2011年05月01日
こんにちは。
最近仕事がすごく忙しいんです・・・。
4月中旬からの休みはほとんどつぶれてました。
私の今年の開発テーマであった新機構が実機に搭載され、それの試験と検証で大忙しでした。
この実機は試験的にお客様のところへ納品され、使用説明とフォローもこれから行っていきます。
この新機構はこれまで類似のものがあったのですが、結構コストが掛かっていた反面、商品の単価に反映させることが難しい(これが付いているからといって価格を上げられない)という、悩ましい機構だったのです。
これまでの類似のものと比較して、部品点数を約1/10まで減らし、ほぼ同等の性能を維持することに成功しました。
これで今年は社長賞をゲットします!
それに加え、今年は会社の互助会の会長に選任され、4月に入ってからそちらでも忙しい・・・
昨年・一昨年の前任者は新入社員の歓迎会をサボり、年間通じてイベント事は何もせず、社員からは不満が噴出していたので、今年は意地でも新入社員の歓迎会(4月28日:ボウリング&パーティ)を開きました!
って・・・愚痴に近い近況報告はこの辺にして、
一昨日、会社に休日出勤していて、夕方帰ろうとしていたところ、
会社の門を出るときにトライクがエンストしてしまったのです(笑)
普通に再度スターターを回しエンジンをかけ、走り出そうと一速に入れたら・・・
はぁ?スターターが回りっぱなしだ!
あわててマシンから降りようと、ニュートラルに入れるためにチェンジペダルを強めに蹴ったら・・・
チェンジペダルがポロッ!!!!
ゲッ!!!
ペダルのバーの溶接が割れて落っこちた!(激怒!!)
それなら!!イグニッションキーをOFFにすればと思い、
キーをOFF。エンジンは止まったようです・・・。
はぁ?!?!
スターターはまだ回っている!!!
クラッチレバーを放そうもんならマシンは前に進んでしまいます!
現状確認をしたい→クラッチレバーを放したい→ギヤ入ったまま(マシンは前に進もうとする)→ニュートラルにしたい→チェンジペダルが無い→スターター止めたい→現状確認したい
無限ループに入っているのを認識するのに10秒位かかりました。
クラッチレバーを握ったまま30秒位ボーゼン・・・・その間ずーっとスターターは回りっぱなしです。
とにかくクラッチレバーから手を放したい。
ふと気づくと・・・
手にはグローブをしている。
かなり冷静でした。空いている右手のグローブを歯で脱ぎ、グローブをクラッチレバーに巻きつけて結び、左手を放すことに成功!
まだスターターは回っています。バッテリーが弱くなってきています。このままバッテリーがなくなるまでほっておくかとも思っていましたが、このマシンはキックスタートが無いんで、バッテリーがなくなるとスタートできなくなります。
とにかく、バッテリーを外したい。
思いついたのが車載工具。簡易ドライバーがありました。
このドライバーでバッテリーのメインハーネスを外しました。
ようやくスターターが止まりました。
とにかくギアをニュートラルに入れたい。
会社の工場を開け、工具を持って来てチェンジペダルの溶接が外れたかたわれを外し、ペダルを溶接しなおし。
何とかギアをニュートラルに出来ました。
外したメインハーネスをバッテリーにつなぐと・・またスターターが回ります。
なぜだ?!
キーはOFFになっているのになぜスターターが回る?
考えること5分。
・・・・・分かった。
スターターのリレースイッチがONになったままなんだ。
このリレースイッチがONのままだと、バッテリーからスターターが直結された状態となり、スターターが回ってしまう。
リレースイッチを外して確認。
スイッチのカバー内に何かがある。
・・・・錆?!
いつしか水分がカバー内に入り込み、端子が錆びていました。
原因はこれだったようです。錆を介して電流が流れ続け、リレースイッチがONになりっ放しになってたようです。錆びている端子をブラシでキレイにし、再度接続。
リレースイッチは正常になりました。
この時点ですでに19:30。
あぶないですが、この状態で何とか自宅までたどり着きました。
そして昨日、購入していた次期エンジン(SUZUKI GOOSE)に付いてきたハーネスについていたリレースイッチを移植。
これで解決となりました。
・・・・・疲れた。
このマシンは今後、どこが壊れるかわかりません。
早いトコ次期エンジンに乗せ変えてハーネス類も全て国産にしないと。
大変なGW前半でした(笑)
Posted at 2011/05/01 21:19:14 | |
トラックバック(0) | 日記