
今日の神奈川はむっちゃ暖かくて絶好の整備日和でした(^田^)
という事で、久々のレストアへの道です。
まだガソリンタンクは完成していませんが、残る作業は本体の塗装なのでこれに関しては塗装が完了したらUPします(^-^)/"
で、本日はアクセルワイヤーとチョークワイヤーのグリスアップです(^-^)ノシ
CBR250Fのアクセルワイヤーはスロットの開閉用に2本のワイヤーを使っています。
これを外すにはまずキャブレターをエンジンより取り外す必要がありますが、キャブに関しましては以前にも書きましたので割愛させていただきます。
キャブをエンジンから外したらスロットルバルブよりワイヤーを外します。
先にキャブ側を外さないとワイヤーの遊びが無いので右グリップを外せませんのでご注意ください。
CBR250F系(MC14とMC17)は右スイッチパネルとスロットルケースが一体型です。
私のは右スイッチパネル表面の劣化が凄まじかったので汎用スイッチに変更、スロットルワイヤーが取り付けできなくなるので社外のハイスロを組み合わせて使用していますので分解方法は純正品とは違いますのでご注意ください。
キャブ側のスロットルワイヤーを取り外しましたら右グリップの分解に入ります。
私の使用しているタイプはスロットルケースの回転止め用にイモネジが3か所に埋め込まれているのでこれを緩めます。
3か所のイモネジを緩めたらグリップをケースごとハンドルから抜き取り、グリップ(ゴム部分)をスロットルから抜き取ります。
この際スロットルとグリップの間にシリコンスプレー等を吹き込むとグリップが抜き取りやすいです。
グリップを抜き取ったらスロットルをばらします。
全部で6本あります。
カバーを開けスロットルグリップからワイヤーを外します。
ただスロットルワイヤーは開き用と閉じ用でワイヤーの形状が違います。
ケースよりワイヤーを取り外す前に写真等で記録しておく事をお勧めします。
間違えて組むと面倒な事になります。(^^;
ちなみにこのタイプのロックナットがついている側のワイヤーがスロットル『開』用のワイヤーです。
ロックナットを緩めたらワイヤー本体をケースより取り外します。
『開』側と『閉』側でワイヤーの金属部分の曲げ角度が違います。
ケースよりワイヤーを取り外すときは先に『閉』側から外すと作業がやりやすいです。
ワイヤーを取り外したらキャブ側のワイヤーに『ワイヤーインジェクター』を取り付けます。
これはかなり便利な道具なのでぜひ一つは持っておくべきです。
これはワイヤーの端に取り付けスプレー缶の圧力でワイヤー内部に強制的にオイルをぶち込む事が出来るアイテムです。
多少の慣れも必要ですが、使い方は極めて簡単です。
最近のハイスぺモデルではフライバイワイヤタイプのスロットルも増えていますがワイヤー制御のバイクもまだまだ現役です。
出先でスロットルワイヤーが切れると目も当てあれないので、定期的なワイヤー内部のグリスアップには必須です。
特に旧車や絶版車に乗っている方は部品も無い場合があるのでワイヤーの潤滑管理には充分注意しましょう。
ワイヤーインジェクターを取り付けたらワイヤー内部にスプレーグリスを反対側から噴き出すまで吹き込みます。
反対側から噴き出してもしばらくはそのまま吹き続けましょう。
反対側から汚れたグリス等が出てくるのでそれが綺麗なグリスになるまで出し続けたら内部の潤滑が完了です。
この際、先に洗浄力、浸透力の高いタイプの潤滑材を吹き込み(CRC556、ベルハンマー等)数回ワイヤーを動かしてから最終的にチェーングリス等の粘度の高いグリスを吹き込めば完璧です。
グリス切れを起こしていたワイヤーは劇的に動きが良くなり、ワイヤーの寿命も大幅に延びます。
同様の作業をチョークワイヤーにも実施。
外した部品を元通り組み付ければ完成です。
今回他にも作業を行っていますがそれはまた後日という事で(^^;
一度完璧にグリスアップが行われているワイヤーを使用するとグリス切れが発生した時に変化に気づきやすいです。
動きが悪くなったら切れる前に新品交換も良いですが、一度完璧にグリスアップが行われたワイヤーを使用して、その感触を体で覚えておけば切れる前に変化に気付けます。
一度騙されたと思ってワイヤーのグリスアップを行ってみてください(^0^)
では(^0^)/"
Posted at 2020/01/29 17:18:55 | |
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