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2013年08月18日 イイね!

ドイツ アウトバーンの旅 8日目(ラピード・M550dのち帰国)

さて、いよいよ最終日となりました。

この日のミュンヘン発成田行きのルフトハンザは夕方の早い時間の便で、
空港には午後の早い時間に行くとしてまだ余裕があります。

もちろん、この時間も有効に活用します。
2台のスペシャルなクルマをアウトバーンを中心に試乗!

ホテルの朝食開始前より早い時間、
友人の運転によりミュンヘン市内のホテルの玄関にその1台目は横付けされました。
ひときわ甲高いエンジン音とともに。





そのクルマはアストンマーティン・ラピード!
しかも400kmも走っていない、
おろしたての新車です。
内外装ともにピカピカ。





早朝のうちにミュンヘン市内を抜け、
郊外のアウトバーンからワインディングを堪能する作戦。
友人と交代しながらまずはガラ空きのアウトバーンでアクセルべったり最高速テスト。



私の運転で276km/hが最高でした。
ドイツ在住の友人もほぼ同じくらい。
夜間に雨が降ったせいでアウトバーンの路面はウェットでしたが、
477psを発揮するV型12気筒5.9Lをフロントに搭載し、トランスアクスルで後輪を駆動、
全長5mを超えまっとうな4座を持つハッチバックはどこまでも余裕と自信を持って踏んでいけます。
ステアリングの操縦性は素直なんですが適度な鷹揚さもあり、
しかし手のひらを通じて伝わってくるインフォメーションは心地いい硬質さを持っており
これは今までに経験したことのない感触でした。



ドイツ車とは違う柔らかめのレザーから腰へ伝わってくる乗り心地は
それなりに締まってはいるけれど、不快なゆすられ感や強いダンピングを感じることはなく
これも心地いい。
可変ダンパーもついているけれど、触る必要性を感じません。
ノーマルで十分ベストバランス。
驚いたのは圧倒的な風切り音の少なさ。
今まで乗ってきたクルマの中で圧倒的に200km/h以上での風切り音が少ない。
アストンのV12は鳴き叫ぶでもなく、しかしドイツ系の様にくぐもった低いサウンドでもなく
非常に上品かつ耳触りがいい。
とにかく五感に感じる全てが心地よく、本当にどこまでも走っていける感じ。

その後はワインディングへ。
ホイールベースは3m、車重は2tに届こうかというものですが
もちろんポルシェ911の様に人馬一体で、という感覚ではないながらも
豪快なエンジントルクとそれを受けるシャシーのマッチングが素晴らしく
全く鈍重でトリッキーなところがありません。
やはりここでも自信を持って踏んでいけます。
助手席の友人は「結構踏むなー」と感じていたそうですが
リアタイヤのグリップの限界は常に伝わってくるので、
運転している私は安心してその操縦性を堪能しておりました。
アルミ削り出しのパドルで操るトルコン付き6ATには流石に古さを感じる場面もありますが、
そもそもパドルをパタパタやりながらワインディングを攻めるクルマではありませんから
特に問題にはなりません。



ワインディングの引き返しポイントで。
この景色にこのクルマ・・・たまりません。




ディテールをチェックします。



20インチのBS POTENZA S001。







ボンネットを開けると最終検査員の氏名が刻印されています。
英国クラフトマンシップの誇りですね~





金属部品は削り出しを多用し、その切断面も美しく仕上げられています。















おもしろいのはこれ。
各所のステッチがまっすぐでないのです。
これはまさにハンドメイドの証かと・・・
ドイツ系やレクサスが同様のステッチであれば、
「不良品だ!!」と真っ先にクレームが上がってしまうでしょう。


