1996年式(1998年登録)のGPZ1100は経年による老朽化が進行しており、補修または入れ替えが喫緊の課題であったが、マイカーローンの残債が残っている間は新たな借入が難しいこともあり先送りとしていた。しかし、2019年9月にオイル漏れトラブルを起こしたことや、同12月でローンを完済したことから、今後の対応を検討することにした。更に長期保有が可能になるよう補修するにあたっては多額の費用がかかりまた部品も入手困難であるため、入れ替えることを基本に検討することにした。
入れ替えにあたってはリッターバイクにこだわらずに候補を選定するうえで本車が候補の一つとなった。400ccクラスにすると本体価格のみでなくその後の整備費等も抑えることが見込め、車体も軽量になるため取り回しの面で有利である。一方、排気量減によるパワーダウンを受容できるかが課題である。そこで2020年2月に1日レンタルバイクで本車を試乗することで評価することとした。試乗の結果、高速道路でのパワー不足は大きいものの一般道ではさほど気になるレベルではなく、軽量化のメリットが上回ることが確認できた。また借りたバイクにはプロスマンのリアガードが装備されており、このようなアフターパーツが販売されている点も高評価材料となった。一方で、ハンドルがやや遠く感じることやシート材質の問題か尻が痛くなりやすいことが課題として確認できた。
上記結果からCB400SBへ置き換えることとし商談を進めた。当初は2020年内の置き換えを想定していたが、GPZ1100の車検(2020年6月)や新型コロナの影響で海外旅行が不可能になることなどを踏まえ、同3月納車で確定した。
本車も前車と同様ツーリングバイクと位置づけ、納車とほぼ同時に以下のカスタム等を行った。なお、コスト削減のため3社相見積もりの結果発注先を分けている。
エンジンガード並びにリアガードとしてプロスマン製を取り付けている。特にリアガードは同社製が唯一無二であり、これらにより転倒時でも本体が守られる。欠点としては、リアガードにより全幅が広がってしまうことが挙げられるが、すり抜けはなるべくしないようにしているためさほど問題にはならない。
CB400SBはカウルミラーが標準だが、死角が大きいのが難点であるためハンドルミラー化している。ミラーはギャングパーツ製で純正よりアームが長く、死角の低減の面で優れているが、カウルと干渉するため脱着が難しい。
スクリーンは風防効果向上のため、純正より3cmほど高いロングスクリーンとした。
荷造りの手間の低減のため、37Lのトップケース並びに取付のためのリアキャリアを装備した。1泊程度のツーリングの荷物がおさまる容量である。
ウインカーは標準は電球式だが、見た目とバッテリー負荷低減のためLEDタイプ(レンズはクリア)に交換した。併せて保安度向上のためウインカーブザーを装備した。
ユピテルバイクナビ(レーダー探知器機能付き)とドライブレコーダーを前車から移設した。
なお、ハンドル交換は高額になるため納車時には行わず当面の間検討することとした。
必要性を検討した結果、同5月にアップハンドル化のためのハンドル交換を施工した。
同12月に座り心地改善のためにシートクッションの改善を施工した。
(なにかの影響を受けたウザい感じの愛車紹介をご覧いただきありがとうございました)