
塗装は2日に分けて実施しました。幸い、両日とも快晴に恵まれました。
1日目は、前日のジャッキアップを引き継いで、リア側から塗装することにしました。
塗装部位は、キャタライザーとエキゾースト・センターチューブです。
まずは養生です。今回も、新聞紙を繋ぎ合わせて下回りの入り組んだ構造の隙間に嵌め込んでいく方法を採用しました。車体にテープは ほとんど貼り付かないので、如何に新聞紙の適度な「コシ」を上手く利用するかがキモでした。
しかし、一番の難関だった「サスペンションメンバー跨ぎ」の部分の養生から手を付けたら、いきなり心が折れそうになりました。どうやったら塗りたいところだけアクセス可能にして、それ以外は塗料がかからないように防護出来るのか。うーむ、ひとまずやーめた。
簡単そうなキャタライザー辺りから手を付け、即席ながらも上手くいく経験値を積みます。その中で、複雑な形状に新聞紙を嵌め込んでいく感覚や、一見邪魔な突起物を新聞紙固定用の補助パーツに利用してしまう術を習得しました。
その後「サスペンションメンバー跨ぎ」の養生に再挑戦すると、なんとか及第点のレベルに到達できました。
↓ 完成した塗装ブースの全景です。
これだけの作業で約2時間かかりました。スピードのノロさは ご勘弁ください。
実際に塗装を開始したら、塗装面の仕上がり具合に意識を集中させたいので、養生の造り込みは妥協しないようにしました。早い話が、塗装ブースの中では好き勝手にスプレーを噴射してOKの状態にしたかったのです。
↓ キャタライザー側から見た「サスペンションメンバー跨ぎ」の養生です。
上手くいくかどうかはさておき、チューブ以外に塗料がつかないように出来ました。
車体を自動車養生カバーで丸ごと防護。
ゴーグル、防塵マスク、アームカバーといった防具を装着します。
塗装部位にシリコンオフを噴きつけ、キッチンペーパーで拭き取ります。
さあ、準備は整いました。
楽しい塗装を始めましょう! \(^o^)/

昨年と違うことといえば、今回は寝板があります。寝板がなければ、今回の作業は成立しなかったと言えるほど、大活躍してくれました。
具体的には、、
まず、防塵マスクには防毒仕様のアタッチメントを付けていないので、塗装ブース内では無呼吸で作業しました。寝板のおかげで侵入と脱出が瞬時に行え、大変助かりました。
さらに、ブース内で寝ながらスプレー缶を斜め後方に構え、塗料を噴きながら奥から出口に向かって移動するような場合には、均一にスプレーし易いといったメリットがありました。まさに迫り来る塗料のミストから逃げるようにブースから脱出する感じでした。
そして、なんといっても行きたい場所への移動がスムーズなので疲労低減効果は絶大でした。
寝板って、素晴らしい〜〜 (^○^)
そうやって実施した塗装。ブース内を覗いてみましょう。
期待通りの塗料の乗りで、いい感じに塗れました。
センターチューブの上半分にも、しっかり塗料を噴くことができました。
↓ こちらは「サスペンションメンバー跨ぎ」の部分です。
反対側(マフラー サイレンサー側)からもスプレー可能の状態にはしてあるのですが、厳しいですね〜
下部への噴射は多少できますが、上側は絶望的だ〜
てな感じで、薄く重ね塗りした塗装をある程度実施したら、塗料のタレがないかのチェックや塗り直しを行いました。満足できたら、後は ひたすら乾燥するのを待つ!
、、、ではなく、
乾燥させる時間を利用して、前日サビ取りクリーナー処理を済ませておいた補強バーを耐水ペーパーで研磨します。
#120 → #320 で研磨して、↓ こんな感じになりました。
サビっサビで真っ茶色だった状態から、随分キレイになりました。
最後にシャシーコートクリアを塗布して完成です!
さて、2時間以上乾燥させた排気系パーツの養生を取り除きます。
この瞬間は、ドキドキします。そぉ〜っと剥がしていきますが、きっちり養生したので取り除くのも結構大変(笑)
結果は、↓ こんな感じになりました。
センターチューブとキャタライザー、思い描いていた通りに塗ることができました。
↓ 「サスペンションメンバー跨ぎ」部分、キャタライザー側から。
下側はそこそこ塗れましたが、上半分は残念な結果となりました 。サビはキレイに落としたので、良しとします。
↓ 「サスペンションメンバー跨ぎ」部分、サイレンサー側から。(赤枠部分)

間口が多少広かった分、まあまあ塗れたかな。どっちにしろ、誰が見るわけでもない部分なので、劣化を遅らせられれば それでOKです。
最後に、キレイにした補強バーを装着して、本日の作業は終了となりました。
Posted at 2021/08/10 23:24:21 | |
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