もちろん最高速テストやワインディングを飛ばすだけでなく
通常の走りも堪能しました。











通常の走行の中でも、やはり適度な硬質さとやさしい包まれ感が同居する、
上質な乗り心地と操縦性は変わらず。

ミュンヘン南部の郊外の友人おススメの試乗コースはずっとこの様な景色で、
ヨーロッパの美しいワインディングと郊外の景色のイメージそのもの。
その中を英国の匠の技が作り上げたとびきりのクルマでゆったり流す。
これはまさに至福の時間でした。

その後はミュンヘン市内のホテルに戻り、
朝食ののちスーツケースをパッキング。
また友人が迎えに来てくれるのを待ちます。









そして現れた、BMW M550d。
これは日本未発売モデルですが、
M5と並ぶBMW 5シリーズの「顔」とも言えるモデル。



その秘密はエンジンにあります。
なんと3Lディーゼル6気筒に3つの過給機が付く、
「トリプルターボディーゼル」なのです。

出力は381ps。トルクは75.3kg-mという恐ろしい数値を2,000rpmで叩き出します。
さすがにFRではダメなのか、2WDはなくXDrive(4WD)の設定しかない。
トランスミッションも8ATのみ。
レイアウトの関係か右ハンドルも無いので、英国でも未発売。

0-100km/h加速も4.7秒でこなすなど、間違いなくスペシャルなクルマなのですが
アストンの後の試乗なのでどうしてもビジネス特急という印象ばかり。
いや実際そうなんですが、エキサイティングな要素が感じられないのですよね。
アストンの直後では分が悪すぎ。



アウトバーンでの最高速ですが、
道が混んでおりこの時は240km/hまでしか出すことが出来ませんでした。
友人は私たちを空港でおろしたあと、250km/hまでは試したそうですが。
ワインディングでは2,000~3,000回転のみでトルクでグイグイと進んでいくので、
これはこれで結構面白い。
音もディーゼルらしからぬ「ビーエムの6発」という感じの音がするので
なかなか気持ちいい。
トランクにスーツケースが乗っているとは思えない走りです。
こいつはまさによく出来たビジネス特急。

ただ、現行5シリーズに共通するステアリングインフォメーションの希薄さと軽さ、
そしてスポーツサルーンというにはダンピング不足の足回りは、
クルマ好きとしてはチョット、、、という感じ。
日本で売るには需要がないジャンルのクルマとも思います。







なおM550dの試乗コースは、
ミュンヘン市内からアウディの本拠地、
インゴルシュタットのアウディフォーラムを経由してミュンヘンの空港で
私たちを降ろしてもらうというものです。
時間に余裕がないので、
アウディフォーラムはまさに「寄っただけ」という形ですが
ここインゴルシュタットに表敬訪問することで、
ドイツの主要自動車メーカー(ブランド)の本拠地は制覇したことになります。

しかし、ここはやっぱり他メーカーの本拠地と同じく、
アウディ車のミュージアムやレストランもあるので再訪をしたいところです。







ということで、無事ミュンヘン空港へ到着。
出国手続きを前に、友人と食事。
最後にやっぱりビールで乾杯。
(クルマで帰る友人はもちろんノンアルコールです)
ドイツ在住の友人には試乗車の手配やおススメ試乗コースの提案、
またドイツに関する全般的なアドバイスを頂き大変お世話になりました。
彼がいなかったらここまで充実した旅にすることは出来ませんでした。
改めてお礼を申し上げます。

そして構想8年にわたる、パック旅行でない完全個人手配のこの旅を終えるにあたり
名残惜しさよりも、事故や大きなトラブルもなく無事終わらせる事が出来て
ホッとしていたということがこの時の正直な心情です。



ドイツでの総走行距離は8日間の滞在で延べ2,200km以上。
長かったグランドツーリングを通じ、
自動車先進国のドイツの交通事情、そして自動車の文化を肌で感じることが出来た
私にとって一生の財産になる、物凄く「濃い」旅でした。
Posted at 2013/08/18 13:07:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドイツ旅行記 | 日記
2013年08月17日 イイね!

