リヤホイールのベアリング交換の為に取り外していたスプロケット。
ハブ等の清掃も終わり、かなり綺麗になりました。
そうなると気になるのがスプロケットを固定しているボルト・・・。
表面が錆びだらけで、周囲の部品が綺麗なだけにどうしても目立ちます。
新品に買いなおすのが一番手っ取り早いのでしょうが、そこは少ない小遣いで日々生活している私、とりあえず今手元にあるもので再生する事にしました。
今回の作業は
「自宅で出来る電気メッキ」
です(^0^)
用意する物
①使用済みマンガン電池
②酸性洗浄剤(サンポール系)
③ワニクリップ
④DC電源(3V前後出せる物)
⑤メッキ対象物(今回はボルト&ナット)
⑥ペットボトル(2Lの物をカットして使用)
⑦針金等
ではまず準備から。
①使用済みマンガン電池を分解して、内缶を開きます。
一般的なマンガン電池は内缶は亜鉛で出来ているそうです。
②電池を開いたら亜鉛板をよく洗浄し不純物を出来るだけ取り除きます。
針金等を利用してペットボトル内にボルト、ナットをぶら下げ先ほどの亜鉛板をメッキ対象物に触れない様にペットボトル内に吊るします。
③酸性洗浄剤(今回はダ〇ソーのNEOナイスというのを使用)を洗浄剤1:水4の割合で薄めて先ほどのペットボトル内に入れます。
溶液を入れたら電源のプラス側を亜鉛板、マイナス側をメッキ対象物側に繋ぎます。
乾電池でも可能なのですが、手元にDC5.5V出力が可能な機器埋め込み用AC/DCコンバーターがあったのでこれを使用。
全ての接続が完了したら電源を入れます。
(これがAC/DCコンバーター。パワーサプライとも言います)
電源投入直後からかなりの勢いで泡が出始めました。
このまま5時間程放置します。
④放置後、ペットボトル内からボルトナットを取り出します。
アルカリ系洗剤(マジックリン等)でよく洗浄したらこんな状態。
左が加工前、右が加工後になります。
所々剥げていたメッキの上に新しくメッキがかかったのでむっちゃ綺麗です。
で、これがボルトの頭側からナットとセットでの写真です。
左が施工後で右が施工前です。
ナット表面もピッカピカ(^-^)
これがボルトの頭側です。
ピカールで軽く磨いただけでこの美しさ♪
純正ボルトで絶版品を再生するのにいかがでしょうか(^-^)
ただ使用後の溶液には重金属が含まれているので廃棄の際には注意が必要です。
少量ならそのまま流しても法的には問題ないとの事ですが、どこまでを少量と言うのかその定義には詳しくないのでここでは記載いたしません。
私は今回の溶液は別のペットボトルに入れて保管しました。
まだ使えそうなので別のボルトにも施工しようと思います(^田^)
錆びたボルトを交換したい、でも純正形状にこだわりたいという方。
時間はかかりますが、こんな方法もいかがでしょうか(^-^)
時間がえらくかかるのがネックですが・・・・・。
次はホイールアクスルカラー等にも施工してみようと思います(^0^)
では(^0^)/"
P.S
その後メッキ液の廃液処理についてググッてみたんですが、重曹で中和してからセメントで固めて燃えないゴミとして廃棄している方が多い様です。
ただそれが法的に正しいのかどうかまでは良く分からないので推奨はしませんが、くれぐれも廃液をそのまま流すのは辞めましょう。
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Posted at
2020/07/18 18:24:52