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チャナッカレのホテル到着したのが夜中の1時過ぎ、やっとベッドで睡眠がとれるうぅぅぅ。
・・・と思ったのも束の間、翌朝7時30分にはコンピューターウイルス"トロイの木馬"で有名な、トロイ遺跡に向けて出発です。

トロイの木馬は、ホメロスが紀元前800年に書いた英雄叙事詩"イリアス"と"オデュッセイア"のトロイ戦争の段、ギリシア軍が大きな木馬の内部に隠れ、内側からトロイを陥落させたことに由来します。
このトロイの木馬、1975年に複製が作成され遺跡の入り口付近に飾られており、我々観光客を迎えてくれます。ちなみに、内部は二階建て構造になっており、窓から外の景色を眺めることが出来ます。

トロイ遺跡は紀元前3000年から紀元400年にかけて、遺跡の上に都市を築くということが9度も行われており、各時代の建造物が順に積み重なるように存在しています。

ドイツ人の実業家シュリーマンは、トロイの木馬伝説を信じ、私財をなげうって発掘(破壊)をすすめ、最終的に財宝を発見しました。しかしながら、彼には遺跡の保全という感覚がなく、遺跡の保存状態は悪いです。

城壁、住居跡、聖域、オデオン(小劇場)など、1時間ほどかけてまったり見学しました。

エーゲ海を右手に見ながら、次なる遺跡エフェソスに向かってバスは進んでいきます。
途中、ベルガマにて昼食をとり、昼過ぎにエフェソスに到着です。

紀元前11世紀にイオニア人による都市国家がエフェソス近郊に成立し栄えますが、紀元前287年リシマコス帝の治世下、土砂崩れによる港の崩壊や疫病により、遷都を決定します。
その遺跡が現存するエフェソス遺跡と考えられています。

街には、温水路(床暖房？)が張り巡らされ、ヴァリウスの浴場、公衆トイレ、セルスス図書館、1400人収容可能なオデオン等の遺跡を見ることが出来ます。

また、大理石にて作られた石像も多数残っていますが、どれもあまり保存状態がよくありません。その中で唯一、勝利の女神サモトラケのニケ像は比較的保たれていました。
ニケ、ローマ字で書くとNIKE・・・、そうなんです、スポーツメーカー"ナイキ"の由来となった像です。像の形がナイキのマークにそっくりですよね。

夕暮れの中、バスは今夜の宿泊先であるパムッカレに向かって行きます、・・・が、途中で意識を消失してしまい、気がついたときにはホテルに到着していました(爆)。

パムッカレ・タウンは日本でいうところの温泉街！
我々の宿泊するホテルには温泉プールがあるため、夕食をとったらのんびりスイミングです。
とはいえ、結構水温が高いので、どちらかというとお風呂のような感じでした。

ハードな旅程と適度な運動によって疲れた体は、泥のような睡眠に落ちていきましたとさ・・・。