
「奮闘記」の最終話です (^^)
塗装の日の朝、早起きして車庫に向かいました。
天気は雨。湿気が多くて塗装には向かない日なのでしょうが、この日を逃したら次はいつになるかわかりませんし、考えようによっては、万が一外にミストが出ても雨ですぐ落下して流れてくれるはずなので、かえってよかったかもしれません。なかなか乾かないのは仕方ないことと割り切って、早速塗装準備に取り掛かります。
ジャッキアップして左リアタイヤを外します。一日中作業となるので、慎重にウマを掛けました。
まず、マスキングシートで、左フロントフェンダー後半から左リアフェンダーまで全部とリアバンパー全体を養生します。
更に その上から養生カバーを被せます。
第一塗装ブース製作中。
第一と名付けたからには、第二があるってことで(笑)
第一塗装ブースではサイレンサーを塗り、第二塗装ブースではメインパイプを塗ります。
しかも第一塗装ブースは、前代未聞(?)の可動式です(笑)
サイレンサーの上半分は、↑のようにホイールハウスからアクセスしてボディ後方に塗料を噴くので、作業途中で養生箇所を変更して塗装ブースを再構築します。上手くいくかどうかは、やってみないとわかりません。ぶっつけ本番です。
マフラー以外に塗料が付かないよう、塗装ブースの内側だけでなく外側のサスペンションやブレーキ周りも新聞紙で養生します。
昨夜作った屏風を設置。見るからに怪しいです (^^;;
さて、一通りの保護作業が完了したので、マスクに加えてゴーグルを装着し、脱脂工程に入ります。
サイレンサーとメインパイプにシリコンオフを満遍なく噴きつけ、キッチンペーパーで拭き取ります。
ジャッキアップからここまでで、3時間。時間は限られていますので、一瞬で昼ご飯(ウィダーインゼリー^^;)を済ませ、塗装を開始しました。
塗装の練習の成果が試される時が来ました。第一塗装ブースに入って、サイレンサーの下方2/3くらいを塗ります。素早く、薄く、重ね塗りしていきます。噴くのは一瞬で、乾くまでの待ち時間の方が遥かに長いです。
では、ブースに潜入してみましょう。こんな感じです。
新聞紙の上にサイレンサーを置いて塗装しているように錯覚しますが、ボディ下回り一面に新聞紙を嵌め込んでいます。ここまでは順調です。
サイレンサー下方の塗装が完成し十分乾かしたら、今度は上半分を塗装するため そぉ〜っとサイレンサー周りの新聞紙の位置を変更して、第一塗装ブース(改)を製作します。
↓ こんな感じになりました。絶対に後ろに塗料をダイレクトに出さない決意が養生に表現されています (^_^)
ホイールハウスからのサイレンサー上半分の塗装イメージは、こんな感じです。
元々隙間があまりない「車体とサイレンサーの間」に新聞紙を入れて、その下の隙間に塗料を噴くので、うまくいく保証はありません。スプレーの軌道と噴射力だけが頼りです (^^;
重ね塗りをしていきますが、遠くの方は はっきり言ってよく見えないので、最後には当てずっぽう&やけくそで プシュ〜っと奥の方に噴いていました。
ある程度乾燥して出来上がりを確認したら、第二塗装ブースへ移動してメインパイプを塗装します。こちらはサイレンサーと異なりホイールハウス側から噴くのは断念したので、360度 このブースにて塗装します。
↓ こんな感じになりました。
シルバーは光って目立つので難しいですね。何度も塗り直しが発生しましたが、まぁこんなもんかなレベルには持っていくことができました。ど素人の初めての塗装なので、良しとします。
そして全体のチェックをします。
サイレンサーのテールパイプ側の塗装が甘かったので、再度ブースをトランスフォームして塗装。これにて塗装作業は終了です!
後は完全に乾くのを待ちます。
その間に、取り外した遮熱板を洗浄しました。
洗剤で洗って、
こうなりました。
とても綺麗になったので、遮熱板の塗装作業は無しです。
塗装終了後2時間程放置して、すっかり乾いたことを確認してから、養生を そぉ〜っと取り除きました。少しずつ露わになってくる、本日の作業結果の全貌にドキドキしました。
結果は、↓ こんな感じになりました。
サビが目立っていたサイレンサーのテールエンド、見栄えが良くなりました (^^)
サイレンサー全体が上品で落ち着いたブラックボディを取り戻し、そこから連なるテールパイプの輝きと調和が取れました。
サイレンサーの上半分は、当てずっぽうのわりには意外と塗れていました。タイヤを装着したら殆ど見えなくなるので、これで良しとします。
メインパイプ、近くで見ると、「もっとがんばりましょう〜」の出来ですねぇ (^^;)
とまぁ、ツッコミどころは多々ありますが、ど素人的には満足しています。疲れ果てましたが、やり切った感があります。
数日後、遮熱板を付けて、早朝 御嫁様を職場まで送り届けるついでに、熱硬化のために2時間程度走行しました。
これが最終形です。
完璧には遠く及ばないですが、初めてにしては まあまあよく出来たと思います。
遠目に見る分にはOKです。なにより、塗料の誤った付着によるリカバリー処理や 周囲への物損もなく無事に終了できて ホッとしました。
以上で、奮闘記は終わりです。お読み頂きまして、ありがとうございました。
Posted at 2020/07/12 13:45:42 | |
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