
四国は国鉄末期まで気動車王国でした。
しかし、分割民営化直前の昭和62年3月、国鉄の最後の事業として本四備讃線(瀬戸大橋線)開業と予讃線・土讃線の一部が電化されました。それに伴うダイヤ改正に合わせて投入されたのが121系電車車両です。
この121系は、四国で初めて投入された電車でもあります。この当時、国鉄は巨額の負債を抱えており、車両開発にコストを多く掛ける事が出来ませんでした。そのため、廃車された車両から一部機器を流用するなどして、コストを抑えて製造された電車車両でもあります。(飯田線の119系も、121系と同じように廃車された車両の一部機器を流用しています。顔も何処と無く似ています。)
トイレが設置されていない・窓が上昇式であるなどの条件から、本四備讃線(瀬戸大橋線)を走行することが出来ず、四国内の予讃線(高松~伊予西条)と土讃線(多度津~琴平)の普通列車及び、快速列車に2両編成を基本として運用されています。
写真の向かって右側が121系電車です。写真の121系は赤色の帯ですが、分割民営化後、赤い帯色が水色に変更されました。左側は、友情出演の寝台特急電車285系サンライズ瀬戸(東京~高松)です。
現在、この並びを見ることはできません。模型の世界なら実現できます(汗)
Posted at 2008/08/19 12:51:14 | |
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