
福井県に住んでいた頃、30年ほど前の話しです。
友人4人でスキーに出かけていました。
どこのスキー場だったかは覚えていません。
帰りの高速道路での事でしたので、富山か
金沢だったのでしょう。
ラストまで滑って、帰りの道は真っ暗。
スキー談議に花を咲かせていると…
突然、メーター内の警告灯が全て点灯したのです。
「わっ、わっ、何じゃこりゃ!?」
ほどなくヘッドライトが消え、エンジンストール。
路肩に車を止め、キーをひねっても「カチッ」とも
言いません。
症状はバッテリー上がりですが、さっきまで走って
いたので、それは考えられません。
とにかく治さなくてはなりませんので、JAFを呼びます。
当時は携帯など持っていませんので、高速には設置があった
非常電話で友人が呼んでくれました。
寒空の中、しばらく待っていると到着しましたので
状況を話します。
「多分ダイナモ、発電機やね。」
その頃は、まだオルタネータって呼び方は一般的では
ありませんでしたので、こう説明してくれました。
「レッカーですか?」
恐る恐る聞いたところ
「レッカーだと高くなるので、バッテリーを1個買いますか?」
「えっ、バッテリー?福井ですけど持ちますか?」
「1時間くらいなら十分に持ちますよ」
新品のバッテリーに交換し、キーをひねると
当たり前のようにエンジンが掛かりました。
「寄り道せずに帰ってくださいね」
「ひゃい…」
基本的には暖房をオフにし、街灯のある部分では
ヘッドライトを消したりして走ったのを覚えています。
翌日、トヨタに持っていきます。
ここでも状況を説明すると、やはりオルタネータとのこと。
はじめは7万くらいを言われましたが、安くあげてほしいと
お願いすると、4万を切る程度までなりました。
今考えると、リビルトを使ったのでしょうね。
実は数週間前に車検を通したばっかりでした。
「車検の時にはチェックしないのですか?
すぐに壊れるのは納得いきません。」
「ダイナモは突然壊れるんです。
もちろん、壊れていたら交換してますけど。」
当時の車は、スプリンターカリブ。
走行距離は7万㎞を超えたあたりでした。
今の車はオルタネータの信頼性は上がっているとはいえ
私のレガシィはすでに14万㎞。
今年中には交換しておかないとですね。
予防整備という言葉を聞くと、寒空の中真っ暗な道を
おびえながら走った記憶がよみがえります。
おわり
Posted at 2020/05/31 15:18:38 | |
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