
実は前々から気になっていたYAMAHAのパフォーマンスダンパーをつけてみました。
物はCOXのボディーダンパーとして売られているものです。
よく剛性が低いといわれる156ですが、個人的には剛性不足を感じたことって無いのですよ。
"ボディは力だ"な車に乗っていないこともありますが…。
ロールしつつ粘るという感じが好きなので、適度に緩いほうが趣味に合ってたりするんです。
でも車体まで緩くしなくても、ブッシュ類のセッティングでそういう味付けにはできるみたいですけどね。
とはいえ、タワーバーなどの剛性パーツにはあまり興味がありませんでした。
しかしパフォーマンスダンパーは剛性アップとは違う効果が謳われているので、興味があったんです。
Orqueのフレームサスペンションも気になっていましたが、あちらは剛性アップが主眼にあるように思えたので物欲候補から除外していました。
因みにこのボディーダンパー、アルファロメオは147用しかなく156は適用がありません。
例によっていつもの如く何とかなるさ、の他車種流用ですが今回もポン付けでいけました。
使っているのは、ゴルフⅤR32用だったりしますが…。
それにしてもパフォーマンスダンパーって高いんですね。
147適用の前後2本セットは新品で約12万、今回使ったゴルフⅤ用も新品では約8万ですよ。
某オクでも前後セットの中古は4万が最低ラインのようです。
車種専用設計は伊達じゃないみたいですね。
今回、ゴルフⅤR32用にした理由は、某オクに出てきたのがこれだからというのが第一理由ですが、
一応考えもあります。
R32といえばV63.2lをつんだ147GTAみたいなキャラクターであること。
横置きV6で前軸加重が900kgオーバーのフロントヘビーであること。
フロントだけ見たら156とも大して変わらないんじゃないという希望的観測です。
取り付けに際しては、まず156用のタワーバーを用意しました。
タワーバーの条件は、パフォーマンスダンパーを付けるため、バーが一直線のもの。
その一点のみ。
生贄はちょうど出物があったbollenteのカーボンタワーバー。
ステーの自作は覚悟していたのですが、現物を確かめたらうれしい誤算がありました。
なんということでしょう、bollenteのカーボンのバーとパフォーマンスダンパーの長さが全く一致してたんです。
おかげで取り付け部の隙間を埋めるためのカラーを用意するだけで、ポン付けでいけてしまいました。
とりあえず、生贄とはいえ全く使わないのはもったいないのでタワーバーを試してみることに。
100kmほど使ってみた感想は以下のとおり。
・メリット
フロントのバタつきが少なくなった気がする。
↑のおかげか高速道路走行が楽になった気がする。
・デメリット
ボンネット脇の発泡スチロールがキシキシ鳴くようになった。
カーブの進入でスバル車に乗った時のような違和感がある。
この違和感ですが、簡単に言えば自分の運転技術が低いのが原因と思われるものです。
誤解を恐れず言えば、ジャンプしてひざを伸ばしたまま着地したときのような感じとでもいうか…。
カーブに進入してフロントのアウト側に荷重が掛かった後、サスの沈み込みが安定したときに妙なツッパリ感がありました。
本来なら沈み込みが安定してからは緩やかにコーナリングGが立ち上がってくるのに、ツッパリ感があるせいでスムーズに荷重移動の流れを作れない、そんな感じです。
そもそもサスをつなぐように突っ張り棒を入れているのでツッパリ感があるということは、タワーバーの効果が十分に出てるということなのでしょうね。
これをパフォーマンスダンパーに変えたところ、デメリットが消えました。
おお、大正解じゃないかと思ったのもつかの間、ある疑問が…。
純正との違いってある?
簡単にはずすこともできるのですが、レスにしたときに効果が分からなかったらどうしようという不安が出てきてしまいましたとさ。
-後日談-
ゴルフⅤ用のボディーダンパーは長いのと短いパフォーマンスダンパーのセットとなっています。
今回利用したのは長いほうになるのですが、これ、リア用でした。
リア用をフロントに使って、効果の程ってどれほど得られるんでしょうね?