
アバルト500のアクセルペダルとスロットルのお話。だいぶ前にデータを作った時の事を思い出したので、ちょっと書き残します。
40キロ位で走っていて、前が詰まって減速
止まる寸前でクラッチ切って
前が進んで再び1速で発信しようとした時
思ったより車が進んで、ビックリした事ありませんか?
アバルトに乗り始めた最初の頃、これが結構違和感があったんですね。
アバルト500のECUデータには、アクセルペダルに対してのスロットル開度の対応マップがあります。水色の線が、アバルト500のノーマルデータ。赤の点線は、フィアット500(確かNA1.4)のデータです。
これを見ると、フィアット500は、アクセル開度0%から徐々に弓なりに、100%まで上がっていきます。対して、アバルト500は、アクセル開度30%位まで、0%からずっと10%開けてしまっています。恐らく、これが違和感の原因です。
ECUは走行中かアイドリング中かを判別出来るので、0%でもアイドリング判定が出ている場合は、10%は開かないでアイドリングする。微妙に車速がある場合は、10%開いてしまうので、違和感を感じる。こんな感んじだと思われます。
では何でこうなっているか?
想像するに、アクセルを踏んでからのブーストの掛り初めを極力早くしたいんじゃないかと思います。結果、走り続ける限りは、異常に低速が強い、エンストしにくい、回り続けるフィーリングになるのだと思います。
次、オレンジの線は、アクセル10%以降を線形にしたものです。
ここで、何が線形か?という事を考えると、スロットルの移動量(回転角度)が線形って事ですね。アクセルケーブル(実際の線)でスロットルを開けていた頃は、このグラフですね(10%迄は除く)
では、アバルト500や、フィアット500がなぜ下弦の弓なりなのか?
これは、想像するに、スロットルの断面積なり空気量をなるべく線形にしたかったのでは?と思っています。
非電スロ世代の私は、オレンジの味に慣れているので、完全にではありませんが、こっち寄りにしています。
久々に思い出して書きましたが、ちょっとしたデータにも考えが詰まっている様で、面白いですね。開発した人に答えを聞いてみたいですが、叶わぬ夢ですね。
今週は、春になってからの初洗車、タイヤ交換で疲れた。。。
普段の運動不足が祟り体がバキバキです。ロボ的な動きで動作が怪しいです。
キーボードしか打てません。
あと、今朝は、揚げいもで有名な、中山峠で雪が降ったらしい。
もういいでしょ。
おしまい〜
Posted at 2025/04/27 23:37:31 | |
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