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2025年12月04日

株式会社Woorom.の被害まとめ【カーネル】【カーオークションjp】

株式会社WOOROM(ウーロン)およびその関連事業(「CARNEL(カーネル)」、「カーオークション.jp」)による巨額詐欺・債務不履行事件について、被害者たちがLINEオープンチャットに残した膨大な記録を基に、可能な限り詳細かつ網羅的に時系列で再構成した深掘りレポートをAIで作成しました。


# **株式会社WOOROM・CARNEL事件 被害者実録 詳細時系列報告書**

## **第1章:発覚と混沌の始まり(2025年5月上旬〜中旬)**

**1-1. 被害者の会の結成と初期情報の錯綜(5月10日〜)**
2025年5月10日、管理人「りよ」氏を中心にLINEオープンチャット「(株)Woorom. 被害者の会」が設立された。当初は情報の断片的な共有から始まったが、瞬く間に被害の深刻さと広がりが明らかになった。

* **被害の実態:** 参加者からは「カーオークション.jpで保証金が返還されない」「カーネルで車を購入し代金を振り込んだが納車されない」「売却した車の代金が支払われない」といった悲痛な声が次々と上がった。特に、保証金10万円程度の少額被害から、アルファード出品代金700万円未払いや、数百万円の購入代金詐取まで、被害金額の幅は広かった。
* **従業員の告発:** 同日、元従業員を名乗る「ニゲル」氏や「マイケル」氏らが参加し、内部事情を暴露した。
* 給与の遅配は2024年12月から始まっていた。
* 店舗閉鎖が相次ぎ、従業員の大半は退職済みか無給で働いている状態であった。
* **自転車操業の仕組み:** カーネルの展示車両はWOOROMの所有物ではなく、融資会社(後にトラックリーシング社、ソニックス社と判明)が車検証を所有する「在庫金融(譲渡担保)」で回していたことが判明した。顧客からの入金で車検証を買い戻すはずが、その資金を別の支払いに流用していたため、納車が不可能になっていた。

**1-2. 仲大樹代表の「遅延工作」と「5月13日」の約束**
この時期、仲代表はまだ被害者の一部と連絡を取っており、巧みな嘘で時間を稼いでいた。

* **資金調達の嘘:** 仲代表は「個人投資家からの出資が決まった」「5月13日に資金が入る」と約束していた。しかし、当日になっても入金はなく、「投資家がICUに入った」「葬儀で遅れた」など、常識では考えられない言い訳をして期日を「16日」に再設定した。
* **偽りの誠意:** 一部の被害者(特に執拗に連絡した者や少額被害者)に対し、5万円程度の「迷惑料」や一部返金を振り込むことで、「返す意思はある」というポーズを取り、刑事事件化を防ごうとしていた。
* **生活実態:** 登記簿情報から、仲代表が新宿区神楽坂の高級マンション(家賃約32万円)や、六本木のオフィス兼住居(家賃200万円とも噂される)を維持していることが発覚し、被害者の怒りを買った。

**1-3. 疑惑の「渡邊一彰弁護士」登場(5月16日頃)**
事態の収拾がつかなくなった仲代表は、突如として弁護士を盾にし始めた。

* **一方的な通告:** 被害者に対し「クレミエール法律事務所の渡邊一彰弁護士に一任した」とのメールを一斉送信し、直接の連絡を拒絶した。
* **弁護士の実態:**
* 当初、渡邊弁護士の事務所に連絡してもつながらず、あるいは「受任していない」と回答されるなど混乱が生じた。
* 被害者たちは、受任通知メールのアドレスが「woorom@...」であったことから、仲代表による自作自演ではないかと疑った。
* 実際には、渡邊弁護士は一時的に関与したものの、仲代表からの着手金支払いが滞ったことや、仲代表が弁護士の制止を無視して勝手な約束を続けたことから、短期間で辞任していたことが後に判明する。

---

## **第2章:在庫車両の消失とメディアの介入(2025年5月下旬〜6月上旬)**

**2-1. 店舗からの車両「持ち去り」事件**
5月下旬、全国のカーネル店舗(静岡、東広島、福岡、熊本、新潟など)から、在庫車両が次々と姿を消し始めた。

* **融資会社による回収:** これは盗難ではなく、車検証の所有権を持つ融資会社(トラックリーシング、ソニックス等)が、債権回収のために車両を引き揚げたものであった。
* **二重売買の被害:** 既に代金を全額支払っていた顧客にとっては、自分の車だと思っていた車両が目の前で持ち去られる、あるいは既にスクラップ業者やオークション会場に売却されてしまうという、二重の被害となった。
* **スクラップ処分:** 驚くべきことに、比較的新しい車両であっても、換金の手間を省くためか、また車検証上の所有者権限を行使して即座に解体(スクラップ)処分された事例も報告された。これにより、被害者は「現車回収」という最後の希望すら絶たれた。