ドイツ アウトバーンの旅 7日目(メルセデスミュージアム)

さて翌7日目は、
同じくシュトゥットガルト市内にあるメルセデスベンツミュージアムを見学します。

ホテルをチェックアウトし、
クルマでメルセデスベンツミュージアムへ移動。
見学者用パーキングにBMW 525dツーリングを突っ込み、
見学開始。









やっぱりメルセデスですね~
自動車創世記からの展示が目を引きます。
しかし自分はこのあたり門外漢ですので詳しいことはサッパリ・・・
今日はこのあとミュンヘンまで250kmを移動しないといけないので、
あっさり目の見学です。

BMW、ポルシェのミュージアムと比べるとここは最も規模が大きいです。
広いフロアが9層あり、ひとつのフロアに展示車両が40台前後はあった様な・・・
じっくり見だしたら一日でも足りないかも・・・








メルセデス製トレーラーに積まれた7~80年代のメルセデスのセダンやクーペ。
やはりメルセデスといえば実用車です。
ただ、実用一辺倒のセダンに対し、メルセデスのクーペには独特の華がありました。



Cクラスのポリス仕様。
ポルシェが911であったのに対し、
メルセデスはCクラスというのがメーカーの色を表していて面白いですね。





名車300SLシリーズ。
来館者が常にたかっている状態。
(シャッターチャンスまで粘りました!)
このなんとも優美なスタイリング。
いつまで眺めていても飽きません。



91年型の500SL。
英国のプリンセス・ダイアナが乗っていたクルマそのもの。
イギリス王室がドイツ製の自動車に乗っていてはけしからん!
ということで早々にメルセデスに返却されたのだとか。



そしてこちらは80年型230G"Papamobil"(パパモービル)
その名の通り、ローマ法王パウロ2世用が乗車していたクルマ。
防弾ガラスで囲われ、パレード時にも法王がよく見える様になっています。
アイポイントが高くて乗ると怖そう・・・

写真はありませんが昭和天皇の御料車もあり、
多くの国家元首またはその一族に愛用されていることも、
メルセデスの立ち位置を示しています。



とはいえしっかりレーシングの展示もあります。





CクラスDTMとCLK-GTR?
しかしやっぱりメルセデスは良く知らない(汗)





ちなみにこんなクルマも。
真面目なメルセデスもこういうクルマを作っていたとは・・・
アメリカ西海岸をこの姿で走らせてみたら似合いそうな雰囲気。



ランチはロビーにあるカフェで簡単に済ませました。



このロビーにも数台のネオ・クラシックなメルセデスが置いてありました。



ここもやはり大型のディーラーが併設されています。
新車に混じり歴代DTMマシンがズラリ。



訪問時日本未発表であったCLAも沢山置いてありましたのでチェック。
このクルマ、やっぱりリアシートが成立していませんが
メルセデスがこういうクルマを造る様になったのも時代の流れなのか。



そしてミュージアムを出て、アウトバーンをミュンヘンへ向かいます。



そして夕方前、無事ミュンヘンへ戻ってきました。
特徴的なBMW本社ビル。
これで軽くドイツ国内を一周したことになります。
ホテルへチェックインし、
ミュンヘン東駅前にあるレンタカー会社へクルマを返却します。



借り出した時の走行距離は700kmちょいでしたから、
1,800km程を走破したことになります。
念の為妻も運転する準備をしてきたのですが、結局全て私が運転しました。



この5日間の過酷な旅でも、なんのトラブルもなく無事走りきってくれた525dツーリング。
快適に超高速ドライブを愉しむ事が出来ました。
ドイツ車は今まで2台購入しましたが、
今回初めてその神髄を見た気がします。

