
お久しぶりのレストアへの道です(^0^)
整備手帳にも上げましたが、尺の関係で記事が二つになりましたので、こちらに再度上げたいと思います。

今回用意したのがこれ↑
ダイソーに売っている合皮とかばんテープなる布製のベルトです。
合皮のみだと強度が一切なく、後席に乗った人が発進と同時にバックドロップを食らう事になるので必ず芯となる物を入れましょう。
①ベルトの長さを決めます。

古いベルトを外し実際にシートにベルトを巻き付けて長さを合わせます。
この時必要な長さより少々長めに取りましょう。
②芯ベルトに両面テープを貼り付けます。

ベルトの幅が25mm。
そこに20mm幅の両面テープを貼り付けます。
その際両面テープの両側に約2.5mmずつ隙間を開けて張り付けましょう。
③台紙を半分だけ剥がします。

台紙を半分だけ剥がします。
④剥がした部分に合皮を貼り付けます。
⑤残りの台紙も剥がしベルトを合皮で包みます。

シワや太さが不均一にならない様に注意しながらベルトを合皮て包んで行きます。
この後ミシン縫いをするので、両面テープに合皮がしっかりと張り付くように全体的によく圧着してください。
⑥ベルトの端面を縫い付けます。

先程両面テープを貼る際に両端に両面テープが貼られていない範囲があったかと思います。
その約2.5mmの位置をミシンにて縫い合わせていきます。
くれぐれも両面テープの上を縫わない様に注意してください。
両面テープの糊がミシンの針に付着し針が使えなくなります。
⑦バックルの作成

元々のバックルは鉄製。
もちろん経年劣化でボロボロになっています。
これを自作していきます。
⑧ステンレス板に下書きをします。

プレス加工で作られている元々のバックルを一度完全に開き、その開いたバックルを型にしてステンレス板に下書きをします。
⑨部品を切り出します。

下書きを終えたら使用する部分より少々大きめに切り出します。
切り出したら成型を開始しる前に予めシートへの固定ボルトが通る穴を開けておきます。
最終的なドリル径は9.5mmなのですが、薄い板にいきなり9.5mmを開けるのは失敗の元です。
まずは3.2mm→5.0mm→9.0mm→9.5mmと言った具合に徐々にあなを大きくしていきましう。
⑩部品の切り出し

穴あけが終わったら部品を切り出します。
先に穴を開けた方が作業は格段に楽です。
切り出しが終わったら切り口部のバリ取りも忘れずに。
バリが残っているとせっかくのベルトを傷付けたり、シート側の合皮が切れたりします。
⑪バックルの成型作業その1

末端側を曲げます。
本体を万力に挟み、先端部約5mmを直角に曲げていきます。
この際曲げ始めは細い丸棒等を当ててハンマーで叩いた方が綺麗に曲げられます。
⑫バックルの成型作業その2

バックルの両側を曲げていきます。
最終的には反対側に完全に折り込んでベルトを抑える役目もあります。
⑬バックルの成型作業その3

両サイドを90°まで曲げたらプライヤー等で更に内側に曲げます。
ある程度曲げたら、ベルトの端を20mm程折り返してから成型中のバックルに差し込みます。
⑭バックルの成型作業その4

ベルトをバックルにセットしたら、残りの曲げを行います。
この際万力等で最後まで圧着していきます。
⑮ボルトの取り付け穴を開けます。

バックルの穴の部分をくり抜いたらベルト取り付けボルトを使用して取り付けます。

なかなかいい感じに仕上がりました(^-^)
Posted at 2020/12/01 12:35:29 | |
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