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イイね!
2019年05月21日

I don't mind about tomorrow

I don't mind about tomorrow  多くの人が、自身の考え方や生き方に大きく影響を受けた人がいるはずだ。それが身近な人だったり、あるいは作家だったりミュージシャンだったり、はたまたスポーツ選手だったり・・・。
影響を受けたといえば少々難しいかも知れない。
「憧れ」と言ってもいいかも知れない。

 「あなたがもっとも影響を受けた人は誰ですか?」と問われたら、私は迷わずこの人を挙げる。

Niki Lauda

 今日、訃報が飛び込んできた。
「不死鳥」と言われたこの人が、ついに帰らぬ人となった。

 入院していたことは知っていた。
また、ずっと前から「いつかはこの日が来る」とぼんやりと考えたりもしていた。
しかしあまりに早く、そして突然だった。

 この人の経歴に関しては、ネットや書籍をご覧いただくとして、
極めて個人的な見解を綴りたい。

 まずなぜ私が熱烈なラウダファンなのか、実は非常に単純な理由からである。
カッコイイからである。



 もちろんセナやシューマッハだって充分カッコイイ。
しかし、ラウダはさらに歴代のそうそうたる顔ぶれに混じっても、
群を抜いてカッコイイのである。
オーストリア出身のラウダは、なぜかイタリアと縁があった。
その才能を開花させたのはフェラーリだったし、
その後はアルファロメオエンジンをドライブした。
さらには引退後も個人スポンサーを続けたパルマラットは
イタリアの乳製品会社だった。
そんなイタリア色が、「精密機械」と言われたラウダの雰囲気と
絶妙なバランスを生み出したと言える。



 これはちょっとレアなワンショット。
1977年以降、ずっとBELLユーザーだったラウダが
一瞬GPAを使っていたらしい。
恐らく83年ごろだと思われる。
私がEBELの時計を持っているのも、ラウダの個人スポンサーだったからだ。

 中学生のころからラウダファンだったということもあり、
彼のインタビュー記事は可能な限り読み漁った。
大学生だった兄が買ってくれた「ニキラウダF-1の世界」と
自分で購入した「ターボ時代のF-1」は今でも大切な宝物だ。
よくラウダのことを「コンピューター」とか、
「精密機械」などと形容する人がいるけれど、
それは確かに正解な面もあるが、同時に不正解でもある。

 これまでかなりのインタビュー記事を読んだが、
この人ほど「人間くさい」人はいない。
そしてこの人ほどクルマ好きでレースオタクな人も珍しい。
おおよそF-1ドライバー、それもチャンピオンクラスになれば
引退後は静かに暮らすか事業を起こすなどが王道だろう。
そして普段は意外と控えめな高級サルーンカーに乗るといったところか。
確かにラウダ自身も一度目の引退後は航空会社を立ち上げたりはしたが、
最終的にはその事業は他人に任せ、
最後の彼の「職場」はサーキットにあった。
F1に復帰した際、「引退後は今とはまったく違うフィールドにいると思う」と語っていたが、結局この人がサーキットを去ることはなかった。



 BMW M1を使ったワンメイクレースの復活にも積極的だったらしい。
実現は難しいかも知れないが、F1ドライバーが全員同じクルマでレースをするという企画は面白い。

 ニキラウダという人を語るとき、必ず話題になるのはやはり’76年の事故だろう。
事故当時のことをラウダは著書の中で詳細に述べている。
ヘルベルトウェルカー氏のインタビューも興味深い。
事故後も一切の恐怖を断ち切って走ったという旨のことが書かれている。

 しかし、その数年後に出版された著書のインタビューでは
「本当のことを言うと、復帰第1戦のモンツァでは
 もうそれこそ1分おきにトイレに行きたくなるくらい恐怖だった」と打ち明けている。
長年の付き合いとなるウェルカー氏の言葉が面白い。
「とうとう白状しましたね!」

不死鳥と言われたラウダだって人の子。
著書の中には自身のミスも詳細に書いているし、
他のドライバーへの批判も称賛もある。



 書ききれないほど、この人への憧れは今だ強烈なものがあるけれど、
それでいてクルマ好きでレースオタクな面に
なんとも親しみを感じてしまう。



私はラウダの著書を何度も何度も読み返している。
それはこれからも続くだろう。
何度読んでもそこには興味関心や感動、そして興奮がある。
この人の含蓄のあるコメントがもう聞けないのは寂しいけれど、
いつまでも私の中では生き続ける。



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Posted at 2019/05/21 22:10:01

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この記事へのコメント

2019/05/21 23:41:33
先程のコメント、失礼しました。
あまりにも突然の訃報に言葉が見つかりません。
何というか速報を聞いて、感じる喪失感が大きく、名だたるドライバーやチームの追悼ツイートを読む度、彼の栄光、真っ赤なヘルメットから覗く鋭い眼光はあの当時携わった全ての人々、魅了されたファン、後に知って好きになった人々の中で永遠に語られる伝説になっていくでしょうね。
今は、ただ安らかにお眠り下さいと願うばかりです。
コメントへの返答
2019/05/22 20:37:06
いえいえ、コメントありがとうございます。私は逆にいろんなことが思い浮かんできて、一体何から言葉にすればいいのか・・・と混乱しています。この人、基本的に正直なんだと思います。ズケズケとハッキリモノをいうタイプなのですが、それでも多くの人たちから愛される・・・そんな稀有なキャラクターなんだじゃないかと。
2019/05/22 21:27:14
ブログで当時のアルファロメオ車(hataサンのカラーリングも)のスポンサーさんの事業内容を、初めて知りました(^_^;)

ニキ・ラウダさんは、自分が生まれた年に大クラッシュ…ですが再度復活後にチャンピオンで、子供のころにタミヤのプラモデル(フェラーリですが)を造った位、リアルタイムではなかったのですがファンでした!

去年までメルセデスのピットに普通に居たり、大手術を乗り越えたりで、未だに凄い方だなぁとも思っていましたが…あまりにも突然でビックリしました、残念です

コメントへの返答
2019/05/22 21:43:55
Parmalatが乳製品の会社だというのは、日本では意外と知られてないんですよね。マスカルポーネが有名なんですけどね(^^)

あの大事故は衝撃でした。しかも今もってその原因は不明なんですよ。ラウダ本人も「事故の映像を何度も見たが、まったく記憶がない」とのことです。

私が今でもF-1を見るのは、実はピットにラウダがいたからなんです。しかし昨年からその姿は・・・一日も早く戻って来てもらいたかったのですが、残念でなりません。
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