
ようやく時間が出来たのでCBR250Fレストアへの道 番外編で書きましたリアホイールベアリングの自作取り外し工具を使用してベアリングの打ち換え作業を行いました。
結論から言うと・・・・・。
大成功です!!!
という事で、今回はその作業報告をいたします。
まずナット側の軸にベアリングの厚さに印を付けます。
印を付けたらそのラインまでホイールに差し込み、位置がずれない様に気を付けながらナットを締めこみます。
ナットを締めこみ、工具がしっかり食い付いているのを確認したら、ホイールを万力等にのせて反対側より軸を叩きます。
抜けました!!
ベアリングが抜けたら自作工具とインナーカラーをホイールから抜き取り、反対側のベアリングをホイール内側からパイプ等を使用して叩き出します。
ベアリングが外れたらホイール側のベアリング取り付け溝の内側をクリーナー等で洗浄し固形グリスを塗ります。
これはベアリングの固着防止とホイール内側への水分等の侵入を防止する役割があるのでわすれずに実施しましょう。
で、これが外したベアリングです。
一番右側がディスク側ベアリングです。
スプロケット側は抵抗なく回るのですが、ディスク側はかなり固まってきていました。
交換して正解でした(^^;
純正指定品は片側開放型ゴムシールというタイプのベアリングです。
ただ今回は両側シールに変更しました。
メーカーにより呼称は違いますが、NTNだと「LLU」
NSKだと「DDU」
と言います。
数字がベアリングサイズ(内径、外形、厚み等)を意味し、末尾のアルファベットがシール種類を意味します。
数字さえ同じであればどのメーカーのでも組付ける事は出来ますが、それぞれのメーカーにより製造方法にノウハウがあります。
日本メーカー製で且つ日本製であればほぼ問題はありませんが、特に海外製は粗悪品が目立ちます。
安さに引かれホムセンとかで無名の安価製品を使用するのは命に関わるので止めましょう。
まず同じサイズのはずなのに安価品と高価品では重さが全然違います。
安価品は姿形はコピー出来ても材料や治金技術まではコピー出来ないのでこういう結果になる訳です。
ホイールベアリングは命を乗せています。
ここはケチらずにちゃんとしたメーカー品を選びましょう。
NSKなら標準品でもかなりの精度とグリス性能があります。
ベアリングメーカーに悩んだらNSK社製を選べばほぼ間違いないかと思います。
話がそれました(^^;
話を戻します。
専用工具があれば何も気にする事は無いのですが、使用頻度の割には金額が高価な為打ち込み専用工具をお持ちの方は少ないかと(^^;
そこで役に立つのが30mmのボックスレンチです。
6203と30mmのボックスレンチの外形はほぼ同じなのでこれをベアリングに当ててエクステンションバー上部からベアリングを打ち込みます。
打ち込む際にはベアリングが斜めになったり、位置がずれてベアリングのシール部を潰さない様にご注意ください。
シール部に打撃を与えるとそのベアリングは一発廃棄になります。
片側を打ち込んだら逆側からインナーカラーを入れ、反対側のベアリングも同じく打ち込みます。
打ち込みが完了したら指でベアリングを回してみてガタや異音、引っ掛かり等が無い事を確認して作業完了です。
ベアリングの打ち込みは一見簡単そうに見えますがミスると取り返しのつかない事になる場合があります。
入りにくいからと言って力業で打ち込んだりなさらない様慎重かつ大胆に作業を行いましょう
では(^0^)/"
Posted at 2020/07/13 15:45:24 | |
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