ユダ会長のブログ一覧

それは、今世紀最後の第三金曜日の出来事であった。



いつものように盛り上がり、終了した、ある寒い夜の出来事だった。

時刻は、丑三つ時。

時折、冷たい風が背筋を凍らせる。

不気味な夜だった。



僕は、人を一人、横浜まで送ると、後は、高島町から、みなとみらい方面へと車を走らせていた。

っと！！そのとき！



不気味な事に、一瞬だけライトがすべて消えてしまったのだ・・・・。



いくら､都会とは言え、ライトが無ければ、あたりは真っ暗である…。

嫌な予感を覚えつつも、仕方なくそのまま帰途につくことにした…。



以前乗っていたＲＴ４０号の話です。



まるで怪談話のようですが…



ここから、本当の恐怖が始まるとは、この時は予想もしていなかった。

そのまま､こわごわと車を走らせていると、



なんと！！！！！！！

ミッショントラブル！！！！！



全然、前に進まなくなったのだ！！！！！



原因は、トヨグライド（オートマ）のミッションにオイルを送り込むバルブが故障したと思われるのであるが、そんなもの、応急処置の施しようが無い！



仕方なく、端に寄せて、邪魔にならないようにして「ＴＡＸＩ呼ぼうかなぁ……。」



なんて考えていたとき、なんと、来やがったのだ！ビビっと！

寄せようとしてるときに、バックしたのだが、その時は、普通に動いた…。








っと言うことは…。




っと言うことは…。





っと言うことは…。





っと言うことは…。



っと言うことは…。












とりあえずタクシーが拾えるところまでバックで走ることを決意！

そして、なんと、そのまま1キロほどバックで･･･移動したのだ





その時、考えた。

このまま家まで、どれくらいあるだろう？？

15キロはないよなぁ？

10キロくらいか？



まぁ、たいした距離ではないな。（この時点で、かなりアホです。。）





簡単に考えていたが、まず考えたのが、「どっちの車線を通ればいいんだ！」

っであった・・・・。



左側をバックで進むと、猛烈な勢いで車が前（この場合、後ろ）から迫ってくる。



っかといって、右側を走るのって、どう考えても逆走になるよなぁ・・・・。

っが、しかし、この際、背に腹は代えられない。（意味不明）



右側車線を強引に逆走する事を決めた！



っが、これが怖い！！！！

後ろを見ながらの運転は、まさにエクソシスト…。



首１８０度回転状態！



しかも、後ろからは（この場合前からか・・・。って、どっちがどっちか判らなくなって来た！！）猛烈な勢いで車が迫ってくる・・。

信号で止まるたびに、周りから驚愕の視線を浴びながら、走る！走る！走る！



交差点での右折など、後（前？）で待ってる車が仰天した表情で、こちらを見ている！（しかも俺、ライトで照らされている！ｗｗ）



それは想像をはるかに超えて怖かった。

それに使う労力は、並大抵ではなかった…。





「途中で捕まったら、なんて言い訳しよう…。」



最初は、それも考えていたが、途中からはそれすら考えれないほどの集中力！



そうして２時間半かけて無事、家までたどり着いたのである…。

帰り着いたときは、もうボロボロ。

帰ってすぐに泥のように眠りました。





次の日、首が回らなくなっていた事は、言うまでも無い。