そしてこのレンタカー会社でライプツィヒで分かれた友人と再び合流。
この晩は帰国前最後の晩。
友人のご家族も一緒に、再び夕食を共にすることに。

地下鉄の駅から、レストラン目指しミュンヘン市内をぶらぶら歩きます。







それにしてもいかにもヨーロッパらしい美しい街並み!
ろくすっぽ観光をせず、クルマばかりという異常な?旅ですが
しばしこの街並みに目を奪われます。



そして友人家族と別れを惜しみ、最後のディナー。
もちろんお供はドイツビール。



と、たまたま外を見ると怪しいペイズリー柄の偽装を施したテストカーが。
その特徴からBMWグループのテストカーと分かりますが、車種は何?
i3とも違うし、次期MINIというのが有力な見方と思いますが結構大きい様な・・・

さていよいよ長かったドイツの旅も最終日を残すのみとなりました。
しかしその最終日もまだあと2台のクルマをアウトバーンで全開テストすることになっています。
そのうち一台は私が初めて乗るブランドのクルマです。
それはまさに、夢の様なドライビング体験でした・・・

つづく。
Posted at 2013/08/17 23:37:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | ドイツ旅行記 | 日記
2013年08月15日 イイね!

ドイツ アウトバーンの旅 6日目(ポルシェミュージアム)

ドイツツアー6日目。
この日は、念願だったポルシェミュージアムへの訪問の為に丸一日を取ってあります。
他都市への移動も入れておらず、とにかくじっくりポルシェミュージアムを見る為の日。

その前にこのポルシェとメルセデスベンツの本拠地、シュトゥットガルトの街の景色を。
(時間的に余裕があったので少し街を歩いてみました)



シュトゥットガルト中央駅。
てっぺんにメルセデスのスリーポインテッド・スターが乗っています。
ご丁寧に?マックのカンバンよろしく回転しています。
メルセデスはシュトゥットガルトの誇りなのです。



こちらはシュトゥットガルト宮殿前広場。
シュトゥットガルトで最も大きい広場というか日本的にいえば公園です。
芝生の上では大勢のシュトゥットガルト市民が寝転んでおり、
まさにシュトゥットガルト市民の憩いの場。





宮殿前広場界隈の街の景色。



こちらはスマート・フォー・ツーの特性を生かした駐車方法ですね・・・



こちらはネッカーパークにある、ポルシェAGが命名権を買った「ポルシェ・アリーナ」。
すぐとなりには対抗する様にメルセデスベンツ・アリーナもあります。

さて、私的に凄く楽しみにしていたポルシェ・ミュージアムへ。
ミュージアムへはシュトゥットガルト市内からSバーンという都市鉄道で移動します。





ミュージアム前に到着!
911 50周年記念ラッピングを施した964型911が出迎えてくれます。



ちなみにポルシェミュージアム前の景色。
正面右側がポルシェAG本社建屋、左側がドイツ最大の旗艦ディーラーの店舗。
そしてミュージアムとの間を走る道もポルシェ率が異常に高い!
発売されたばかりの新型ケイマンもおり、まさにお膝元の景色。



受付で入場料を払うと、音声ガイドを貸し出してくれます。
BMWもメルセデスもそうですが、日本語にも対応しています。
自前のDr,Dreのイヤホンに交換すれば、よりクリアーな音で?ガイドを愉しめます。



玄関から入って正面はレストアスペース。
ガラス越しにヒストリックポルシェのレストア作業を眺める事が出来ます。
そこからエスカレーターを上がるといよいよミュージアム。





100台に迫る歴史的価値あるポルシェの展示車両。
(最新モデルもあり)
一台一台を舐める様に(?)見、全ての展示車両の写真を撮りましたが
多すぎてとてもではないですけど全てはお見せできません。
ということで雰囲気だけでも・・・







ここらへんはまさにポルシェ創世期の展示。



レース車両。
ポルシェの歴史はレーシングの歴史でもあります。



MARTINIカラーの911 SC サファリラリー。





ズラリ並ぶ様々な仕様の917。
これを圧巻と言わずして何を言うのか!







