7月に入り、勤め先は日月休みとなり、一人でゆっくりと休んでおります(^^ゞ
最近滞り気味のブログ、ネタはたくさんあるのですが、夜までバッテリーが持たず、
「ネタはあるけど寝た」
・・・
で、ちょっと前の出来事をUPします・・・。
6月の中ごろですが、地元消防団の研修に行ってきました。
といっても、研修旅行ではありません。
消防学校で家屋火災の際の放水方法、進入方法等を学んできました。
座学の後、実際に写真のような2階建ての家屋を想定したプレハブ小屋で
消火活動の実施訓練。
訓練の内容は、
「消防団の詰所で機材の点検をしているところ、近所のおじさん(消防学校の教官)の家が燃えている。」
という設定。
おじさん役になって頂いた教官が、慌てふためいて詰所に飛び込むところから訓練スタート。
このおじさんがイイ感じで
「中におじいさんが残っているんだ!早くしてくれ!」や、
「なにノロノロしているんだ!早く行ってくれよ!」等ギャーギャーとまくし立てて団員にプレッシャーを
与えてきます(^^ゞ
消防車に乗って現着すると、現場に先回りしたおじさんのテンションは更にエスカレート。
「何をしているんだ!早く水を出せ!」、「早く火を消せ!」と叫んだり、
「もういい!」と言いながら
家屋の中に入ろうとしてしまう始末・・・。
これでは、消火活動に影響を与えるということで、おじさんを消防車の車内に閉じ込め、
身柄を確保(^^ゞ
おじさんを落ち着かせ、家族構成等を聞き出す団員、消火準備に取り掛かる団員。
そして私は他の団員と共に、野次馬役の見学組の団員から、
「仕事が遅い!」「隣の家に燃え移っちまう!」等野次が飛び交う中、消火しながら家屋の中に入り、要救助者を探します。
私が着ている防火服は、重いサウナスーツのような物で、服の中は汗だく。
家屋の中は真っ暗&煙が充満していて視界がすごく悪い状態で、
さらに外からの放水された水が容赦せず降りかかる中、人探し。
おじさんが言っていた通り、要救助者1人(おじいさん)を発見し、安心したところ、
ナント、2人目が2階に・・・。
おばあちゃんがいたとのこと。
どうやら、おじさんはパニックで(一時帰宅している?)おばあさんのことを忘れていたらしい。
砂袋でできたおばあさんはとても重く、頭側を持って階段を下っていましたが、
皮手袋が水で濡れ、滑りやすく、1度階段でおばあさんの頭を落としてしまったのは内緒。
おじさんが
「あーー、おばあちゃんが変わり果てた姿に~~~っ!!」と叫んでいます・・・。
建物内の要救助者有無確認、鎮火確認、周りへの延焼が無いことを確認したりして、撤収・・・。
教官からは、実際の現場でもこのようなパニックになった「おじさん」(重要関係者)がいらっしゃるようで、まずは落ち着かせて、家族構成、それぞれの家族の所在、等情報を聞き出すかが最重要とのことです。
決して「一発入れて静かにさせる。」なんてことはしてはいけません。
また、おじさん役になって頂いた教官は演技に熱が入っていてすごかったです。
やはり、色々な経験をされているだけあり、団員に詰め寄る様は緊迫感がありました。
間違いなく、主演男優賞獲得間違いなしです。
ちなみに本職の方は、あのプレハブに実際に火をつけて訓練を行うようです。
火を使っていない状態であんなに暑かったのに、火を使っての訓練を想像しただけで
ゾッとします。
いざという時の訓練ですが、このような本番が来ないように・・・。
なお、消防団が先着隊となった場合、消防団でも家屋に入り消火活動をします。
私が入団する前に2回ほど建物火災があったそうで、どちらも消防団が先着だったようです。
山間なので仕方ないのかもしれません。
とても充実した半日でした!
その帰り、お宮帰りのさかC2さんとすれ違いましたね~
Posted at 2011/07/11 10:28:43 | |
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