
Ginza Sony Parkで開催されたTM NETWORK初の展示会、その名は『TM NETWORK 2025 IP』。
Ginza Sony Parkを「体感型知的公園(Intellectual Park)」と見立てて、TM NETWORKにまつわる3つの “IP” 「知の財産(Intellectual Property)、知の公園(Intelligence Park)、知の哲学(Inspiring Philosophy)」を体験できるというものでした。
早い話がTM NETWORKの40年の活動をソニーの音響技術でもって贅沢に振り返ることができるイベント。これを銀座の ど真ん中で開催したわけで、会期中 全国からFANKSが足を運んだのです。
私は会期終了間際で参戦してきました。
感慨深かった展示の数々。
1990年、初めて見に行ったライブ「RHYTHM RED TMN TOUR」の衣装。
小室先生のブースを至近距離から見下ろす素晴らしい席でした。手弾きの指使いを全て目撃した幸せな記憶が蘇りました。
この衣装のポイント(!?)は、名前が書いてある! (´∀`)
小学校の時、服や持ち物には名前を書きましょうと先生に言われましたが、ほんとに大事なことだったのですね!
サッと履けるように、パンツの裾はスポーツジャージのようにジップ仕様で、動きに堪えるようにゴム付き!
目に見えないところで、衣装さん工夫されてる〜
ゲームコーナーがありました。
シティーハンターをモチーフにして、TM NETWORKのエージェントとなれる素質があるかを試されます。Get WildをBGMに、銃を撃ちまくります。撃つと手に振動と衝撃が伝わる、ソニーの技術も体験できました。
結果は、満点まであと少し。まあまあですね。
(なぜか満点超えの方もチラホラ)
最高位の資格を与えていただきました。
TM NETWORKの歴史とは関係ないこのコーナーに、ムキになって2度挑戦しました(笑)
当時の雑誌コーナーの中の一冊。
この「プロジェクト終了宣言」は本当に悲しかった。。
でも、時間が経ってまた精力的に活動を再開してくれて感謝感謝です(^^)
さて、これらの展示はチケットを買って体験できるものでしたが、私は 有料の展示会場というよりは、むしろ、会場の外に設置されていた「あるモノ」を楽しみにしていました。
それは、「小室哲哉先生が直前のコンサートで使ったシンセサイザーの実機」です。
特設会場にストリートシンセサイザーとして設置された先生の私物を、なんと、誰でも自由に触ることが出来たのです。
会期開始前にこの情報を得た私は、こんな機会は2度と訪れないかもしれないと思い、目標を立てました。「先生の実機でTM NETWORKの曲を演奏すること」です。
会期は1ヶ月とちょっと。自宅のクローゼットの奥にしまい込んでいたシンセサイザーを引っ張り出して、夜な夜な練習開始です。なにしろ30年間 鍵盤から遠ざかっていたので、驚くほど指が動きません (ToT) それでも諦めたらそれで終わりなので、毎日仕事を終えてから3時間くらい猛練習 ← ほんとによくやったよ自分 ( T_T)\(^-^ ) よしよし
1週間ほどで 少しずつ指が動くようになってきて一安心。その後は ひたすら動画サイトを見て耳コピ&練習の日々。1ヶ月で なんとか5曲 形にして、会期終了まで2週間のタイミングで、憧れの先生のシンセサイザーに会いに行きました。
コレがストリートシンセサイザーの展示。
展示会場は、地下道で銀座から数寄屋橋まで来る途中の通路から見える場所で、そこはまさにストリートと言っても過言ではありません。
地下道の往来からは、↓ なふうに見えます。
ただでさえこの状況で ド素人が演奏するのは難易度「高」なのに、会場に着くと非常に上手い方が素晴らしい演奏をされていました。次に弾くなんて、難易度「MAX」です (^_^;)
意を決して、先生のキーボードブースへ。
コレが先生の。。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) ウルウル
とてつもない感動と緊張が入り混じって頭の中真っ白です。
音を鳴らしてみます。
「バーーーーン」
足元に設置されたスピーカーからは、結構な大音量。これ間違えたら悲惨だよ、絶対 (^^;;
ひとり葛藤しながらも、プリセットされたデモ演奏を楽しみつつ、自分が弾く音色を選定しました。
とにかく、一歩踏み出す為に、演奏開始!
‼️
盛大に間違えました。
結果は散々でした。
本番に弱いなぁ、自分よ。。
その場にいた皆さん、大音量の下手な演奏ごめんなさい m(_ _;)m
ですが、度胸だけは得ました(笑)
その夜から、リベンジの為の練習再開です。次こそ まともに弾きたい一心で。
1週間練習して臨んだ2度目の演奏は、初回ほど破綻はしなかったものの、思い描いた演奏とは程遠いものでした。
へこたれずに日を改めて、3度目のチャレンジです。
たまたまその場に居合わせたFANKSさんに動画撮影をお願いして、1ヶ月の成果を記録に残しました。
結果は どうあれ、先生の私物を触らせていただくために今 自分が出来る限りの準備をして臨んだことに悔いはありません。
こんな素晴らしい体験イベントを企画して下さったTM NETWORKと関係者の皆様、本当にありがとうございました。
Posted at 2025/10/26 23:24:46 | |
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