ロスマンスカラーの959改め961。
87年のルマン参戦車両。





MARTINIカラーと巨大なリアウイングが目を引く911 Carrera RSR Turbo 2.1。
74年のルマン参戦車両。
生で聴くエンジン音はどんなものなのか・・・



MARTINIカラーの935。
77年のこれもルマン仕様。







これは生で見てシビれました。
86年の959 パリ-ダカール仕様。
圧倒的な強さで総合優勝したクルマ。
フロアやホイールハウスを触ればサハラ砂漠の砂が落ちてきそうです。



欧州メーカーの博物館ではお約束のエンジン単体の展示。




何度か訪れたポルシェの危機のうちひとつでポルシェを救った、
ボクスターのコンセプトカー(ショー展示モデル)。
フロント廻りは市販モデルに似ていますが、リア廻りとインテリアはだいぶイメージが違います。



これも市販車ではなく、コンセプト研究用に作られたスピードスターのスタディモデル。









開発段階の工程、量産911のカットモデル。
さらにこうした部品単体の展示と、技術的要素も盛りだくさん。
いちいち詳細な説明があるので、じっくり見ていると本当に時間が掛ってしまいます。





Carrera GTと996型911 GT1が並ぶ様子は、よほどのコレクターでも無い限り再現できません。





993型911のポリス仕様!
ドイツで実際使用されていた車両が退役したもの。








こちらは市販版959。









ポルシェという会社はエンジニアリング会社という側面も持ち合わせていて、
過去に開発に関わった軍用車やハーレーのバイク、またF1のマシンの展示もありました。

以下徒然と。























ミュージアムショップ!
ミニカーやポルシェグッズを大量に買い込みました。



疲れたらレストアスペース前のカフェで、レストア作業を眺めながら一息。

ここで紹介した写真は撮ってきたものの本当に極一部です。
これでも相当長いブログになってしまいましたが・・・
お付き合い頂きありがとうございました。
残りの写真はまた機会がありましたら。










たっぷり6時間程かけてミュージアムを見た後は
隣の旗艦ディーラーショールーム、また911、ボクスター/ケイマンを製造する工場を外から見学し
シュトゥットガルト中心部へ戻ります。
そしてこの日は目に付いたステーキハウスに飛び込み、
ステーキを肴にまたまたドイツビールを流し込みました。

つづく。

Posted at 2013/08/15 23:53:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドイツ旅行記 | 日記
2013年08月14日 イイね!

ドイツ アウトバーンの旅 5日目(ニュルブルクリンク走行)

ドイツツアー5日目の朝。
いよいよニュル走行の日です。
昨晩は興奮で眠れず・・・という事は全く無く、
疲れから泥の様に眠っておりました。



朝食後ホテルをチェックアウトし、
ニュルブルクリンク北コースの一般走行車両の為のゲートを目指します。
写真はその道すがらあったBMW M社のニュルテストセンター。
ニュルでMモデルのテストを行う際は基地になる様です。
日産など日系メーカーもある筈ですが、
道すがらには見つかりませんでした。

無事ゲートに到着し、その脇にあるレンタカーのオフイスでニュル走行用のレンタカーを借ります。
昔は普通のレンタカーでも走れたそうですが、
現在はそれは禁止されている上、それでは万一の際は保険も効きませんから
日本からメールでニュル走行用のレンタカーの予約をしておきました。









車種はGT86。
トヨタ86の欧州仕様です。
(ナンバーもハチロクですね)
86でも欧州仕様ですから左ハンドル。
足やタイヤ、ブレーキパッドがニュル走行用に変更され、
安全対策のロールケージが入れられている以外は基本ノーマルの様です。
料金は車両レンタル代、コース走行代、ガソリン代、保険代等々全て込みで439ユーロ。
ちなみに4ラップのプランです。

ニュルの基本的な走り方のレクチャーを英語で受け、
走行の準備に取りかかります。
なお、ヘルメットは要らない!?ということでした。
視界が狭くなるからという理由で、レンタルもないと。
事前にメールで問い合わせたときはレンタル用のメットがあるとのことでしたが、
郷に入りてはということで仕方なくメット無しで走ります。
グローブは自前のものを日本から持参しました。







