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2021年09月11日

”限界ニュータウン”探訪

”限界ニュータウン”探訪 いや~まだまだ暑いですねっ!!
それでも朝晩はすっかり秋の気配?
ずいぶんと過ごし易くなりました。
昼間に30℃を切るようになれば、
ようやく秋を実感できそうですが。
やはりお彼岸までかかりそう(^◇^;)
今朝は早起きしたものの、
雨が少し降っていました。



二度寝して起きたのは7時半。
流石に雨は止んでいましたが、早朝に見た天気予報より1時間は長く降っていたようです。
すっかり朝練モードの気持ちは萎えてましたが••••
日差しが出てきたので意を決してドライブへ。
1号機のパンダを給油がてら乗り出しました。
タンク容量が32Lと小さいため、街乗り12キロ前後の燃費でも250kmほど走ると給油を考えないといけないので少々面倒(´-ω-`)

10時半ですが気温は25℃と、窓を開けて走れば充分気持ち良いです〜♪

快走とまではいかないまでも、まあまあスムーズに走れますが、朝練には遅い時間(苦笑
いつものルートを巡回するのもいいですが、今日は新趣向ルートを試してみようかと思いつきました(ぉ

かねてより研究(大袈裟?w)していた“限界ニュータウン“の探訪です(謎
限界集落というのは皆さんも聞いたことがあるかと思います。
>限界集落(げんかいしゅうらく)とは、過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になり、冠婚葬祭などを含む社会的共同生活や集落の維持が困難になりつつある集落を指す。

などと定義されたりしていますが、“限界ニュータウン“ はそれのニュータウン版とでも言えば良いでしょうか。。。
ニュータウンは1960年代の高度成長期に都市部で住宅地が飽和し、地価、つまり住宅購入費が高騰していく中で郊外に住宅地を求めた結果、山などに造成した住宅街です。古くは関東の多摩ニュータウンや関西の千里ニュータウンなどが有名ですよね。
今やそのニュータウンも住民の高齢化で空き家が増え、うまく世代交代や建て替えが進んでいるケースもありますが、ひたすら人口が減って空き家が目立つニュータウンも増えています。
やはり通勤の利便性、人口減少に伴う地価高騰の鎮静化による都心回帰なども大きく影響しているようです。
そうした大きな時代の変化に伴い、ニュータウンの限界集落化が加速しています。
そんなニュータウンの中にはバブル期の地価高騰をきっかけに手の届く価格の一戸建てを求めるニーズを狙った粗悪な立地と杜撰な開発計画のものも散見されました。
(当時はインフレだったので、早目に買わないとどんどん値上がりする、高い金利でローンを組んでも値上がり益で相殺されるみたいな論理がまかり通っていました)
郊外どころか、山の中や山の向こう側に新天地を求めて開発されたケースが結構あるのです(呆
意外にも私のドライブコースの周辺に複数の限界ニュータウンが存在するようで、一度この目で実態を確かめようと思ったのです。。。

まず手始めに本日探訪したのは『北摂ローズタウン』です。

北摂とは言いますが、大阪府境に面した京都府亀岡市の山間にあるニュータウンです。
このニュータウン、今も生活している人がいるのですが、バブル崩壊直後に訴訟沙汰になったニュータウンなのです(驚
ちなみに販売時の売り文句が希望的観測満載!!(苦笑
>「将来、箕面有料道路や仮称・第二名神高速道路(現・新名神高速道路)、仮称・国文都市モノレール(現・大阪モノレール彩都線)が完成するので、利便性は良くなる」「彩都や水と緑の健康都市(箕面森町)ができれば、家を売って引越しが出来る」などという触れ込みで販売されていた。


1990年3月の日経新聞の記事から引用しますと

〜「北摂ローズタウン」で和解、購入者に2億払う〜
 京都府亀岡市内の大規模造成地「北摂ローズタウン」の分譲地を購入した大阪府吹田市の会社員(49)ら13世帯の計15人が「分譲地は欠陥住宅地」として、不動産会社「大機建設工業」(大阪市)や関連3社と、監督権限を持つ京都府、購入資金を融資した東海銀行などに総額約2億3500万円の損害賠償を求めた訴訟は、大機建設工業など4社が、約2億2700万円を支払うことで、17日までに、大阪地裁(海保寛裁判官)で和解が成立した。

