアも私がエスコートして乗り降りさせてますが、特に苦労はしていません。
2〜3列目もプレマシーより広くなりました。
3列目のシート寸法は、カタログ値だとプレマシーと同等なのですが、実際に座ると断然CX-8の方がゆったりできるので不思議です。
また、プレマシーだとシートポジション決めたときに革靴で運転するとつま先や膝が、内装やステアリングコラムに干渉したりしてましたが、こちらもCX-8では解消されました。
マツダが左右対称に座れるというオルガンペダルとそのレイアウトは抜群に良いです。
プレマシーの手動シートから10wayの電動シートになり、シートポジションの自由度も上がりました。もっと自分に合ったポジションも追求していきたいですね。
大柄な車体の割に、ワインディングでも余裕で走れて同乗者にも不安を感じさせないので運転していて本当に楽しいです。
これからも乗るたびに新しい発見や感動があると思います。
CX-8と共にこれからも宜しくお願いします。