
先週、TC1000に見学に行った後、どうしても行きたいところがありました。
約30年前住んでいた街です。当時は国内最大の人口を誇る「村」でしたが、現在は合併し、「つくば市」となっています。
筑波研究学園都市という、国内でもモデル都市として研究機関が多く集まり、研究機関に勤める多くの職員の家庭が入っていた団地がありました。
ワタシの父は気象庁で、そこの研究機関で働いていました。
勘を頼りに走らせて見ると、見覚えのある風景に出会い、とても懐かしい気持ちになりました。
当時は小学生でしたから、周りの対象物が全て大きく感じていたのですが、いまはいっぱしの大人になっていますので、逆に全てが「こんなに小さかったのか・・」と違和感を感じました。
住んでいた団地の棟に行ってみると

悲しいことに住人は一軒も入っておらず、朽ち始めていました・・・。
あんなに活気があった街は空洞化が進み廃墟と化しつつありました。
駐車場も閑散としています。
ワタシが毎日遊んでいた公園。
子供の姿はありません。
それでも救いだったのでは、通っていた小学校の片隅にあったベンチがまだありました。このベンチにラジオを置いて、ワタシの兄弟4人で毎日ラジオ体操をしていたんです。
雨の日を除き、毎日毎日ここでラジオ体操をしていました。
懐かしい思い出がよみがえってきました。当時の友達は皆どうしているんだろう??
今私は東京の多摩地区に住んでいますが、この多摩地区もよーく見ると空き家が意外と多いんです。半分くらいは空き家じゃないでしょうか。
いまは普通に建っているマンション群も、数十年後にはこの街のようになってしまうんでしょうか・・・?
時代の移り変わりと共に人もどこかへ移動してしまう。
一つの町がまるで消失してしまうかのように。
この現実はどうしようもないですが、少し悲しさを感じました。
Posted at 2010/02/09 00:08:06 | |
トラックバック(0) | 日記