**2-2. ジャーナリスト・加藤久美子氏の協力とテレビ報道**
被害者の会は、警察が「民事不介入」として動かない状況を打破するため、メディアへの露出を図った。

* **加藤氏の介入:** 自動車生活ジャーナリストの加藤久美子氏がチャットに参加し、取材協力を呼びかけた。
* **「イット!」での放送:** 6月上旬、フジテレビ「イット!」でWOOROMのトラブルが特集された。番組内で仲代表は電話取材に応じ、「6月末までに全員に返金する」「資金調達の目処は立っている」と公共の電波を使って大見得を切った。
* **仲の激昂:** 放送後、仲代表はフジテレビに激怒して電話をかけ、「報道のせいで資金調達がダメになった」と責任転嫁を行った。これは、自身の嘘が露見したことへの逆ギレと見られた。

**2-3. バディカ・中野優作社長へのSOSと決裂**
中古車業界の有名人であるバディカの中野社長に対し、仲代表が救済(M&A)を求めていたことが発覚した。

* **救済の拒絶:** 中野社長はYouTube等で経緯を明かし、仲代表が提出した決算書等の数字にあまりに不審な点(粉飾の疑い)が多く、また銀行への説明を拒むなど不誠実な態度であったため、支援を断ったことを公表した。
* **虚偽の説明:** 仲代表は従業員に対し「年商200億円の企業(バディカや三和サービスを指すと推測される)からの支援が決まった」と嘘をつき、退職を引き留めていたことが元従業員の証言で明らかになった。

---

## **第3章:虚偽の「6月末返金」と法的措置の加速(2025年6月下旬〜7月)**

**3-1. 運命の6月末**
仲代表がテレビで公言した「6月末までの全員返金」の期限が迫った。

* **結果:** 当然ながら、大多数の被害者には1円も返金されなかった。
* **アリバイ作り:** ごく一部の、被害額が少なく、かつ執拗に連絡を続けていた被害者(数万円〜十数万円程度)にのみ返金が行われた。これは警察に対し「返済の意思があり、実際に返済している」という実績を見せ、詐欺罪での立件を逃れるための工作であると見なされた。
* **コピペメール:** 仲代表からの連絡は「スケジュールが変更になった」「来週中盤に対応する」「順次対応している」という定型文のコピー&ペーストのみとなり、個別の事情には一切答えなくなった。

**3-2. 民事訴訟の勝訴と回収不能の現実**
多くの被害者が、少額訴訟や支払督促といった法的手段に訴えた。

* **勝訴判決:** 仲代表は裁判に出廷せず、答弁書も提出しなかったため、被害者側の主張が全面的に認められ、次々と勝訴判決(債務名義)が確定した。
* **差し押さえの空振り:** 被害者たちは特定したWOOROMの銀行口座(みずほ、三井住友、りそな等)の差し押さえを試みたが、口座残高は既に数百円程度しか残っていないか、あるいは国税や他の金融機関によって既に差し押さえられており、回収は不可能であった。

**3-3. 探偵の投入と仲の私生活**
法的手段の限界を感じた有志(りよ氏ら)は、カンパを募り、探偵「戸塚敦士」氏に調査を依頼した。

* **潜伏先の特定:** 仲代表が新宿区神楽坂のマンションや、六本木の事務所に出入りしている様子は確認されなかったが、住民票上の住所や実家の情報が洗い出された。
* **実家への接触:** 探偵は岐阜県高山市にある仲代表の実家や親類縁者を訪問し、被害の窮状を訴えた。親族も仲の行状に困惑し、関わり合いを拒絶する姿勢を見せた。
* **オンラインカジノ疑惑:** 元従業員の証言や探偵の調査により、仲代表が会社の資金を横領し、オンラインカジノで巨額(数億円規模とも)を溶かしていた疑惑が濃厚となった。これが「20億円」とも言われる使途不明金の正体であると推測された。

---

## **第4章:警察の本格始動と仲の孤立(2025年8月〜9月)**

**4-1. 警察対応の変化**
当初は「民事不介入」を盾に被害届を受理しなかった警察署の対応が、メディア報道と被害の拡大を受けて劇的に変化した。

* **警視庁麻布署の動き:** WOOROM本社を管轄する麻布署や、被害者が多い栃木県警などが、大規模な捜査班を編成し、本格的な捜査に乗り出した。
* **告訴の受理:** 単なる「相談」ではなく、処罰を求める「刑事告訴」として受理されるケースが増加した。警察は銀行口座の履歴を洗い出し、関連会社(コンフォート等)を含めた金の流れを追跡し始めた。
* **共犯者の特定:** 警察の捜査線上には、仲代表だけでなく、オークション部門で虚偽の説明を行っていた**五味**社員、取締役の**御船**、**佐々木**、**金子**らも共犯者として浮上した。