ちなみに周囲はこんなクルマばっかり。
PORSCHE 911やアストンマーティン ヴァンテッジ、BMW M3などがゴロゴロ。
特にPORSCHE911 GT3が異常なほどシェアが高く、RSも掃いて捨てる程いました。

そして準備完了後、気持ちを落ちつけてからコースイン。



GoProで4ラップ全てを撮影するつもりでしたが、
2ラップ目終了時点でバッテリーが切れてしまいました。
なので掲載した動画は2ラップ目です。

一般走行時は一番長いストレートの中央部にあるゲートから直接コースに出入りすること、
またその前後はパイロンでシケイン状になっているので
タイム計測をすることは不可能です。

実際に走行してみた感想ですが
聞いていたとおりアップダウンが激しく、
またその前後にコーナーが突然現れるので
コースを知っていないまま無闇に踏んでいると、
どちらかのタイヤの荷重が抜けたままコーナーに突入する羽目になり
ガードレールとお友達になることに。
運が悪ければその先の谷へ一直線。
路面も改修されている場所は綺麗ですが、
荒れている場所の方が多く、とにかく気を遣います。
個人手配の旅行で、
日本から遠く離れた異国の地のサーキットで怪我をする訳に行きませんから
絶対に刺さらない、あるいは他車と接触しないということを前提に走りました。
しかしここはサーキットであり、お気楽なドライブを楽しむ場所ではないので
1、2ラップ目は慣熟に徹し、3、4ラップ目は頑張って攻めてみることにしました。
残念ながら動画は無いのですが、4ラップ目は自分ではそれなりに踏めたと思っています。
(ビビリやミスばかりでしたが・・・)
一応走り屋っぽいゴルフをパスすることにも成功。
レベルとしてはかなり低いのですが、
自分としてはまずまず満足できるものでした。

そして何よりここが世界の自動車メーカー、自動車好きの聖地であり
この緑に包まれたロマン溢れるコースで自分自身でクルマを操る、
それが出来ただけでも十分に幸せな時間でした。



ちなみに運転はちょっと・・・という場合は、
写真のプロドライバーが運転するBMW M5に同乗してコースを走るということも出来ます。
「リングタクシー」という名前がついていましたが、
自分でコースを走っていた時も何度かキチ○イじみたスピードでブチ抜いていきましたから、
スリルという意味では自分で運転するよりこっちの方が上かもしれません・・・。



ニュルブルクリンク北コースを堪能したあとは、
南コース側にあるメインエントランスへ移動。
ここでニュルのお土産を大量に買いこみます。



メインエントランス前に停めてあったABARTH兄弟を発見。

そしてその後はまたBMW 525dツーリングで移動開始。
今度はドイツ南西部の都市、シュトゥットガルトを目指します。
シュトゥットガルトまで400km弱、流石にそろそろ運転がイヤになってきますが
頑張って(?)飛ばします。





そして夕方、無事シュトゥットガルトに到着。
写真はホテル界隈の眺め。
泊まったホテルの周囲はバウハウス的に無機質なデザインの建物が並ぶ地区。
結構旧い建物なのにこのモダンさ・・・
日本では見ない景色です。







シャワーを浴びて、
ホテルのフロントのマレーシア人のお兄さんに教えて貰ったビアホールへ。
ここでもコクと甘みのある生ドイツビールを堪能!!
この日のつまみはドイツらしく、
焼いたソーセージにケチャップとカレー粉をかけたカレー・ヴルスト、
そして白ソーセージ。
疲労がこういう場面ではよりビールと料理を美味しくしてくれます。

つづく。
Posted at 2013/08/14 22:28:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドイツ旅行記 | 日記
2013年08月14日 イイね!

