本日も銃ネタです^^;
M4-A1カービン。
現在アメリカ軍を中心に西側各国にて採用されているアサルトライフルです。
ベトナム戦争中に開発され、その後の紆余曲折を経て完成された西側を代表するM16シリーズの直系で、元々は馬上での使用を想定されて開発された『カービン』ライフルの思想を取り入れられています。
ベトナム戦争終結後、NATO加盟国の間で銃弾の規格統一計画が始まるも、最終的にアメリカ軍で当時採用されていた『.223レミントン弾』はNATOの採用弾には選ばれず代わりにベルギーで開発された『SS109』がNATOの正式採用弾に決定します。
これを受け米軍内部でもそれまでの.223レミントン弾からSS109への切り替えを行う事となり、それに合わせM16にも改良が施される事となります。
その結果生まれたのが『M16A2』
改修内容としては
①銃身の直径を太くし、銃身内部のライフリング形状も変更。
弾丸の誤用を防ぐ為に、銃身に弾丸の規格とライフリング転度か刻印される
(画像はM4-A1。5.56NATOは弾種、その横の数字はライフリングの転度の事で、長さ7インチで1回転の意味)
②リヤサイトをM16A1の左右のみ調整可能だったものから、上下調整も可能になるようになった。
(画像はM4-A1)
③フラッシュハイダー(消炎器)のスリット形状を全周開きから上方開きに変更。
発射ガスを上方に噴出させる事により反動の軽減と命中率の向上を図る事に。
(画像はM4-A1)
④左利きないしは、戦闘中に左構えで使用した際に排出された薬莢が射手に当たらない様、排莢口後方に『カートディフレクター』を追加。
排出された薬莢はこの突起にぶつかる事で、真横から右斜め前方に飛ぶ事になる。
(画像はM4-A1)
⑤ハンドガードをそれまでの三角形断面の左右分離式から、円形断面の上下分割式にし、上下で互換性をもたせる事で部品種数の削減を実施。
⑥メインフレーム前方、銃身の付け根の部分が強度的に弱く、戦闘中にフレームが折れる事案が多数報告されていた為、フレーム形状の一部見直しを実施
M16A1はこの部分が直角。
M16A2系統はこの部分が補強されR形状に変更されている。
(画像はM16A2)
他にも細かい変更点はあるのですが、全てを上げるとキリが無いので本日はこのへんで。
と、現場での問題点をフィードバックしながら試行錯誤の末完成したM16シリーズ。
数あるバージョンの中の一つがこの『M4-A1』な訳ですが、M4-A1のベースとなっているのはまさしくM16-A2であります。
でも実はM4-A1の他にもM16-A2カービンなる機種も存在し、ぱっと見の外見はどちらも瓜二つ。
軍への納入時期により若干の変更はあるものの、M16-A2カービンとM4-A1カービンとの違いはキャリングハンドルが脱着式(M4-A1)か固定式(M16-A2)で区別がつくかとおもいます。
(画像はM16-A2カービン)
私が所有するM4-A1は、東京マルイで発売されたいわゆる第一世代とでも言いましょうか、現行モデルとは違う旧型になります。
それに当時発売されていた各種オプションを組み込んだ自前のカスタムです。
外見に関しましては、あくまでノーマル形状にこだわりコンセプトとしては特殊部隊というよりもモブの一般兵、但し歴戦の古参兵とでもいった所でしょうか。
綺麗な外見でコレクションもいいのですが、幾度もの戦場を生き抜いた歴戦の勇者ってのも悪くないとはおもいませんか?(w)
カスタム内容としてはまずフレーム。
当時『アルミフレーム』なるものがアフターパーツとして出ていました。
金額やメーカー名は忘れましたが、それに交換し元々施されていた焼き付け塗装を全て耐水サンドペーパーで落とした後アルミの黒染め剤で黒に染め直し、エッジ部分や良く擦れる場所をサンドペーパーやコンパウンドで落としアルミの地金を出す事で、使い込まれた実銃っぽく見えるように表面を加工してあります。
キャリングハンドルも同じくアルミ製のアフターパーツに交換してありますが、こちらは元々の質感がいかにもアルミ鋳造品って感じだったのであえて手は加えませんでした。
使い込まれた本体に部品劣化から新品に入れ替えられたキャリングハンドルっぽく見えてよくないですか?(W)
内部はスプリングを強化スプリングに変え、モーターも変更。
ギヤも強化タイプに変更し軸受けは純正樹脂からオイルレスメタルに変更しました。
ベアリングでなくオイルレスメタルにしたのは、ミニチュアベアリングとオイルレスメタルでは軸受けとしての耐久性に雲泥の差があるからです。
やはり可動部分はすこしでも少ない方が無用なトラブルは避けられますからね。
ゲームの最中にベアリング破損によるトラブルだけは避けたかったんですよ。
そんなこんなで仕上げられた私のM4-A1。
アルミフレームというのもあり、実銃に極めて近い重量と質感を手に入れる事が出来ました。
おそらくかかった金額は当時で新品のM4-A1がもう一丁購入できるぐらい行っているんじゃないかと思います(^^;
今からこれを新規で作り起そうとしたら奥さんにヘッドショットくらいそうですね(^^;
本日はこの辺で^^;
では(^0^)/"
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Posted at
2020/10/24 12:02:55