タイミングベルト交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
走行距離3万5千キロほどだけど、30年落ちの車なので、念の為タイミングベルトを交換します。交換部品はタイミングベルト、ファンベルト、テンショナー、ウォーターポンプ、それとついでにサーモスタットも交換しました。
・タイミングベルト:三ツ星ベルト MFFJ2001(純正部品型番 13160KA030)
・ウォーターポンプ:GMB GWSU-17A(純正部品型番 21111-KA041)
・テンショナーベアリング:GMB GT90290(純正部品型番 13070-KA071)
・ファンベルト: 三ツ星ベルト MPMF1285T(純正部品型番 17521-76G00)
・カムシャフトオイルシール:Koyo FU6524(純正部品型番 80673-8200)
・クランクシャフトオイルシール:FU6525(純正部品型番 80673-1070)
2
実際の作業は他の方の情報を参考にした方が良いと思うので、ここではやったことをサラッと書くと、
1.左後ろのタイヤを外す
2.ホイールハウスカバーを外す
3.ショックアブソーバーを外す
4.オルタネーターの取り付けボルトを緩めて、ファンベルトを外す
5.クランクプーリーの取付ボルトを緩めクランクプーリーを外す
6.タイミングベルト収納カバーを外す
7.カムスプロケットのボルトを緩める
8.クランクとカム側のスプロケットとベルトにマーキング
9.テンショナーを緩めてベルトを外す
10.カムプーリーのカバーを外す
11.カムオイルシールを交換
12.クランクスプロケットを外してクランクシール交換
13.ウォーターポンプを取り外す
14.ウォーターポンプの取り付け面掃除、ケレン
15.ウォーターポンプ取り付け
16.ゴムパッキン取り付け
17.カムプーリーとクランクスプロケット、テンショナー取り付け
18.タイミングベルト取り付け
19.テンショナー張り
20.カムプーリーのボルト締め
21.クランクシャフト取付ボルトを付けて2周回転させて確認
22.タイミングベルト収納カバー取り付け
23.クランクプーリー取り付け
24.ファンベルト取り付け
25.オルタネーターテンションボルト締め
26.クーラント液補充
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MITSTUBOSHIのタイミングベルトは交換シールが同梱されていて別途用意しなくて済むので便利。走行距離は35,042kmでした。
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ここからは雑感。
クランクプーリーの取り付けボルトが外れない問題ですが、今回は電動インパクトレンチ一発OKでした。使用したのは300Nのものですが、ディーラーによると既定締め付けトルクは11Nとのことなので、なぜインパクトでも苦労する人が多いのか不思議です。
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意外と手こずったのがタイミングベルト収納カバーの取り外しです。取り付けボルトが多く、狭い場所はソケットレンチが入りません。こんな時はギアレンチとそれに取り付くソケットがあると便利かと。あとオイルゲージも取り外した方が便利です。取り付けボルトを外すと根本からと抜くことが出来ます。
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最も苦労したのがウォーターポンプの取り外し。ボルトとノックピンで止まっているだけなのですが、こじって叩いてもビクリともせず。結局下側にバールを差し込み冷却液を抜いたあと、右上の接合面にマイナスドライバーを打ち込んで、少しづつ剥がしながらようやく外すことができました。
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オイルシールを外す為に、オイルシールプーラーを購入したのですが、今回は正直微妙でした。差し込んだあとに立てて梃子の原理で外すのですが、そもそもそんなに余裕のある空間では無いので取り回しが効きません。精密マイナスドライバーでこじるのが正解でした。
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取り外したタイミングベルトはスバルのものが付いていました。亀裂も無く30年も持つとは素晴らし過ぎる品質です。ファンベルトは亀裂もあり若干新品と比較すると長めになっていました。交換すると動きが明らかにスムーズ。運転してみた限りでは高速時の伸びが良くなったような気がします。ウォーターポンプも回してみると引掛りが感じられるので取り替えて良かったかも。
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