
車を走らせている時の異音は一体何処から発せられているのか、特定は難儀なことが多いのですが、当該事例も特定の段差を乗り越えた時、車体下で「コーン」と鳴ることからスタートしました。少なくとも何処かおかしいことはわかるので、主治医の所に入庫するも、症状を再現できず、下回りのボルト・ナットのトルクチェックをして頂いて返却。
少なくともボルト・ナットの緩みではなかったです。
何処なんだ、異音くん!
今度は様子が分かるように、「コーン」の音声を録音。我ながらベリークリアーに録れた自信作を主治医にお聞かせしました。
が!、またしても主治医のところで音の正体を特定出来ませんでした。
そうこうしているうちに、今度はステアリングを切るだけで「コンコン」鳴るようになりました。ステアリングに振動が伝わるので、ようやく異音箇所を特定出来ました。ステアリングリンケージです。
あぁ良かった、リンケージが製廃なのは想定内だけど、オーバーホール出来そうなパーツだ、とホッとしたのも束の間。。主治医曰く「リンケージ本体ならオーバーホールでなんとかなるけど、おそらく原因はリンケージが入っているケースの歪み」とのこと。
さあ、どうしましょう。
この状況が、2024年4月のこと。
気長にリンケージ探すしかないか、と長期戦を覚悟し、ひとまず5月のオールフェアレディのためにZ31を一時帰宅させようと、主治医のところを出発しようとしたら、
クラッチトラブル(が既に発生していた)!
クラッチの繋がり方が、ほとんどフロアでガツーンと!
これって、おそらくアレですよ。クラッチ踏むたびに、フルードが漏れていって、最後にはペダルがフロアから戻ってこなくなるやつ。私がこのZ31納車3日目に路上で止まった事案です。
主治医は軽〜く一言、「T2さん、オールフェアレディは諦めて下さい」
残念無念!
いや、主治医のところでおかしくなってラッキーだったと言った方が良いでしょう。
オールフェアレディは、BMWで完全ギャラリー組として参加しました。
そして、オールフェアレディの最中に、Z31で立て続けに起こっている不具合について、参加者の皆さんと情報共有していると、Tさんから、予備でお持ちのリビルト済ステアリングリンケージをお譲り頂けるという ありがたいお話を頂戴しました。
問題は、そのステアリングリンケージが300ZRに使用できるかどうかです。
祈るように部品検索したところ、祈り虚しく(^_^;) Z31には少なくとも4種類のステアリングリンケージが存在することが判明しました ( ; ; )
Web上のカタログの記載が正しいとすると、後期には2種類あって、
300ZR用と、
それ以外用。
ぬぉぉ、またしても専用品かいっ! (~_~;)
主治医に違いについて相談するも、つまるところ「取り付けてみないとわからない」と。最悪 分解してケースのみ使用できるかも、と覚悟を決め、Tさんから
お譲り頂きました。
さあ、
ステアリングリンケージの交換です。
いざ、装着‼️
ん❗️
お❗️
予想に反して、コンパチで付いてしまいました \(^o^)/
たしかリビルトのドナーは200ZRだったはずなのですが、どこも無理せず装着できてしまったそうで、なら 部番の違いは何処にあるのか・・・不明です。

走ってみた感想ですが、左右にハンドルを切った際にカチッとした反応に変わりました。また、走行中 明らかにハンドルの座りが良くなり、真っ直ぐ走るようになりました。今までも不満があったわけではないのですが、ここまで違うとは! 大袈裟な言い方をすれば、これまでは少し気を抜くと車が明後日の方向にすっ飛んでいきそうな挙動を見せていたのが、片手で軽くハンドルを固定してあげれば真っ直ぐ走るようになりました。
Tさん、譲って頂き、本当にありがとうございました。
この走行フィーリングの違いに嬉しくなり、つい、うっかりお嫁様に報告してしまい、、、
私 「最近Zがコンコン言わなくなったと同時に走りがシャキッとしたんだよね」
御嫁様 「どう変わったの?」
私 「真っ直ぐ走るようになった」
御嫁様 「なにそれ。これまで私を真っ直ぐ走らないような車に乗せてたってこと?」
私 「・・・(ヤベッ)・・・」
口は災いの元。
なんでも感想を述べるのは、やめておいた方が無難です (^^;;
Posted at 2024/09/27 23:48:12 | |
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