要するに住宅地として不適切な場所な上、不利な条件をきちんと明示せずに販売した感じですねぇ(汗
それだけ当時のマイホーム事情は厳しかったということでしょうかねぇ。。。
それに飛びつく購入者もどうかと思いますが(ぁ

なお、この辺りの限界ニュータウンは四箇所あります。

①別名“絶望ヶ丘“と呼ばれる大阪府豊能町の『希望ヶ丘』
※今の坪単価は約10万円のようで、70坪台の住宅が多いですね。
②入り口が車を拒むかのような狭さの『茨木台ニュータウン』京都府亀岡市東別院町
③訴訟沙汰になった欠陥造成地『北摂ローズタウン』京都府亀岡市東別院町
④造成面積の割に住宅の少ない『北摂バードタウン』京都府亀岡市西別院町
①は一見すると普通の住宅地で不便なだけ。
②③④は明らかに欠陥というか無理矢理売り付けたような場所で、雰囲気は異様なようです。
そもそも北摂とか茨木とか名乗ってますが、全て京都府亀岡市だと言う罠(爆
千葉にある某テーマパークを想起させますね(笑)
いずれも茨木市側が市街化調整区域にあたっているため、宅地開発可能な亀岡市側の立地になった模様です。
通勤するには職場が例え茨木市だろうと亀岡市だろうと車であってもゆうに1時間以上かかりそうです(汗
大阪市や京都市の中心部に通勤するのは至難のワザ?
実家が農家で、そのお子さんの分家とかなら住むのは分かりますが。。。

今回は思いつきだったので小規模な③の『北摂ローズタウン』を選択。

ずいぶんと前置きが長くなりましたね(苦笑
R423沿いの自販機コーナーで飲み物を調達。

ここからすぐの交差点を右折し、府道733号柚原向日線へ入ります。

黄金色の田んぼが季節感あって良いですねー♪

湯谷という案内看板のある脇道へ右折します。

※往路に撮り忘れたため、画像は復路のものです。

のっけから苔に覆われた擁壁がそびえ立つ道を進みますが、この先にニュータウンなんてあるのか不安にしかなりません(;´д`)

湯谷(ユヤ谷)と呼ばれる集落を過ぎ、さらに山道を登って行きます(汗

勾配は9%程度のようですが、かなりの急な登りでしたね(汗

一見、林道のようですが・・・・

すぐに民家が見えてきますが、ニュータウンとは程遠い印象(汗

適当に分岐して上を目指します(ぇ
確かに何軒か民家が並んでおり、ここが住宅地であることは確認できました。。。

ここまででも結構登って来たのですが、さらに上へ走ることに(滝汗

因みにここまでの対向車は府道から分岐して間もなく軽、集落を過ぎた所で軽トラの2台のみ。
本当に人が住んでいるのか疑問に(汗
かなり朽ちた住宅もありますが、車庫には比較的新しめの乗用車が駐車してあったり。

一方で造成はされたものの、買い手が付かなかった土地もチラホラ。


こんな看板をいくつも目にしました。

自分の事のようで、車を停めて撮影する気が失せます(焦

この辺りがローズタウンで一番標高が高いようです。

画像右側に見切れている家は大きなアマチュア無線特有の鉄塔がありました。
この場所はアマチュア無線趣味には格好の立地なのかもしれませんね(^_^;)

調べてみると標高600m近いみたいです。
関西で言えば六甲山、生駒山の山頂近く程度の高さということになりますね(汗
確かにここは湯谷ヶ岳という標高622mの山の山中にあたりますしね。

軽トラの草ヒロというか、放置車両もありました。

廃屋のガレージに放置されているミニバンもあったり、こういった類の住宅地あるあるな光景でした(・_・;

前出の看板のせいでくまなく探索する気も失せ、来た道へ戻ろうと下りに入ります。

左手には新しめの住宅の車庫にBMW(F10)が駐車してあり、普通に生活している人もいるのだなと感心したり。。。
なお、この付近の中古物件が売りに出ていましたが、土地100坪で3LDK108㎡、ガレージ2台分で980万円也。
平成13年なので築20年(汗
個人的には98万円でも要らない立地カモ(´-ω-`)

