
タイトルとは裏腹に、TOP画像にエゾリスのカン太君に登場してもらったのにはワケがある。
少々長文になると思うがお付き合いいただければ幸いです。
今回は3日にEuro&World Cup、翌日4日にNew Hokkaido GTを走るスケジュール。
5日も休日ということもあり、更別カントリーパークに2泊することにした。
しかし、3日の朝から想定外の出来事が。
「高速道路、一部でチェーン規制」
なんと、高速で雪が積もってる!
今年の春は例年になく寒く、そして雪も降っている。
5月に入ってからも山間部だけでなく、札幌の市街地でも雪がちらつくことも。
good-eyeさんと「ここは無理するところじゃない」ということになり、
下道を使ってTSサーキットを目指す。
ただし時間は高速利用時よりも倍近くかかり、大幅に遅刻。
午前のJrコースの走行は諦め、CMコースに直行して午後の準備にかかる。
のんびりと準備を終えたところでJrコースに出向き受付。
すると「今ならまだ走れますよ」とのこと。
それなら、ということで大急ぎでゼッケンを貼ってコースに出る。
もちろん今シーズン初走行、無理はしない。
クルマの感触を確かめながら・・・などと思うがやはりペースは上がる。
しかし、またしても想定外。
水温が高い。
最初は「ちょっと高いかな・・・」くらいだったが、ジワジワと上がっていく。
けっこうイイ感じで走っていたラップではあったが、今はタイム云々ではない。
最終コーナーを抜けた時点でアクセルを抜いてクールダウン。
145に乗っていた5年前、同じくこのJrコースでエンジンをブローさせた経験がある。
思い出せばあのときも、「ちょっと水温が高いかな」と思いつつも
前のクルマを追いかけるのに熱くなって、
グングン上がっていたメーターの針を見ていなかった。
その教訓があったので、今回は早々に引き上げることに。
CMコースに戻り、各部をチェック。
・クーラントの漏れは見当たらない。
・サーモスタットは昨年換えたばかり。(サーモの故障なら逆のケースが予想される)
・高圧キャップの緩み、破損もない。
・水温センサーは一昨年交換したので可能性は低い。
一応バッテリーの端子を外し、PCをリセット。
メインECUのソケットもチェックする。
そしてCMコースでの走行。
クルマは昨年から何も手を入れていないので、特に注意することもない。
ひたすら水温計を見ながらの走行である。
しかし、明らかに高い。
156は145に比べて、レース用の大型ラジエーターを入れていることもあり
水温に関しては「優等生」だった。
夏場のレースでも90℃チョイくらいの水温から上がることはなかった。
ましてや今年の「例年にない低温」と言われる気温で、この水温は明らかにおかしい。
早々にピットに戻り終了。
この時点で翌日のNHGTへのエントリーを断念することに。
同時に2006年の第4戦(HSP)から続いていた北海道GT連続出場は
33戦で途切れることになった。
good-eyeさんに症状を話すと早速スマホで調べてくれた。
その結果、ウォーターポンプが疑わしいことが分かった。
(その後、さらに顕著になった症状を照らし合わせていくと
かなりの確率でウォーターポンプの故障、破損が原因と思われる)
そんなわけで、今回のNHGTは参戦8年目にして初の「観戦・応援」する側に回ることに。
今まで連続して走れたことは「幸運」だったのであって、
長くやっていれば今回みたいなことはある。
ならば観る側になってNHGTを楽しもうというわけである。
フリー走行では7~8コーナー付近で各車のコーナーリングを観察。
思った以上に人それぞれ、ライン取りやアクセルワークが違うということに気付く。
予選レースからは家内が教えてくれたサーキットテラスの二階で観戦。
ここなら外よりは暖かく(それでもけっこう寒かったが)、イスに座ってじっくり観ることができる。
ちょうど4~5コーナーから裏ストレートあたりがよく見える。
今回はエントリーが全部で40台ほどと、それほど多くなかった。
A~Cの各グループも10台ちょっとなので、それほど接近戦にはなっていなかった。
ただ、走っているほうとしては「重い緊張感」を強いられるレースだったのではないだろうか。
しかし、そんな中「熱いバトル」を繰り広げたドライバーがいた。
ぽよRさんスイフトVSしーびっきゅう君アルテッツァである。
詳細は今後ぽよRさんが動画でUPしてくれると思うのでそちらをご覧いただくとして
二人の熱いファイトに家内と二人で盛り上がった。
さて、そんなわけで今回の2泊3日のE&W CupとNHGTの「連戦」は
Jrコースを3周ほどしただけに終わった。
しかしネガな気持ちはまったくない。
確かに連続出場が途切れてしまったのは少々残念な気もするが
これは私が勝手にカウントしていただけで、特に何かに残るというものではない。
それに、別な理由で途切れるよりはスッキリした気分だ。
収穫だってあった。
自分で自分を再確認できた。
実は今年ほど開幕を平静な気持ちで迎えたことはなかった。
別の言い方をすればシーズンが始まることにワクワクしなくなったとも言える。
「冷めてしまったのかな:」と思ったりもしたが
予想通りそれは「間違い」に他ならなかった。
その証拠に「今ならまだ走れますよ」とE&WのJr走行枠がまだ残っているのを聞いたとき、
大急ぎで準備をする自分に「やっぱり走りたいんだ」と一人で笑ってしまった。
さらに、そのたった3周しかアタックできなかったリザルトを見て眼を疑った。
自己ベストの0.2秒落ちでしかなかった。
1本目でベストに迫るタイムを出せたのは素直に嬉しい。
たった3周だったけれど、自分自身のチェックはできたようだ。
ひょっとしたら今も続けているトレーニングが効いているのかも知れない。
いよいよシーズンが始まった。
心身共に準備はできた。
あとは156をちょっと直して来月のNHGTに向けて準備をするとしよう。
【NEWS!】
十勝スピードウェイのトイレが新しくなりました!
これまでのノスタルジーな雰囲気漂う和式トイレから
最新の洋式へとリニューアルです。
なんとウォッシュレット!
しかもヒーター装備!