ドイツ アウトバーンの旅 4日目(アウトシュタット見学とニュル到着)

既にGWのドイツツアーより3ヶ月が経過してしまいましたが・・・
このお盆休み中に完結させます。



ドイツツアー4日目の朝、ホテルのレストランより。
この日はまずホテルからクルマで40分程の位置にある、
フォルクスワーゲングループのテーマパーク、「アウトシュタット」に向かいます。





ここはVWの工場のわきに建設された、
VWグループのブランド別のパビリオンやVW車のミュージアム、
それにホテルリッツカールトンや多数のレストラン、
ショッピングモールが集積したまさにVWの聖地ともいうべきところ。





特にここの名物は「カー・タワー」といわれる新車のVWを保管しておくタワー場のパーキングで、
約400台の新車を保管できるタワーがふたつそびえています。



ゴンドラに乗り収納される新車と同じ目線で見学することも出来ますが、私はパス。
このあとニュルブルクリンクのある街への長い移動があり、
時間がないのでアウトシュタットは全体的にあっさり目の見学としました。
じっくり楽しめば軽く1日が経ってしまう大きなテーマパークですが
滞在時間は2時間程でしたのでかなりタイト。









パビリオンもVWを始めランボルギーニ、PORSCHE、アウディやシュコダ、セアトなど
それぞれのブランドで用意されていますがとにかく時間がないのでVW、ランボ、PORSCHE、アウディの見学のみに留めます。
ちなみにVWパビリオンでは入口でドイツ人係員より思いきり「ニーハオ!」と声を掛けられますが、
笑顔で「We are Japanese!」と返事をしたら、
舌を出さんばかりに「しまったぁー」という表情をしていました。
ここも中国人観光客が多いんだな・・・





BMWのものと同じく、ここにも納車センターがあります。
空港のものに良く似た電光掲示板にて納車の順番と時刻をアピール。





日本未発売のVWフェートンや、本国で発表されたばかりのゴルフⅦベースのバリアントなどを見学。



ミュージアムも見たいところですが、
なにしろ時間が無いので今回は泣く泣くパス。
適当にお土産を仕入れてクルマに戻ります。





途中、アウトバーンが事故で通行止めになっており一般道を迂回し、
さらに遅いトレーラーに捕まるもなかなかパスできる場所が無いなど
当初の計画より余計に時間がかかりましたが、
無制限区間では出来る限りアクセルを床まで踏み込み、
BMW 525dツーリングの性能上での限界速度の240km/hでブッ飛ばしながら
600km強の距離を6時間程で移動。
「ナマ」のドイツの交通事情を味わいながらドイツ北西部のニュルブルクの街を目指します。







そして無事、今回の旅のハイライトのひとつ、「ニュルブルクリンク」へ到着。
言わずと知れたニュルブルクリンクは自動車の聖地です。
この聖地を訪れた事実に、そしてニュルのコースを生で見て大興奮!
ちなみにこの日取ったホテルは南コースのホームストレート脇というロケーション。
上の3枚の写真は全てホテルの部屋、バルコニーから撮ったものです。







ホテルのレストランで食事を取りながらまたまたビールを頂きます。
この日も長距離を高速度で走り大変疲れましたが、
その分ビールのうまさが身体に沁みます。
やはりコースを望めるロケーションのレストランは出てくる料理のクオリティも高く、
じっくりと美味しい料理を頂けました。




























そして夕食後はホテルの地下駐車場を散歩。
PORSCHE 911(特にGT3ばかり)や現行GT-R、BMW M挙句はマクラーレンなどがゴロゴロ。
しかもそれなりに走り込んでいる風・・・
我がBMW 525dツーリングの隣にもフェラーリ458イタリアが・・・
えーっと、明日はこんなのと一緒に走るんですか!?
しかもコースはあの「緑の地獄」と言われるニュルブルクリンク ノルドシュライフェ!
興奮とともに少しビビリも入ります・・・

つづく。
Posted at 2013/08/14 21:00:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドイツ旅行記 | 日記

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