下り道では大きな落石も発見。

これじゃ林道と大差ないカモ?(苦笑

少し下ると黄金色の棚田の絶景が広がっていたので、車を停めてしばし小休止。

(この間10分足らずでしたが、一台も通過車両無し)

湯谷地区を抜け・・・


ガードレールにこんな横断幕が数カ所貼り付けられてました。

スクールバスは現在も通っているのでしょうか?
学齢期の子どもさんがいるのか疑問に思いますが(´・ω・`)

ようやく府道733号に戻りました。

稲刈りが終わった田んぼもチラホラ。

今回は府道46号線に出てしばらく南下。
途中、砕石場があって嫌なルートですが、雨上がりのせいか埃はほぼ無し♪

茨木市街地に出る気はありませんので、忍頂寺あたりで折り返します。

先月、BXで走ったルートへ。
ここもひたすら上りが続きます(^◇^;)

途中、府道109号線へ分岐します。

バス停で少し撮影し、後はひたすら走りました。

初めての限界ニュータウン探索でしたが、林道攻めとはまた違った緊張感がありました。
やはり廃村とは違い、住んでらっしゃる人もいるのでプライバシーに配慮して控えめな行動となりますね(・_・;
残りのニュータウンも近いうちに一度は探索しておこうとは考えていますが。。。
なんかこう、時代の光と影の影の部分を垣間見た感じで複雑な心境ですね(−_−;)

帰路は正午前から好天になったせいか交通量も増え、快走ばかりとはいきませんでしたが、ローギアードなパンダ4×4なら気になりませんね(笑)
自宅に着いたら13時で、午後からは家でウダウダすることに(苦笑
願わくば早く長野の山間部をこの子でのんびり走りたいです☆
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Posted at 2021/09/11 19:12:01

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この記事へのコメント

2021年9月12日 9:41
茨木市民の私には
すごく面白い探検ですね(笑
いつも、このエリアのせいで
大雨台風時には携帯の
避難勧告が鳴り続けます
どこなんよ~!!!
って言ってる茨木のあるあるです
こんな探検が気兼ねなくできるのは
パンダ君のおかげですね~
コメントへの返答
2021年9月12日 11:39
茨木市、西宮市並みに広いですからねー。
我が街は小さいですが南北に細長いため、北部の山間の警報が煩いです(笑)
オールドミニと迷い、お試しで買ったパンダですが、その実用性•走破性に惚れてしまいました☆
サイズ的にはミニも冒険向きですが、乗るなら車高を落とすので(苦笑

2021年9月12日 13:55
こんにちは。

バブルの頃には沢山のニュータウンが造成されましたが、やっぱり駅から徒歩圏内でないと、資産価値は暴落していますね。
希望ヶ丘でも千里中央駅からバスで45分ですから、日常生活は厳しいでしょうね。

さて、道中の写真を拝見しますと、以前に冷やかしで廻った別荘地を思い出しました。
標高もちょっと高いでしょうから、避暑地の別荘としては激安なので面白いかなと思いました。
ただまあ、冬は寒いでしょうが。。。
コメントへの返答
2021年9月12日 17:21
こんにちは!!
東京勤務なら庭付き一戸建てを手に入れるため、通勤時間2時間以上とか当たり前の頃もありましたね。
関西でここまで辺鄙な場所を開発し、さらにそれを購入する人も居たのには驚きです(汗
私なら千里中央利用の場合でも、バスで駅に行くような場所には住みたくないかなぁ。バスはイラつきますし、終バス早いしストレスで身体壊してそう(汗

別荘地も安いと聞きますが、憧れの軽井沢はやはり無理です(涙
関西では意外な所にいっぱい別荘地があって驚きましたね(^◇^;)
ちなみにこの北摂ローズタウンは航空写真のご覧いただければお分かりかもしれませんが、当初は別荘地として開発されたものでした。
観光地どこ?みたいな(苦笑

プロフィール

「純正ホイール http://cvw.jp/b/323126/47616772/
何シテル?   03/27 23:07
みんカラ歴は2007年の9月24日?。 関西在住の昭和生まれの平成サラリーマンです☆ 独・仏・伊車を計4台所有(笑) 2019年より高雄サンデーミーティン...
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