はい!今回も総本山です!
今や全国制覇を成し遂げた横浜家系ラーメンの元祖!
総本山『吉村家』本店さんへ行ってきました!
ひと括りに『家系ラーメン』と言いますが、実際には直系の系列店の他に、
“ニセ系”と揶揄される資本系やインスパイア系など、多種多様な『家系ラーメン』が乱立するのが現状です。
私自身“ニセ”とまで言われる数々のインスパイア系を含む家系ラーメンと言われるラーメンを食べて参りましたが、
今回、ついにその元祖であり総本山であり、これら全ての元となった『吉村家』本店さんに、満を持しての訪店なのであります。
実は、今回伺った『吉村家』さんは“本店”とは言っても“支店”があるわけではなく、
『吉村家』と名の付く店舗は、実は、ここ本店のみです。
系列店として存在する店舗は“支店”とは呼ばず、“直系店舗”というもので、各々『杉田家』『はじめ家』『上越家』『厚木家』『高松家』『末廣家』『環2家』等々の数店のみだと言われています。
そして、ここまで裾野が広がった『家系』ですが、その元祖の『吉村家』の吉村実氏のルーツはFCチェーンの『ラーメンショップ』であると言われ、
吉村実氏の独立のきっかけは、まずは酒井製麺所が製造する麺への拘りがあったと言われています。
もちろん、酒井製麺所の麺を使うラーメン店は珍しくはありませんが、全国に2000店舗はあるという家系ラーメンの元祖『吉村家』の誕生のきっかけとなった麺を、直に本店で味わえるというのは感慨深いことであると思います。
『吉村家』拘りのスープも、実は『ラーメンショップ』の豚骨&鶏ガラスープをベースに“進化”させたものだと言われ、
家系の“本家のスープ”がどの様なものなのかも大変興味深いところです。
ちなみに、資本系とも(ニセ系とも)言われ、全国に大量の店舗数を誇り、時々私も美味しく頂いている『町田商店』や『壱角家』のクリーミーな“あの美味しいスープ”は、実はセントラルキッチン(工場)製だと言われており、『壱角家』が『町田商店』から仕入れているので味が似ているという話しもありますね🤔
いえいえ、でも、これは皮肉で言っているのではなくて😅
『壱角家』のスープは粉チーズなどとの相性が良く、洋風な味わいで、これはこれで本当に美味しいスープだと私は思っていますので、あしからずであります😅
これら“資本系”と呼ばれる店舗は、各地にその数を増やし、並ばずに手軽に家系ラーメンを楽しめるというのも魅力の一つですね。
まぁ、それにしても、総本山への訪店当日はとても暑い日でした。
長時間の並びは心配でしたが覚悟を決めて近くのコインパーキングにクルマを停めたのですが、
パーキングの隣には何やら史跡があり、どうやら勝海舟に所縁のある物らしいのです。
まぁ、勝海舟といえば、幕府側の重鎮でありながら渡米経験があり、突然『無血開城』を唱え出し、倒幕後には新政府側から“伯爵”に叙されたという限りなく怪しい(?)人物です。
って、少し話しがそれましたね😅
当時の『海軍兵学校の門標』だそうです。
レンガ造りや洋館が多い街、それが横浜です。
平日の午前中であっても、先客を正確には数え切れませんでしたが、軽く40人くらいはいましたかね?
画像で見ると、まず、店舗前の細長い敷地内に20人が並んでいます。
そこから、お隣のお店の前を避ける形で、後方は高校グランド脇の路地へ並びます。
40人前後なら、並びは1時間程度は覚悟でしょう。
まず、並んでから、先頭から10番手あたりになったら外の店員さんの指示で順次食券を買い、並び中に中の店員さんから食券の確認をされて、5~6人づつが案内されて着席するという感じです。
そして、今回、総本山である吉村家さんに訪店するにあたって目を付けていたメニューが、『チャーシューメン』です。
トッピングはやっぱり『玉ねぎ』と『辛みそネギ』ですね。
さらに、家系では当然の『ライス』です。
着席したら食券をカウンター上部に並べてコールを待ち、店員さんに聞かれてからコールします。
順番がきて『はい!お客さんは?』と聞かれて、
今回は『硬め、多め、濃いめで!』とコールしました。
ライスがあるので、これがベストでしょう。
卓上の調味料も豊富で、グリーンニンニクや揚げニンニク、そしてニンニクを漬け込んだ“統将 吉村実”の『ラーメン酢』などニンニク三昧です。
着丼前にセルフサービスのお冷やを用意しておきます。
箸とレンゲはカウンター上部にあるので大丈夫です。
別皿のネギたちが先に配膳されて、ラーメンは数分後に着丼。
まずは、まずはスープです。
本店および直系店舗が買い占めるせいで、全国で価格高騰しているという鶏油(チーユ)を撹拌させてスープを味わうと、これが旨い!
醤油というだけでなくコクの深さと豚と鶏のバランスとアブラの甘味が絶妙というか絶頂です。
待望の総本山の酒井製麺所の太麺も平打ちか否かという絶妙な中太麺で、スープを吸って絡んでウワサ通り旨さです。
ライスや味変でゆっくり食べたかったので麺の『硬め』は正解でした。
いや~、これまで数え切れないほどの家系ラーメンというものを食べてきたので、
『総本山』や『本店』と言われても少しナメていましたね😅
総本山の並びの多さは伊達じゃなく、真剣(マジ)に旨いということが分かりました。
ライスよりも大盛りの玉ねぎですが、スープにもすんなり溶け込んで、これがまた旨い!
辛みそネギは全然辛くなく、味噌が甘い味で、こちらもまた旨い!
別皿で大量なので、ライスに乗せればネギ丼も楽しめます。
チャーシューは想像よりスモーキー感が無い感じでしたが、これくらいの方が他との調和が良いという感じです。
そして、チャーシューはクタクタホロホロに煮込まれたチャーシューではなく、シッカリ形のあるチャーシューなのですが、赤身の部分もメチャ柔らかくジューシーで、味付けだけでなく肉自体の美味しさにビックリ。
どれもこれも、あまり旨さにペロリでしたね。
食べ終わってみれば、何か高級な料理を頂いたような余韻でした。
ということで、
今回も最後までご静聴ありがとうございました。
<(_ _*)>
本当に美味しかったです、ご馳走さまでした。
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