
ここ、長崎の原爆資料館。
約10年前、初めて長崎に来たとき、ここの前まで来たけど、タイムアウトで入館できませんでした。そしたら、変なヤツらから・・・
「平和主義者の聖地に、戦争屋が土足で踏み込むんじゃない」
「アンタがそんなとこ行きたがるのか!」
その他、へんてこりんな罵詈雑言が多数、あちこちからやってきましたね。
「うるさい!戦争なんて、誰もがいやじゃ!」なんて、彼らに言っても通じません。つまり、自称「平和主義者」は、自分たち以外の、いわゆる「敵」がいないと生きていけない宿命下にあるのでしょうね。敵が無ければ敵を作るというのは、こういった人種の特徴を超えて、こういった人種の宿命であると、改めて思った次第。
悲惨な写真も多数あって、もうとても目を向けられたものではありませんでしたが、あの写真を撮ったカメラマンは、いったいどんな心境でシャッターを打ったのでしょうか。「私情を離れてこそ、プロのカメラマンとしての第一歩」なんて漢字の言葉をどこかで耳にしたような気がしますが、それが事実だとすると、わたしはとてもプロの写真家になんぞなれはしません。
かといって、空想的平和主義がいかに危険かなんてことくらい、もう誰もが分かっていることです。
そうはいっても、ここは厳粛な心境でお参りするしかありません。
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2024/11/07 07:34:50