**4-2. 連絡の完全途絶と孤独な戦い**
8月に入ると、仲代表からのコピペメールさえも途絶えがちになり、月末には完全に音信不通となる被害者が続出した。

* **偽の協力者:** チャット内に「大山」と名乗る人物が現れ、「自分は仲と直接会って150万円回収した」「知人が救済策を提案している」「過激な行動は控えるべきだ」と主張した。しかし、その言動の矛盾や仲を擁護するような姿勢から、仲本人または関係者による工作員であると見破られ、排除された。
* **残された従業員:** 元従業員「M.H」氏らがチャットに参加し、内部の惨状を詳細に証言した。
* 架空の売上データを作成して銀行融資を引き出していた(粉飾決算)。
* 従業員は労働契約書もないまま長時間労働を強いられていた。
* 仲は「銀行にバレたくない」と発言し、自転車操業を隠蔽し続けていた。

**4-3. クレジットカード決済の明暗**
* **チャージバック:** クレジットカードで保証金等を支払っていた一部の被害者は、カード会社への抗弁書提出や粘り強い交渉の結果、チャージバック(支払取消・返金)に成功した。
* **銀行振込の悲劇:** 一方、銀行振込で支払った大多数の被害者は、銀行に組戻しを依頼しても相手(仲)の同意が得られず、回収の手立てを失ったままであった。

---

## **第5章:逮捕へのカウントダウンと虚無(2025年10月〜12月)**

**2025年10月:逃亡生活の疑い**
* **生存確認:** 仲代表からの連絡は途絶えたものの、iMessageが「配信済み」になることから、携帯電話の電源は入っており、どこかで潜伏生活を続けていることが推測された。
* **新たな被害:** 騒動を知らずに最近になって被害に遭ったという新規参加者も現れ、被害の拡大が止まっていないことが明らかになった。

**2025年11月〜12月:長期化する捜査と諦念**
* **逮捕の遅れ:** 類似の詐欺事件(カートップ等)で逮捕者が出たニュースが流れる中、WOOROM事件の捜査は長期化の様相を呈した。被害額の大きさ、関係者の多さ、資金の流れの複雑さ(海外送金や仮想通貨、カジノ等)が、立件を困難にしていると見られた。
* **民事の終焉:** 多くの被害者が民事での回収を諦め、刑事事件としての立件と、仲および共犯者たちが逮捕され実刑判決を受けることだけを望むようになった。
* **「2025年12月1日」の現状:** ログの最後において、仲大樹は未だ逮捕されておらず、被害者への弁済もなされていない。被害者の会は、情報を共有し続け、警察の捜査を後押しすること、そしてこの事件を風化させないことを誓い合っている。

---

## **【トピック別深掘り解説】**

### **1. 組織的な詐欺スキームの詳細**
* **架空在庫と二重譲渡:** カーネルの展示車両は、トラックリーシングやソニックスといった金融業者に車検証を譲渡し、融資を受けていた。顧客には「自社在庫」として販売し、代金を受け取るが、その金で車検証を買い戻さず、金融業者に車を回収させる。結果、顧客は金も車も失う。これは構造的な詐欺(取り込み詐欺に近い)である。
* **オークション詐欺:** カーオークション.jpでは、実際にはUSSオークションの会員資格を停止されていたにもかかわらず、手書きの偽造出品票を使って「落札した」と嘘をついたり、逆に顧客から預かった車を別の会場(ZIP東京)に横流しして換金していた。実行犯である五味社員の関与が濃厚である。

### **2. 仲 大樹の人物像と虚言癖**
* **虚言の数々:** 「来週には資金が入る」「200億円企業の支援が決まった」「投資家が急病になった」「メディアのせいで入金が遅れた」など、その場しのぎの嘘を息を吐くように繰り返した。
* **浪費と本性:** 元従業員によれば、会社が傾いている最中でも高級車(アルファード、LC)を乗り回し、六本木の会員制バーやキャバクラで豪遊し、アメックスで3億円分のロレックスを購入した疑惑がある。
* **プライドと責任転嫁:** 自身の経営失敗を認めず、常に他者(メディア、従業員、うるさい顧客)のせいにして責任を回避しようとする姿勢が一貫していた。

### **3. 従業員たちの悲劇と葛藤**
* **無給労働:** 多くの従業員が数ヶ月にわたり給与未払いの状態で働かされ、生活苦に陥った。
* **加害者としての側面:** 一部の店長や幹部は、事情を知りながら顧客を騙して契約させたり、車両の隠蔽・移動に加担して小銭を稼いでいた疑いがあり、被害者からは激しい憎悪を向けられている。しかし、彼らもまた仲のマインドコントロール下にあったり、生活のために従わざるを得なかった側面もある。

### **4. 警察・司法の限界**
* **民事不介入の壁:** 当初、警察は「返済の意思を示している(連絡が取れる)」ことを理由に介入を拒んだ。これにより被害が拡大し、仲に資産隠しの猶予を与えてしまった。
* **回収不能な判決:** 裁判所は被害者の訴えを認めたが、強制執行の実効性を確保する手段はなく、「勝訴判決」という紙切れだけが残された。この事件は、日本の法制度における詐欺被害者救済の脆弱さを浮き彫りにした。

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Posted at 2025/12/04 19:04:09

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