2020年01月13日
「買った時から値段が落ちない車」
なんてタイトルで「ランエボ」の
文字を含んだ記事が上がっていました。
ランエボと言えば、日本を代表する
ラリーカーで、パジェロと共に
惜まれつつ廃番となった車です。
中を覗いてみると「ランエボと同じ
エンジンを積んだ車が20万円で
買える。2年乗っても…」という
内容でした。
エアトレックといいます。
2001年から2009年まで販売された
三菱の中型車で、クロスカントリーSUV
と言ってますが、まあツーリングワゴン
でしょう。
エンジンはランエボと同じ4G63を
デチューンして中速域のトルクを
アップした2リットルツインカムターボ
です。
馬力はランエボの272PSに対して240PS。
もう、十分です。
調べてみると、エアトレックの
デチューンは、ターボのタービンが
少し小さくしているとの事。
タービンさえ変えれば。
ぐへへ…
これ、いいじゃん♪
という訳で、中古車を探します。
確かに20万くらいであるのですが、
圧倒的にタマ不足。
全国で20台くらいしかありません。
1番近くて岐阜県。
さすがに、10年以上前の車を
現物確認せずに買うのは
ためらわされます。
最近の中古車サイトは、良くできて
いますなぁ。
「あなたにおすすめ」にレガシィが
出ていたのです。
スバル、レガシィツーリングワゴンは
1989年に発売されています。
「わたしをスキーに連れてって」が
公開されたのが1987年ですので
スキーブーム真っ只中。
4WDで早くてスタイリッシュな
車として、スキーヤーに大人気でした。
当時スキー雑誌に載っていたのが
「ロシニョール←高級スキー板
を買ったけど、スキーに行かない?
って女の子を誘っても誰もついて
こないけど、レガシィ買ったんだけど
スキー行かない?って誘うと
グンと確率が上がる」
なんてのが、ありました。
その頃は、とても買える車では無く
じきに長野で結婚して子供ができ
ワンボックスに乗り換えていました
ので、アウト・オブ・眼中だった
のです。
レガシィは販売期間も長く、値幅に
差がありますが、エアトレックで
見た値段と同じようなものもあります。
水平対抗エンジンかぁ…
量販車では、スバルとポルシェしか
作ってないエンジンに乗るのも
いいなぁ。
って訳で、詳しく調べてみる事に
しました。
まず、目に飛び込んできたのが
280馬力と言う出力。
羽を付けたら、飛んで行ってしまい
そうです。
これはマニュアル車の馬力で
オートマにはもう少し低い260馬力の
設定です。
それでも最初に買おうとしていた
エアトレックよりは高出力。
すみませーん、これ下さい(・∀・)
てな事はありませんで、こっからが
本番です。
初代からの進化を細かく見ていき
価格とのバランス、いわゆる相場を
体感して行くのです。
高性能でメンテナンスが掛からない
のが理想ですが、そんなのは
めっちゃ高くなります。
今回の予算は、総額で50万円。
乗ってみないと、ずっと使うかは
分からないし、そもそも乗らない
かも知れません。
現に、大阪に来て12年。
車が無い生活で、困った事は
ほとんどありませんから…
レガシィツーリングワゴンは
歴代で5代あります。
初代はプレミアム価格だそうで
2代目と共に数がありません。
5代目は比較的新しく価格が高い
のと、大きくなり過ぎたボディが
好みではありません。
3代目と4代目に絞って
探して行きます。
3代目はツインターボ。
なんて、甘美な響き♪
ターボが2個ですよ、あんた。
でもね、よくよく調べていくと
低速域担当と高速域のターボの
二つである事が判明。
昔のターボは、いわゆるドッカン
ターボと呼ばれるものでした。
低回転ではまるでターボが効かず
一定の回転数になると、後ろから
蹴られたような加速に変わる。
ドッカーンと効くから、
ドッカンターボ。
低い回転数からターボを効かすと
高回転時に頭打ちになっていたのです。
それぞれ受け持つ回転数の違う
タービンを備えたのが、ツインターボ。
理想的なシステムのようですが、
どうしても切り替えの時に
谷間が出来てくるそうです。
その後、一つのタービンを
システムで制御した4代目に
なります。
調べて行くと、他にも大きく進化
しているようです。
まだまだパーツも出ているようですし
絞り込んで、検索!
大阪・京都・兵庫で20数件がヒットし
めぼしい7件に見積もりを依頼します。
その中で1台だけ後期型があり
対応も親切でしたので、実車を
見に行く事にしました。
ネックなのは、走行距離と内外装。
距離は13万7千キロ。
タクシーか!
まっ、タイミングベルトは10万キロで
交換しているので、エンジンは
多分大丈夫。
だって、不調なら高い金を出して
交換しないもんね。
足回りはダメだろうけど、他のも
15年以上前の車。
どの道、手を入れないとなりません。
外装も星が3つしか付いてないのが
気になります。
ここは現車でチェックですな。
確かにリアルーフスポイラーの
色ハゲとサイドブレーキブーツの
剥がれはありますが、補修で
何とかなりそうです。
実際に運転してみると、直進安定性は
問題なく、カーブでの変な挙動も
ありません。
加速がちょいと鈍く感じますが、
バイクと比べてもねぇ…
すみませーん、これ下さい(*^^*)
Posted at 2020/01/13 08:20:59 | |
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