本来なら、この日は横浜の友達Nの家へ向かうはずだった。
しかし、Nの近隣で濃厚接触者が出たとのことで、急遽取りやめとなる。
Nとは学生時代以来の友人で、ことあるごとに連絡を取り合ってきたのだが、直接会うのは本当に難しい…。今回もそうだが、
ヘタをすると織姫と彦星以上に間が開く。
だからあの時、
勝沼へ行けたとも言えるのだけど…
I shall visit her!(絶対遊びに行ってやる!)
と不退転の決意をつぶやきつつ、今回は流行りのZOOMでオンライン飲み会を開くことになった。
今晩の飲み会に備えて、午前中つまみを買いに出かける。
上尾市西部にあるパリゼット
自宅から車で30分ほどの知る人ぞ知るパン屋さん。どうやら県外からも買いにくる人もいるらしい。私は2、3か月に1回くらいの割合で訪問する。
HPもFacebookもインスタもないので、情報源は他人の書いたブログのみ。
みんカラはグルメサイトじゃないし、これを見て、近隣に住む皆さんが殺到することもないだろうから、紹介がてら載せてしまえと思う。
ホンモノのフランスパンが食べられる。
それは私がフランスの田舎でおいしいフランスパンを食べたことがあるので、信じてもらっていい!(一方的だな…)
10時半が品数のピークで、昼すぎにはほぼ売り切れてしまう。
小さな店内では、客同士が鉢合わせになると、少々殺気立つくらい。入店順にガラスケースごしに注文するので、後の人は売り切れないかハラハラしながら待つからだ。
前向き駐車は好きじゃないけど、仕方ない。
10時半前に到着する。3台しか停められない駐車場がすべて空いていてホッとする。ちなみにここの駐車場はかなり入れにくい。たまに路駐することもある。
欲しかったクロワッサンは完売。
(HPより拝借)
お気に入りのモモハムとマリボーチーズのサンドイッチも完売。
この値段でこのクオリティは都内のお店ではムリだろうなぁといつも思う。埼玉の片田舎の個人経営だからこそ、できるのではないか。
ちなみにフランスでは、サンドイッチはフランスパンで作られる。食パンじゃあないヨ。
他の人のブログによると、お店はもともと横浜の大倉山で評判のお店だったそうだが、そこを畳んで奥さんの実家のあるこの地であらためて開いたとのこと。
HPより拝借。壁にはフランス語で書かれた証書も
パリジャン。サイズは横のボールペンで比べてみてください
一番ほしかったパリジャンが手に入ったのでよしとする。これも油断すると、
すぐに売り切れる。
フランスパンの命ともいえる波打つクープ(切れ込み)。パリパリ感が大切
ここのフランスパンは、時間により少しずつ変化していく。
買ったばかりは表面はパリパリ、中はモチモチ。噛み切るのにあごが痛くなるくらい。時間が経つにつれ、表面はしっとりしてくるが、その後少しずつ乾燥へ向かう。数日置くと全体的にカチカチで、軽い棒みたいになる。
これって私にはすごく大切。なぜなら、ヘンな混ざりものがない証拠だから。
ある時、頻繁に雑誌に掲載される、いわゆる「人気の」フランスパンを買ったことがある。しかし、まったく変化がない。最初から最後まで表面はしっとりしたまんま。一般受けするには、こういうのは仕方ないのかもしれないね、と思った。
パリジャンの香ばしい匂いがダイニングキッチンに充満する。
8時になり、ZOOMを接続し、Nとオンライン飲み会を開始。
安すぎるワイン 今、写真用にグラスに注いだけど、これ飲まないとダメかな笑
お酒は私はシチリアの白ワイン、Nはニュージーランドの赤ワイン。
もともとお酒は殆ど飲めないので、ワイングラスは持ち合わせていない。
代わりにお気に入りのグラスを使う。
特産のクルミを原料にしたガラス。素朴な作りがいい。
長野県は海野宿にあるガラス工房橙で、一目ぼれしたグラスだ。
おつまみ・その1 枝豆、夏野菜、ベーコン入りのキッシュ。キッシュは私の大好物。
おつまみ・その2 レバーペースト。これのために、パリジャンを買いにいったようなもの。
ここレバーペーストは国分牧場のもの。安心安全な肉牛を育てている牧場だ。ドライブがてら年2回ほど訪問する。
おつまみ・その3 食べかけのポテト・チップスはこれで完食。写真なし。
11時までたわいない話をした。
かつて勝沼の桃パフェの写真をLINEで送ったのだが、そのことを話題にして、
「コイツ、またおいしいものを食いに行ってやがる」
とNは言う。
ふふふ。もっと上品な口の利き方をしないとダメだよ。
お店の名前を知りたがっていたので、のちほどLINEで知らせることにした。
たった1杯ほどしか飲んでいないのに、翌日は何となくお酒が残ってしまい、半日ほどぐうたらしていた。…やっぱりお酒は強くない
【その他買ったパン】
パン・オ・ショコラ 帰宅してすぐ食べちゃった。
タルト・シトロン レモンの甘酸っぱさがクセになる。翌日、暖かい紅茶とともにいただいた。
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Posted at
2020/08/12 16:34:52