
【商品名】
ティーエスワン 配合 OD 錠 / カプセル / 顆粒 T20 , T25
※これらの薬剤の成分はどれも同じ。
【がん細胞に対する薬剤の働き】
ティーエスワンはがん細胞を減らしたり,増殖を抑えたりする薬 ( 抗がん剤 )で、テガフール,ギメラシル,オテラシルカリウムといった 3 種類の成分が配合される。
≪テガフール≫
がん細胞の遺伝子に取り込まれ,がん細胞の成長,増殖を抑える成分 ( 抗がん作用をもつ成分 ) 。
≪ギメラシル≫
抗がん作用を増強する成分。
≪オテラシルカリウム≫
消化器への副作用を軽減する成分。
【服用上の注意】
・空腹時の内服では効果が弱まる可能性があるとされるため、通常は食後に内服する。
・薬の効果を安定させるため,毎日大体同じ時刻に内服する。
・飲み忘れた場合,決して2回分を一度に飲まない。
【副作用】
≪白血球減少≫・・・血液中の白血球の数が減る
少々白血球数が減少しても大きな問題になることは殆どないが、白血球数が 1000/μL 程度まで減少するなど大幅に減少した場合,細菌などの菌に感染しやすくなる。感染症にかかった場合,発熱や咳,息苦しさ ( 肺炎 )が起きることがあり、感染予防として,日頃から手洗いやうがいを積極的に行う必要がある。定期的に採血を行い白血球数 ( WBC ) の値などを確認する。
≪貧血 / 血小板減少≫・・・血液中の赤血球 ( ヘモグロビン ) ,血小板の数が減る
定期的に採血を行い赤血球(ヘモグロビン)や血小板の数などを確認する。赤血球、ヘモグロビンや血小板の減少が確認された場合は,薬を休薬するなどして対応する。
≪食欲不振≫
程度は人により差が大きいため,症状にあわせて休薬をしたり,量を調節したりして対応する。無理に食事をせず、美味しく食べられるものがあればそのようなものを多めに摂取する。
≪下痢≫
程度は人により差が大きいため,症状にあわせて休薬をしたり,量を調節したりして対応する。下痢がひどい時は,脱水を避けるため水分を多めに摂取する。
≪口内炎≫
うがいや歯磨きをし、口の中を清潔に保つことで、口内炎のリスクが低下します。歯磨きをする際、歯ブラシは柔らかいものを使い、歯ぐきを傷つけないようやさしく磨く。
≪流涙,眼のかすみ,視力の低下≫
涙が出たり,眼が霞んだりといった異常を感じたら速やかに主治医へ。
≪体のだるさ≫
≪色素沈着≫
【その他】
妊婦が誤って飲むと胎児に奇形が生じる恐れがある。
Posted at 2021/06/02 06:26:51 |
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